Momiji Cup 2024
みなさん、こんにちは!今回から1年間ブログの更新を担当いたします、27期の折笠静香と申します。KDSの大会実績や普段の練習の様子など様々な情報をお届けできるように頑張りますので、どうぞ温かい目で見守って下さい!宜しくお願い致します。
ご挨拶はこれくらいにして、本題の紅葉杯のブログに移ります。今回は、山田槇太郎さんと岩本啓汰さんに執筆していただきました。1万字以上の読み応えのあるブログになっております、是非最後までお読みください!
Table of Contents
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はじめに
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他己紹介
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大会前 ふたり
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大会 当日
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最後に
- Result
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1. はじめに
こんにちは!27期の山田槇太郎です!今回はペアのけいたと一緒に憧れのKDSブログを書かせていただく機会をもらえて非常に光栄です。ブログ執筆はこれが最初で最後かもと思い、つい書きすぎてしまったのですが飛ばし飛ばしでも読んでいただけたら幸いです。
お久しぶりです!同じく27期の岩本啓汰です!
ブログを書かせていただけるのはエリザベスカップ以来だと思うと、感慨深いものがあります。僕たちの大会日記を楽しく読んでいただけるとありがたいです。
2. 他己紹介
今回は二人の魅力をいろんな角度で紹介したいなと思い、ペア同士の紹介だけではなく他のKDSの方にも協力していただきました!
(1)しんたろう
①けいたver
しんたろうとは、KDS以外でもテニスサークル(もう二人とも辞めた笑)に一緒に参加していて、なんだかんだ共通項は大会前からあったと思います。しんたろうは、人見知りしないタイプなのかなと思います。僕は超人見知りなので、何度か話したり、何回も練習する事で、相手との空気感で自分の本性をどこまで曝け出していのかのラインを測っているのですが、しんたろうは比較的に表裏なく、後輩先輩関係なくみんなと良い仲を築けているように感じます。めちゃくちゃ羨ましいです。また、しんたろうの持ち前の人当たりの良さを生かして他のインステの人たちとも仲を広げていて、すごいなと感じています。あと一個言うと、左利きなのもカッコよくて羨ましいです。(?)
さらに、しんたろうは、はっきり自分の意見が言える人だなと感じています。僕がおかしい事を言っている時や、やばいボケをしている時に、ばっさりツッコミで切ってくれます。いつも助けてくれてありがとう。笑
ディベートの時も、それがうまく良い方向に活きていると思います。プレパの時も、僕の論の方向性がおかしいときはしっかり「それは厳しいって」とばっさり切って、より強い論の方向性に軌道修正してくれる事が多いです。特に、BP Closingでの、Openingを抜く方向性の考え方は、しんたろうのidea出しと、Openingで話されていない、抜け落ちている部分の洗い出しが巧いなと思っていました。この大会で組むまでは、ここまで話す事もなかったので、性格とか考え方もそこまで理解していなかったですが、この大会を通して、勝手ながらしんたろうとはより仲良くなれたと思っています。なれたよね?笑これからKDS同期として、仲良くしてくれ!そして、一緒に上手くなっていこう!
②ゆうとver
KDS27期トゲトゲキャラのしんたろ君の魅力を語っていきます。
まず彼は兄貴肌なところがあります。道に迷いやすい僕を目的地まで導いてくれたり、モーニングコールしてくれたり、料理の仕方を教えてくれたりと色々とお世話になっています。行動力があってクラスでもみんなに頼られています。またフレンドリーで誰とでも仲良くなれるのもしんたろのすごいところだと思います。その一方で、とてもさみしがり屋さんです笑。一時、会うと毎回「今日夜電話できる?😢」と聞いてきました(しんたろはグループ通話してると高確率で寝落ちします笑)。優しいところも魅力ですね。前に僕が体調を崩して学校を休んでしまったときには心配して連日連絡してくれたり、大会の応援に来てお菓子を差し入れてくれたりと、たくさん優しさをもらっています。また彼は面白い人で、僕がきれいな景色の写真を撮っていると毎回映り込んできます笑(しかもめっちゃどアップw)。それもあって僕の写真フォルダはしんたろの写真で溢れています。しんたろにはごめんなんだけど、しんたろの高度すぎるボケをみんなが理解できず(あるいは気付かず)、なんとも言えない雰囲気になるときシュールすぎて思わず笑ってしまいます。しんたろといると笑いが絶えないので、しわが増えそうです(幸せ皺ですね)。あとしんたろの高校時代のエピソードがぶっ飛んでいて個人的に好きです。ディベーターShintroは熱意溢れる情熱ディベーターです。スパーに誘ったら、必ずといっていいほど来てくれるし、ほぼすべての大会に出場し、常に高いモチベーションを保っている彼にはいつも刺激をもらっています。最近はジャッジとしても頑張ろうとしているらしくて、僕も見習わなきゃと思っています。彼は特にクロージングのメンバーが上手いです。上に強いチームがいてもメカの詰まったクレイジーエクステンションを出して、アッパーを取っていくので、本当にすごいです。ただスピーチ中の彼の写真を見ると、なぜかいつも苦しそうな表情をしています笑(もっとリラックスしていいんだよー😢)。
p.s.ざかんでぶちかまそうな!
最後に、授業から昼休み、サークルまで一緒にいてくれるしんたろには、ほんと感謝しかないです。いつもありがとね。これからも仲良くしてね。
(2)けいた
①しんたろうver
190cm超の高身長であるがために近寄りがたい印象があるけいたですが、実は本当にやさしくて笑顔の絶えない人なんです。僕が弱気になっているときはポジティブなことを言って励ましてくれますし、僕のしょうもない小ネタやボケをしっかり拾ってくれます(笑)。そしてことあるごとに満面の笑みを浮かべて周りの雰囲気を柔らかくしてくれます。また、けいたはフッ軽です。ラインにすぐ反応してくれたり、僕がプレパ練やスパー練に誘うと忙しい時でも時間を見つけて付き合ってくれたりします。けいたが第二外国語のテストを前日に控えて徹夜をきめようとしていたときに、僕は何も知らずにプレパ練の誘いをしてしまいましたが彼は快く承諾してくれたなんてこともありました。(約束の時間になっても既読がつかず、電話にも応答がなかった彼はしっかり寝落ちしていました。テストは大丈夫だったのでしょうか?)そして、けいたはディベートになると低いエエ声で安定したクオリティをオールウェイズ出してくれます。オープニングハーフでは1stスピーカーとして確実にインパクトまで落としてくれますし、クロージングではWhipとしてbench to bench comparison()だけでなくメンバーの僕が出し切れなかったニュアンスやexampleまで埋めてくれます。そんな彼ですが、ディベートの時の紙の消費量が半端ないです。Whipのときは15枚くらい使っているんじゃないでしょうか笑。しかも、毎回読み終わった原稿を床や空いたスペースに置いていくので、彼がスピーチ中に大量の原稿の中で迷子になってどかした紙の中からメモを探している光景をしょっちゅう見ます。けいたの人柄や魅力を知っていただけましたか?是非愛嬌たっぷりのけいたとたくさん関わってみてください!
②松尾さんver
けいたについて紹介します。まず、けいたは非常に背が高いです。公式サイズは忘れましたが、KDSの中でも高身長のCPMよりも背が高いと言えば、けいたに直接会ったことがない人でもその巨大さが想像できるでしょう。けいたの高身長エピソードを一つ。けいたは夏休みごろ突然青髪になって来たのですが、僕は最初そのことに気づきませんでした。なぜなら背が高すぎて、僕の視界にけいたの頭が入ってなかったから!(僕が小さいのではなく、けいたがでかい。)けいたにこれから会う予定がある人は、そのサイズに圧倒されないようシークレットブーツを履いてくるのもいいかもしれないです。また、けいたは椅子に座りながらスピーチをするのですが、その理由も、立ったまま机に置いた原稿を読むのがしんどいからだそうです。不思議ですね。しかし、けいたが大きいのはサイズだけではありません。器も非常に大きいのです。生意気な後輩どものように身長マウントをとってくることもなく、菩薩のような目でいつも友達を見つめています。秋Tでけいたと組んだときも、彼の落ち着き具合には非常に助けられました。モーションが出たら毎回「何言えばいいと思う?」って聞いてくる先輩を見捨てずに頑張ってスピーチしていて、すごくいい子だと思いました。そのほかにもけいたには、テニスをしてからKDSにくる、空きコマには家に帰って寝る、たくさんバイトを掛け持ちしているなど、不思議な習性がたくさんあるのですが、長くなりそうなのでこのくらいにしておきます。けいたがどんな文章を書いてくれるのか、とても楽しみですね!!!
3.大会前 ふたり
しんたろう:
まず、ペア結成に至った経緯について書こうと思います。僕がけいたを誘った理由は、けいたのディベートへの熱意でした。個人的にここ最近満足いく結果を出せておらずなんとしてもここでいい成績を残したいと思っていたので、けいたとなら高い目標を共有して互いに切磋琢磨できるかな、と思いました。またけいたとはkds以外に同じサークルに入っていたり、僕の人生初ラウンド練のペアだったりと、接点が多いので一度組んでみたいなーと思っていました。今回はオープンブレイクを目標として、秋Tが終わった10月末~11月くらいに練習を始めました。僕たちはまだBPという形式に順応できておらず、openingだと15分の準備時間ですぐにスピーチしなければいけないことやBP特有のエクステンションなどの要素に苦戦していたので、最初の方はプレパ練やラウンド練を重ねてBPにもっと慣れて行くことを優先しました。その後は自分でマターや音源を研究したり、先輩にスピ練を見ていただいたりして個人のレベルアップを図ったほか、ラウンド練だけでなくスパーにもできるだけ参加してチームとしての課題を一個ずつ埋めていこうとしていました。
けいた:
元々、僕はこの大会に出る予定はなかったです。そもそも、組む相手がもうすでにいなくなってしまっていた事と、あまり自分に自信がなかった事が原因だと思います。ですが、アプリケ締め切り直前にしんたろうから連絡が来て、組む事になりました。僕にとっては願ってもない事で、すぐに了承の返事を送りました。そこからは、かなりの回数練習を積んだと思います。しんたろうは、オープンブレイクをまず第一の目標に置いていたと思いますが、僕はそこまで本当にいけるのか?と自信がありませんでした。ですが、何度もラウンド練やスピ練を重ねるにつれ、僕にも多少の自信がついてきて、オープンブレイクが夢のまた夢の目標ではなく、目と鼻の先まで来るぐらい、練習ができていたと思います。しんたろうとは、そもそものディベートの考え方の基盤が違ったように思います。僕は、ディベートの前提から考えて、論の方向性を考え、インパクトまで落とすタイプで、しんたろうは、先にどこにインパクトを落とすか考えると言った、思考の基盤が異なっていたと思います。練習の時には、先にインパクトから考える論の立て方に慣れるのに苦労しましたが、大会本番の時には二人で一緒のインパクトが思いついているぐらいには練度を上げていたと思います。しんたろうから誘われていなかったらMomijiに出ていなかったと思うとぞっとします。本当に誘ってくれてありがとう。
4.大会当日
~1日目~
けいた:朝、日吉に早く行って、お手洗いが最も近く、かつ広い教室を取りに行きました。僕はMonsterを飲んでいたのですが、しんたろうもZoneを飲んでいて笑いました。また、オンライン大会のため、Zoomに入ってOpening Ceremonyに参加する形式だったのですが、Zoomの妙にやられ、ミュートを外したまま参加してしまうという失態を犯しました。超絶恥ずかしかったです。この形式のミスは僕らだけでなく、同期のだいき、くろはるペアもやらかしていて、めちゃくちゃ面白かったです。また、このミスは1日目だけでなく、2日目もやってしまいます。Zoom、どうにかしてくれ(?)
・Round1( OO,1st)
Motion: This house would restrict voting rights to individuals who passed a general political knowledge test.
しんたろう:オープンブレイクするにはほぼ毎回上位を取らなければならなかったので、ここまで結果が求められる大会を経験したことがなく、今までの大会で一番緊張していました。僕はだれかと会話していればほぐれていくタイプなので、ペアのけいたと雑談しながら待っていました。練習の時はクロージングのほうが成績が良かったので、ドローが出たときははじめからオープニングを引いてしまってきついなーと思っていました。モーションは割とよくありがちなもので、プレパの15分で大体自分たちのBOPやクラッシュが洗い出せたので自信をもってスピーチできました。CGに勝てているか微妙でヒヤヒヤしていましたが、1位だと分かった瞬間二人でハイタッチしました。間違えて利き手の左手で全力ハイタッチをしてしまい、手がジンジンしていたのを今でも覚えています。個人的には、インパクトのインポータンスが抜けてしまいがちなpoliticsモーションでpoorな人にとって何がどう良くなるかまで示しきれたので、ある程度満足できるラウンドでした。
しかし、この時僕たちはモーションもドローもやさしめなR1で一番勝ちやすいOOを消費してからトップラウンドに入ってしまう恐ろしさを知らなかったのです…
・Round 2( CO,4th)
Motion:This house believes that developing countries should privatise their railway service
けいた:2ラウンド目は、発展途上国の鉄道サービスを民営化するべきかどうかという論題で、COでした。最初僕はこのモーションで何を言えるのかあまりピンとこなく、しんたろうのideaに乗っかる形でした。しんたろう、ありがとう。笑大会前の練習ではよくクロージングの練習をしていて、アッパーに行ける割合も高く、割とクロージングというポジションに自信を持っていました。ですが、R1で一位を取った影響でトップラウンドに入ってしまい、上手いオープニングへの勝ち抜き方が見えず、四位を取ってしまいました。Whipスピーチで、他ベンチとのコンパリの比較軸が見えず、思ったようにスピーチができなかった印象でした。スピーチが終わった段階の手応えで、ロウワーに入りそうだった為、「トップラウンドに入ってしまったのだから仕方ない」と、もうすでに次のラウンドへ気持ちを切り替えていました。笑
・Round 3( OG,2nd)
Motion:This house believes that educators should teach children to be collectivist rather than individualistic
けいた:3ラウンド目は、やった事がありそうでないモーションで、子供が全体主義になる事と、個人主義になる事のどちらが良いかというものだったと思います。OGで、僕はラウンドの一番最初のスピーカーだったため、R3まで来たものの、まだ緊張する部分も多かったです。R2で4位を取ってしまったものの、うまく切り替えられていて、二人とも脳をクリアにして考えられていたと思います。子供ってそもそも個人主義であるというframingから、論を立てていき、なんとかクロージングに抜かれず、二位を取れました。一位を取れるラウンドだったと思うので、横を潰したかったです。ブレイクを目指す上では苦しい順位でしたが、R3が終わった段階で5点はまだ耐えてるよな…という心情でした。とにかくR4でもアッパーに行くしかない!!という感じでした。
・Round4( CG, 2nd)
Info: In the US, government funding for specific religions has traditionally been prohibited based on the constitutional principle of separation of church and state, as well as concerns about fairness to atheists and adherents of other religions. However, recent Supreme Court rulings have shifted this perspective, viewing state restrictions on public funds for religious purposes as unconstitutional. Notably, the Court ruled in 2020 that a Montana law prohibiting scholarships to religious schools violated the Free Exercise Clause, and in 2022, it deemed Maine’s refusal to provide public funding to religious schools unconstitutional.
Motion: This house regrets the US Court decisions expanding funding to religious education, reallocating resources away from secular education
しんたろう:5つのラウンドで9ポイント以上、できれば10ポイントが欲しかった僕たちはR3終了時点で5ポイント獲得しており、アッパー(2位以上)を取らないと大分ブレイクが厳しくなると思って気合を入れてこのラウンドに臨みました。しかし、ポジションは僕が一番苦手なCGで、モーションもエバグリなどで苦い経験がある宗教系でした。モーションが非常に難しかったので自分たちが出す論を考えるのに精いっぱいになり、オープニングハーフの展開が全く頭に入ってこずに混乱してずっと弱音を吐いていた記憶があります(けいたほんとゴメン🙏)。宗教系モーションのオープニングはインパクトが落ち切らずにふわっとしてしまうことがよくあるので、できるだけintuitiveなインパクトが最後まで落ちるようなextensionを出そうと意識しpoor familyの子供やマイノリティの子供をアクターにして、宗教学校へのファンドが増えその他の学校へのファンドが減ることで奨学金の配分が変わり、宗教学校に入学してしまう貧しい家庭の子や、そもそも差別などで宗教学校には通えないマイノリティの子がちゃんとした教育を受けられないと将来の選択肢が狭まるというところまで示そうとしました。しかし、自分の論で非宗教学校にいく経済的障壁がどの程度が示しきれず、デルタがどこまで出ていたか不明だったので納得いかないままラウンドを終えました。正直4位ではないもののオープニングハーフを上回っている自信が全くなく、モヤモヤしたまま一日目を終えました。一日目の想定ポイントは6で、全く満足できるものではありませんでしたが、けいたと「R5で1位を取れば問題ない!」と励ましあっていました。結果的に僕たちのデルタが出る部分のメカが薄かったためOOは上回れませんでしたが、相手サイドでなぜマイノリティがユニークにハームを受けるメカの部分と、エンドインパクトの深さの部分でOG・COには勝てたので2位を取ることができました。
1日目終了後ガン萎えしている人たち(しんたろう、KK、YH)
~2日目~
しんたろう:一日目は超絶早起きをして日吉の大きい教室をとってくれたスーパーけいたでしたが、彼のスーパーぶりはこの程度では収まりませんでした。日吉の教室が日曜日は開いていないので、カラオケに行くために8:30に日吉駅集合の約束をしていましたが、6:30に到着予想時刻を伝えたLINEに1時間既読がつきません。ただLINEを見ていない可能性もあったため、一旦電話をかけてみましたが出る気配が全くなく彼の寝坊を悟りました笑。その後、15分か20分ほど電話をかけ続けてやっと起きてくれましたが、その頃には彼のLINE電話の着信音である「海の幽霊-米津玄師」のサビをごまんと聞かされ、すっかりこの曲に嫌悪感を抱くようになりました、、、
けいた:確かに、2日目はスーパー過ぎました。 1日目、大会が終わって早く寝れる余裕はあったのにもかかわらず、夜更かししてました。しんたろうに起こされていなかったら、そして家が近くなかったら、レジに間に合っていなかったかもしれないです。そう考えると僕の行動は愚行すぎていました。今度から着信音、海の幽霊から変えておくね。笑
・R5( CO,3rd)
Motion:THR the emphasis on a moral obligation of children to take care of their parents
けいた:1日目は日吉キャンパスを使えたので日吉でやっていたんですが、2日目は使えなかったので、朝からカラオケに行き、R5に臨みました。僕は1日目の朝と同様にモンスターを飲み、しんたろうはzoneを飲んでました。カフェイン摂取コンビです。笑 R4の手応えがあまりよくなく、R5でアッパーを取らないとブレイクはほぼ無理という状況だったため、それなりに緊張していました。(しんたろうはしてなかったかも)1日目の調子はオープニングの方が良かったため、オープニングがいいなーと勝手に考えていましたが、引いたのはCOでした。どのポジションであれアッパー取らないとブレイクは無理だと考えていたので、やるしかないか、といった感情でした。このラウンドでは、オープニングのクラッシュに関わらずオポベンチで立てられる論を立てきり、比較までしたつもりでしたが、Impactまで落ち切っていないという痛恨のミスをしてしまい、三位をとってしまいました。ジャッジの方のRFDに納得できる部分しかなく、三位であることも納得できたため、ある意味吹っ切れていました。スピーチ終了時点でカラオケの時間が過ぎていたため、別の場所に移動を始めていました。ブレイクの望み薄の状態で、RGF頑張るかなどと、励まし合いながら、ブレイクが無理であることをなんとなく察していたため、お通夜の雰囲気が流れていました。笑
しんたろう:ラウンド中にオープニングの2チームとも抜けるポテンシャルがある最高のエクステンション(このナラティブがあるからこそ介護に関する情報が皆に行きわたり、介護の負担自体が軽減されること)を思いつき、割と自信をもってスピーチできたのですが、客観的に自分のスピーチ内容をみて必要な要素を洗い出していくことができず、一番大事なインパクトを真面目に立てずにガバベンチへの反論をメンバースピーチに入れるという愚行をしてしまいました。勝ち筋がちゃんと見えていただけにブレイクの可能性を自分のせいで消してしまった感覚があり、OA後は本当に悔しさともう一回スピーチさせてほしいという気持ちでいっぱいでした。
・BA
けいた:BAは、日吉キャンパスの青空の下でR5のOAを聞いた後、武蔵小杉のカラオケに移動して、参加しました。1日目の手応えが思ったより芳しくなく、SilentのR4の手応えは終わっていたため、まずオープンブレイクは無理だろうと思っていました。ルーキーブレイクして、ルーキーGFにいければいいなと話していました。同期がぞくぞくとオープンブレイクして行くのを見るのはかなりしんどかったです。ですが、なんとオープン12位(最下位)ブレイクしている事が分かり、カラオケの中で二人で叫んでしまいました。 チーム名は、僕ら二人が好きな「アオのハコ」という漫画の一節から取っていたのですが、それがBAのスライドに表示され、慶應のマークが見えた瞬間、僕らがブレイクしたとわかり、本当に驚きました。今でもその光景は思い出せます。しんたろうは、腰が抜けたようにカラオケのソファに倒れて、僕も茫然自失の状態でした。笑
しんたろう:僕たちの持ち点がサイレントラウンドを抜いて6ptだったのに対し、ルーキーブレイクの1位が8pt・4位が6ptでしたがその中に僕らの名前がなく、詰んだと思っていました。だんだん情けなくなってきてZoomのスライドを見ることさえしていなかったんですが、急に12位で呼ばれて思わず叫んでしまいました。ブレイク落ちしたならカラオケでも歌おうと心を切り替えていたところだったので、逆にPre-SFのドローやモーションリリースの時間があっという間に公開され、ふわふわして集中するどころではありませんでした笑。
・Pre-SF(OG, Advanced)
Info:For the purpose of this debate, Momijection refers to an advanced biotechnology that safely and immediately removes sexual desires and errogenous zones. The effect is permanent and irreversible.
Motion:Assuming the existence of artificial uterus that allows us to create children without sex, This house would mandate all individuals to undergo Momijection.
別のカラオケに移動した後、BAでまさかの大逆転最下位ブレイクしたことがわかり、喜んでいたのも束の間、Pre-Semi Finalsが始まり、このモーションでした。OGを引き、割と言いやすく、それでいて強い論として、sexual desireのある男性により性被害などのharmのある女性を守るstanceを取りました。また、OOとの比較で、パートナーがいる人は支えてもらえるけど、OGの守りたいactorは、支えてくれる人がいない、それがやばいといった比較をしんたろうがしてくれ、かなり気持ち良いスピーチが僕もしんたろうもできたラウンドだったと思います。しんたろうも、「今までで一番気持ちいいスピーチしたわ」と言っていて、上に上がれそうだなという感覚でスピーチを終えました。結果、無事Semi Finalsに上がることができてかなり嬉しかったです。この時点でまたカラオケの時間が来てしまい、日吉キャンパスに戻り、青空ディベートをするつもりでSemi Finalsまでの時間を過ごしていました。トイレに行くのにも日吉キャンパスの中庭から駅まで行かないといけなくて、かなりしんどい状況でした。笑
・SF (CG, eliminated)
Info: In recent years, there has been a growing social norm that the ability to make an effort itself is a talent. This implies that those who can make an effort have this talent, while those who lack the talent to make an effort from the beginning will find it difficult or impossible to do so. Additionally, these claims are sometimes accompanied by some scientific evidence. Motion: This house opposes the social norm that effort is a form of talent
武蔵小杉のカラオケもPre-SF終了後に混雑のために追い出され、大分お金を消費してしまった僕たちは、これ以上カラオケに行くことも新たにレンタルスペースを借りることもせず、何の建物も開いていない日吉キャンパスに戻ってきたのです。そんな経緯で青空ディベートで(日が沈みかけていたためどちらかといえば空はオレンジでしたが、、、)セミファイナルに挑んだ僕たちでしたが、歯がガタガタ震えたり手がかじかんでしまったりと大分寒さにやられてしまいました。また、OGがR4,Pre-SFで当たり強さを目の当たりにしたペア、OOがぶっちぎりで1位ブレイクしたKDS同期の某Rがいるところで、COは同期から強かったと聞いていた上位ブレイクのペアだったので、ドローを見た瞬間に苦笑いしてしまいました。ちょうど大会直前にラウンド練で似たようなモーションをやったので、強いケースやどうやってコンパリするかまですぐに思いつくことができました。このモーションを出して、その上丁寧にフィードバックをくださったTさんには頭が上がりません。オープニングでやりたかったなぁと自分たちのドロー運の無さを恨みつつ最善を尽くしましたが、OG(特にDPM)の論ときれいに被ったためextensionのユニークネスをだすのに苦労し、そしてコンパラティブに話すことが上手くできずにcfが薄くなってしまい、ここで敗退となりました。
5, 最後に
けいた:春から約10か月間やってきた練習の成果が出た様な、そんな大会だった様に感じます。BPの形式は個人的には好きな形式で、その形式の一年生大会でここまでの結果が残せたのは、今まで練習相手になってくれた同期やディベートの基盤を教えてくださった先輩方のおかげだと思っています。また、今大会でたくさんの練習を一緒にしてくれたしんたろう、本当にありがとう!しんたろうとの練習や本番の大会を通して、ディベートが楽しいって事をまた思い出せたと思います。今後、一年生として参加する大会には、Asian形式が増えてくると思いますが、形式が変わっても結果が残せる様に頑張ろうと思っています。なので、これからも対戦相手、そしてディベートの技術を磨き合う相手としてKDSのみんなにはお世話になると思うので、よろしくお願いします!!
しんたろう:今回の紅葉杯は「BP一年生最強決定戦」と銘打たれた大会だったので、そこで目標通りのopen break、そしてSFまでいけたので本当にうれしかったのと同時に、自分のタブやGFで活躍しているKDSの同期3人を見てもっと上を目指さなきゃなーと思いました。そしてこの大会を通じてBPを練習していく中で、このスタイルの魅力に気が付きました。9月までNAキッズだった僕ですが、一つのモーションをいろんな角度から分析して論を深めていくBPの魅力にすっかりはまってしまいました。12月でいったんBPシーズンは終わってしまいますが、来年がもう楽しみです。また、僕の練習を見て下さった先輩方に感謝したいです。こんな非帰国未経験の赤ん坊ディベーターをラウンド練外でも丁寧に指導して下さり、そして大会中にナヨナヨしている励ましていただいたりと本当に頭が上がりません。本当にありがとうございます。そして、僕が萎えたり怠けているときに励ましてくれた同期のみんなにも感謝を伝えたいです。僕が疲れて怠けているときも休まずに練習し、結果を出していくみんなにとても刺激を貰いました。ありがとう。そして紅葉、とうきょうみに、Tokyo Miniで組んでくれたけいたには本当に感謝しています。イニシャルのチーム目標はすべて達成でき、そしてなにより本当に組んでいて楽しかったです。ブレイクやチームプライズが全部最下位で、ギリギリだったのも僕たちらしいのではないでしょうか。また今度組みたいね!
6.Result
~~Motion Make Quiz Result~~
~Day 2 Champions~
・Nanako Kubota
・Yuto Hirata
・Ryuki Iida
・Keita Iwamoto
~Best Adjudicator~
・3rd Taisuke Yoshimura
・5th Ryuki Iida
・Best Novice Speaker
・5th Shintaro Yamada
・8th Keita Iwamoto
~Open Best Speakers~
・2nd Rei Ozawa
・6th Katsuyuki Koike
・7th Yuto Hirata
・13th Hirofumi Miki
~Novice Grand Finalist~
・Frozen hunny(Riho Ubukata, Yuta Tomizawa)
~Open Pre-Semi Finalist~
・Free Verse Poets (Haruki Okada, Hirofumi Miki)
・mimisbrunnr (Aya Kato, joint)
~Open Semi Finalist~
・一番に会いたい人がいる(Shintaro Yamada, Keita Iwamoto)
~Open Grand Finalist~
・れいちゃんときんちゃん(Rei Ozawa, joint)
・梅子と練習担当はトレードオフ(Katsuyuki Koike, Yuto Hirata)