WAKABA CUP 2017

今回は、若葉杯一日目のブログを20期の康莉宝(かん・りぼん)が書いてくれました!✨元気いっぱいの彼女のディベート愛溢れる文章をお楽しみください〜!


こんにちは!一年生の康です。
今年の6月に、私は若葉杯という新入生用の大会に出場しました。今回の若葉杯は二日間に渡り、一日ずつ個別の大会という構造でした。私は初日に神戸大学で参加しました。

私は中高時代(渋渋)にディベート部に入っていて、若葉杯のことは先輩の活躍で知っていました。渋渋のディベート部に同じく所属していた宮下みつきに誘われ、今回若葉杯に参加しました。

みつきとは、中高時代に大会であんまり組んだことがありませんでした。しかし、高校二年生の時に初めて彼女ともう一人の3人で大会に出場することになり、ディベートを根本からやり直しました。半年も一緒に練習したからか、お互い苦手な論点やプレパ中の癖などなんとなくわかって、何よりディベートを楽しめました。一緒に出て、本当に良かったです(*´∀`*)ノ

若葉杯1日目

若葉杯1日目

若葉杯二日目

若葉杯2日目

大会の準備・練習

私が若葉杯の一週間前に行われたジェミニ杯に参加していたため、部内練習では一回しか試合をしませんでした。何年かぶりにメンバーの役割になり、練習試合も思ったようにいかなくて、当初は少々不安でした。

スケジュールが全く合わなかったため、個別での準備が特に重要になりました。私は最近心がけていることは、分野や論点にあえて注目せず、幅広い知識をえることです。もちろん、ニュースや新聞を読み、時事問題や古典論題についての情報収集も心がけています。しかし、欠点としては自分の興味関心や視野に入れている事柄についての知識ばかりが増えて、全く違うモーションが出た時に応用が効かなかったりします。そこで意外にもよく活用しているのが、フェースブックで流れてくる動画です(これだけに頼るのがいいと言うことではありません!笑)。いろんな動画の関連動画を見ていくと、いつしか全く別の話題のものが目に入ったりします。お菓子動画から、心理学についてのものに飛ばされたりします。そこで、興味があったら、インターネットで詳しく調べたりしています。別にディベートに直接役に立つかもと思ってしていることではないですが、これを活用することにより今まで無知だった様々な事柄について幅広く触れることができるだけではなく、それらにおける相互の関係性が見えてきたりします。例えば、 victim blaming (レイプなどの事件において加害者ではなく被害者の責任を問うこと)における心理学的学説となぜ人は迷信・誤診を信じてしまうかという一見対照的な事柄を結びつけて考えたりします。そのうえ、短時間でいくつも見れるので、オススメです!(笑)

ちゃんと会って一緒に準備をしたのは大阪に向かった大会の前日だけでした(笑)。電車に乗っている時や歩いている時など、少しでも時間がある時はとりあえず口頭でジェミニ杯の過去モーションや古典モーションのプレパをしていました。そこで、一番落ち着いて練習できると張り切っていたのが飛行機内だったのですが、席が離れてしまい、そこでもまた個人練習・・・ではなく、睡眠をとりました(笑)。ホテルに着いた時間が23時近くだったので、早起きして練習をするなど、ドタバタしていました。

そこで、準備して良かったと思ったのが、プレパの型です。何分刻みにやるべき目的を決め、余裕を持てるように15分以内に共同作業が終わるようにしました。そうすることで、口頭で話を進める際に、効率よくプレパができ、話の流れがわかりやすくなりました。

大会直前

上記の内容がもうほぼ大会直前なので、「大会直前」を「大会開始寸前」と拡張解釈します(笑)。大会やラウンド開始寸前にいつも考えることがあります。

とりあえず、相手が誰であろうと、全力で頑張ろう!

な〜んて、ちょっとカッコつけたことを貫いてます(笑)。
でも、冗談は抜きで、これは毎回意識していることです。「相手やばそう!強そう!やばいやばいやばい!!」と言う悪循環にはまっても、試合相手はもう決定しているし、むしろパニックになって焦っちゃうだけ。だったら、誰に対しても全力でぶつかって、砕けたら砕けたでまた学べばいい。とりあえず、ディベートを楽しもう!

な〜んて(笑)。まだまだ未熟なので、大したこと言えない康リボンでした(笑)。

大会

Round 1(government)
モーションは THW ban gun (銃を廃止する)でした。
このラウンドは、同じ論題が過去にジェミニで出題されたので、偶然プレパ練をしてありました。アクター分析(銃を持ちたい人と持ちたくない人)と事故死について特に注意しました。

Round 2(opposition)
モーションは THW introduce grade retention in compulsory education(義務教育で留年制度を導入する)でした。
学校の役割に注目し、子供の学力向上と社交性に分けて話を進めました。肯定派が学力を優先すべきで落ちこぼれていく生徒たちのフォローは補講では足りないと言ったことを否定側の私たちは逆に利用し、原級留置をするということは生徒たちのニーズを一般化し、一回受けて理解てできなかった授業をもう一度受けさせるに過ぎないという反論が一番ジャッジに評価されました。

Round 3(opposition)
モーションは THW introduce performance enhancing drugs in international sporting events(国際スポーツイベントにおいて能力向上物質を合法にする)でした。
一番苦戦した試合でした。能力向上物質の定義について肯定派・否定派で食い違いがあり、能力向上物質の効果の描写に勝利がかかっていました。イベントに参加している選手の幸福を追求するとき、どちらの世界の方が彼らにとっていいかの比較も重要になりました。

Round 4(government)
モーションは THW prohibit corporations from accessing criminal record of job applicants(法人が就職希望者の前科の経歴を見ることを禁止する)でした。
このラウンドは、犯罪者と法人の保護を天秤にかけ、犯罪に対する「罰」はあくまでも刑罰に止まるべきか私生活の根底までにも影響を及ぼしても仕方がないのかが中核でした。しかし勝敗を決める際に決定的勝訴となったのは、この論題において一番重要な論点とは言い難い犯罪者のリハビリでした。

結果

個人賞3位
チーム賞3位
でした。

個人的な反省としては、時間の使い方はもちろん、相手のアーギュメント重視のスピーチになってしまったことだと思います。メンバーとして反論をしなければならないのは確かですが、相手のマターを崩せても自分のアーギュメントを詰めきれてませんでした。うまくいったと思った試合でも、点数差は小さかったことに大きく反映していると思います。

また、練習があまりできないことが前提になってしまったのにもかかわらず、誘ってくれたみつきには感謝しかないです。若葉杯に参加したことで、ジャッジや先輩方からいっぱいアドバイスをいただき、ディベートに対するモチベーションも上がり、他大学の友達もできました。後日KDSの子達の大阪を観光したことで、部内の子達とも仲良くなれました。

最後に、ジャッジとして参加してくださった先輩方、ありがとうございます!本当にいい経験になりました!

他の入賞した人たちも、おめでとうございます!!もっといろんな人と組んで、一緒にディベートを楽しめたらなと思います。

チームも、個人賞も、3位!笑

チームも、個人賞も、3位!笑


りぼんちゃんありがとう〜!彼女とはジェミニで組んだのですが、熱心なリサーチ力とプレパ練を大切にする姿勢はとてもいいなと思います〜入賞おめでとう!!!これからも頑張って活躍してほしい〜!

以下が、KDSの実績となります✨

Wakaba Cup (24,25 June)

Day 1

3rd Best team: KDS D (Ribong Kang, Mitsuki Miyashita)
10th Best team: KDS F (Kazuna Kanegae, Hana Muramatsu)

3rd Best speaker: Ribong Kang

去年までは、青葉杯・若葉杯と開催される週が分かれていたのですが、今年は「若葉杯」という一つの大会名のもと二日間連続開催でした。場所も、神戸大学と大阪大学で異なりました。次回は若葉杯二日目のブログです〜✨