Nagoya Debate Open 2024

皆さんこんにちは!!最近は急に暑くなってきましたね… 夏が始まった感じがします!さて今回は過ごしやすい気温の中開催されたNDOについてのブログを中西由香里さんに執筆していただきました。Rookie Championという素晴らしい結果を残した彼女の大会の様子をご覧ください!


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1, チーム名の由来

2, 大会

3, 終わりに


名古屋で2泊3日しました。ひつまぶしも食べてきました。

 

1, チーム名の由来

チーム名はTeam Crucioで出ました。ハリー・ポッターの大ファンなら分かると思いますがCrucioは“Unforgivable Curse”の一つで相手を苦しめる呪文です。冗談で、相手のチームに強く見せる方法は何だろうと考えていた際、Team VoldemortやTeam Avada Kedavraも候補に出ましたが、美羽の提案したTeam Crucioが一番インパクトがあったのでそれにしました。でも自虐のチーム名です。私たちが苦しめられていました。

会場では一人だけ呪文の意味を知っている人がいたので嬉しかったです!

大会に向けてディベートのやる気を出すために、無印でお揃いのノートを買いました。それまでは裏紙でやっていたのですが、過去のディベートを見返せるノートを作ることでディベートの仕組みを思い出しやすかったです。

 

2, 大会

R1 Gov- Lose

THBT being a victim of child abuse should not be a mitigatory factor in trials.

 

先輩の茂木さんのいるチームに当たって緊張しました。

相手チームの最後のスピーカーが私たちの方を向いて反論をズバズバしてきたので怖かったです。負けました。

R2 Opp-Win

THW allow corporations to refuse to provide services to LGBTQ customers on the basis of religion.

 

Practical vs principle のディベートでした。

ジャッジがメモをほぼ取らずにじーっと見てきたので、「価値のあることを何も言えてないのかな」と不安になりました。

普通ジャッジは5分くらい勝敗を考えるのですが、その際のジャッジはディベートが終わってすぐ「もう勝敗は決まっているがトイレに行ってから教える」と言ったので私たちはさらに負けを確信しました。

しかしジャッジがトイレから帰ってきてOpp(私たち)に票を入れてくれました。その大会での初めての勝ちだったのでとても嬉しかったです。勝ちでしたがギリギリの勝ちでした。

主なクラッシュポイントは、practical vs principle とdiscriminationでした。Discriminationについて相手は結構攻めてきて、両サイドでdiscriminationが起こることは分かったが、比較が足りなかったのでどちらの方が深刻なのかが分からずデッドロックで終わりました。

残ったのはpractical vs principleで相手チームがこのクラッシュポイントにあまり積極的に反論しなかったので私たちの方に点が入り、この論で勝つことができました。

Veto : THBT social movement should actively denounce positive stereotypes associated to identity (e.g. Women are empathetic, black people are resilient and athletic)か

This House believes that prominent institutions in marginalized communities (churches, schools, community centres, etc.) should practice the politics of respectability.

どちらをVetoしたか忘れましたが、両方やりにくそうでした。

R3 Opp-Lose

論題が長いので簡潔に言うと、Matrix の世界にいて自分が偽の世界に住んでいると知らされたら、無痛の死を遂げられる黒い薬を飲むという論題でした。

Oppとしての選択肢は、黒い薬を飲まないのであればAIと戦うか、偽の世界であると知りながら生き続けるかの2択でした。

私たちは、死んだら何にもならない、偽の世界だったとしても人を愛したりすることはできるので生きる価値はある、本当の世界と間違えるくらい上手くできている世界なら本当の世界と質は変わらないという方向性で行きました。

途中まではいい感じでディベートが進んでいたのですが、相手から「本当の世界で生きることはそんなにいいことなのか」という話が出て崩れました。相手チームは無痛の死を与えられるという点でexclusiveだと言い、さらに崩されました。

負けました。

R4 Gov- Win

THW introduce communal child rearing.

Communal child rearing is the system of raising children as a whole society. In this system, biological parents lose parental right to their children, and the communities give necessities of lives, education and money for independence etc. to all children equally. Also, parents and children live apart, and don’t keep special connection to each other.

相手チームを見た時から一気に自信がなくなりました。相手が完全な社会人チームだったのでこれは負けると思いました。

相手は知識が豊富なので、様々な事例を引っ張り出してきました。親が子供を産むインセンティブが減り少子化につながるという点を相手に言われるのが怖かったのですがそれをあまり深く相手が言わなかったので良かったです。

これはサイレントラウンドだったので結果を知らされずに帰りました。会場から離れれば離れるほど勝敗にそこまでこだわりを持たなくなりました。コンビニでアイスを買い、みんなでホラー映画を観ようとしていましたが、Airbnbの鍵を持っていなかったのでみんなの帰りを蚊に刺されながら待っていると、ゆうきが結果発表を開き、私たちがRookieの決勝に行ったことが分かりました。とても嬉しかったです!

その夜はコナンの図書館殺人事件の館長の不気味な顔を見て少しディベートの練習をし、寝ました。

Rookie GF Gov-Win

Due to technological advancement, the cloning of perfectly healthy human beings was made possible. These clones are as self-aware as human beings. You are the head of the organ farm, and you were only made aware of this now.

THW keep this a secret and continue the existence of the organ farm.

これまでのラウンドではOpenのチームとばかり当たっていましたが、決勝で初めてRookieと当たりました。

Practical vs principles に持っていき、勝つことができました。Practical vs principles はラウンド練でたいすけさんが使っていたので、大会で多用させてもらいました!

名古屋に来たからにはひつまぶしを食べたかったので、閉会式には行かず名古屋駅に帰りました。新幹線に乗る際に結果発表が見れて、優勝していてとても嬉しかったです。一番安心したのは、私たちのチーム全員のスピーカースコアが全く同じだったことです。私がチームの足を引っ張っていなくてよかったです。

美羽が決勝でベストスピーカーでした!!

 

元々仲がいい3人なので、ディベートで何でもズバズバ言えてやりやすかったです。ファーストスピーカーとリプライをやっている優希も、Whipで私たちの論をまとめ上げ相手チームと比較をする美羽もすごいと思います。ディベートの形式の中でAsianが一番好きです。BPは時間が長い上に、4チームの中で明白な順位がつくので避けてきましたがいつかはやりたいと思います。

3, 終わりに

ディベートは頭の体操と英語の勉強になるのでこれからも続けたいです。

ひつまぶしは値段が高かったけれど、おいしかったです!泊まりのディベート大会は楽しいです!