18th Elizabeth Cup
みなさん、こんにちは〜!
新学期が始まって早2ヶ月、皆さんお元気ですか?KDSはここ2ヶ月でたくさん新入生が入部してくれて、嬉しい限りです!
今回のブログは4月に入部してくれた24期の佐藤くんに執筆してもらいました。24期にとって大学に入って初めての大会ですので、ぜひみなさんに読んでいただきたいです!
それでは、どうぞ〜↓↓↓
こんにちは!今年の春からKDSに入部した佐藤遼といいます。今回ブログを書かせていただく貴重な機会をいただいたので、5月16日に開催されたエリザベス杯の振り返りを書きます。
Table of Contents
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結果
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雑感
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これから
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謝辞と余談
1. 結果
個人で6th Rookie Best Speaker、チームで9th Best Teamでした。実は、大会のコンセプトが「新入生がディベートに馴染む」なので、馴染むぜーくらいの気持ちで臨んでいてぶっちゃけ結果は期待していませんでした。その分114チームが出場する中で入賞できたのはすごく嬉しいことですね。中高時代別フィールドでやってたディベートでは、満足感と充実感をもって大会を終えた回数が多分片手で数えるほどしかなかったので、久々にその感触を味わってディベートのモチベが爆上がりしました。ディベートに新入生と上級生で組むというこの大会ですが、パートナーのあいこさんが頼もしく1stと3rdをやってくださったことで安心して自分のポジションに集中できたおかげかなと思います。
2. 雑感
- アカデとパーラが別ゲーすぎる!!!
中高6年日本語でアカデミックディベートをやってきました。同じ論題に最低数ヶ月程度、中高生大会の場合ほぼ一年中かけて取り組み、証拠資料を引用しながら議論を展開するスタイルのディベートです。ディベートを多角的に見つめたくて大学から英語パーラに手を出すぞ!とKDSに入部しました。なんならKDSがあるから慶應に入学しました。
まだ新入生のペーペーの自分がエラソーに長々アカデとパーラの違いをここで語るのはサムいので、練習試合を通して強く実感したパーラとアカデの違いや共通点について超簡潔に触れます。
(1)その場の思考で立てたい主張に説得的な理由や例を与えて議論を構成する頭の瞬発力が要求されました。アカデでもそうした論理力は、強い証拠資料を探しうまく使うところに要求されますが、それでも油断すると資料で言ってることに頼り切りになってしまいます。資料から「親離れ」し、自力で議論を作り上げる訓練は確実に自分の思考の幅を広げたと思います。
(2)ジャッジの判断枠組みも少し違っていて、慣れるのに苦心しました。(というか今も慣れようとしている途中です。)
第一に、パーラではジャッジが最初に議論を聞いた段階で選手に期待する立証の水準が低くなること。アカデでは立証の不備の指摘、つまり「ここ言ってないですよね」が結構強く取られがちで、なんならそれで押し切って勝てることもあるくらいですが、パーラの方が反証、つまり「その主張は違う/逆だ」という議論を立てることが強く期待されています。これが結構難しいですね。短時間でこれをやるにはもっと訓練してセンスを磨いていかないとと思います。
第二に、話し方に現れる自信みたいな、Mannerすらも判定の材料に入る点ですね。メモ用紙に落とされた議論だけで判定を下すアカデと比べると判定基準も結構曖昧になる気もするんですが、「一般の聴衆」を想定してるからしょうがいないよねーーーって感じで正当化しているのがパーラなんだということを学びました。良いとか悪いとかはないと思います。ここらへんは機を改めて詳しく検討したいですが、もっと経験と見識を積んでからですね。ともかく、そうした文化に触れ、もっと聴衆の心に響くスピーチをしようとこれからも頑張っていこうと思うようになりました。いいカルチャーショックです。
- 大会でモチベを持たせないと死んじゃう
入部前は毎週3回の練習皆勤してゴリゴリディベート力鍛えていくぜーという気持ちでした。ただ今回の大会で、大会というゴールを設定することで参加するモチベーションや集中力、練習試合後の復習の徹底さに歴然とした差が出ることを実感しました。自分はやっぱ継続して頑張り続けるよりも、短期決戦タイプなんだなと再認識しましたね。今回もメンバーが決まってから2週間の短期でしたが、あいこさんと話し合いながら、高い集中力でチーム力とディベート力を伸ばせたと思います。
3. これから
上にあるように大会ないと死ぬので、ガンガン大会出ていきます!色んな人と組みたいので先輩や、他大学の方でもぜひお願いします。もっとメカニズムをつめること、議論の際に最終的に「人」に落として描写する力をつけること、マターの知識も増やすことを中心にもっと精進します。まだまだディベート全然わかんねぇなーとは思いますが、そんな思いを抱えながら大学の間没頭していこうと思います。
4. 謝辞と余談
あいこさんありがとうございました!おかげでこの通りモチベも上がったし、たくさん学べました。あと寄稿の機会をくださったももかさんも、これを通して思考を整理し目標を再設定するきっかけになったのでありがとうございます。
余談:チーム名のKDS Distant Love、由来はなんでしょうか、、、?
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Distant=はるか=遼(はる)か と あいこさんの愛=Loveを組み合わせました。
Results of The 18th Elizabeth Cup
Best Teams
9th : KDS distant love (Aiko Kurano, Ryo Sato)