Japan BP 2023

今回の担当は、Japan BPでOpen Grand Finalist、Open Semifinalistに輝いたDoggy A (Yohei Horiguchi, Takushi Kobayashi)と三田祭とディベートはトレードオフ for real (Natsumi Sadaoka, Ryunosuke Gyotoku)の皆さんです。大会の感想を綴っていただきました!


Table Of Contents

当日までの流れ

1日目

2日目

Break Announcement

全体感想


 

当日までの流れ

Doggy (卓史)

お疲れ様です。書き手について知らない人が多いと思うので、軽い自己紹介から始めさせてください。私は2023卒の社会人で、私事で恐縮ですがつい先日会社のコンプライアンス研修を省エネモードで受講しました。その影響が少なからず文章に現れてしまっている、多少ジェネリックになっていることをお許し下さい。

本題について正直に告白すると、当日までの流れで書けることがほとんどなく。。。仕事の関係上、当日までにストラクチャルな練習時間を確保することができず、本番で調整しよう!!という流れになりました(良いディベーターは真似しちゃいけない)。まあ It is what it is. 

For real (隆之介)

夏美とは年末年始に開かれるWUDCで組んで出場するため、JBPそのものを楽しみにしつつ、ワールズ準備の一環として出ることにしました。これまでも何度かオンライン大会に挑戦しましたが、対面の国際大会は初めてでした!

ちなみにチーム名は去年の紅葉杯に出場した時の「三田祭とディベートはトレードオフ笑」を援用しました。今年は三田祭期間とJBPが被ったこと、チーム内でnail emojiがブームになっていることから「for real」を付け加えました。一気にギャル感ましましになったチーム名を掲げて、ブレイクできるよう頑張ろう!と意気込みました。

1日目

Motions

R1: THBT the rise of political social media influencers (i.e., Ben Shapiro, breadtube, Brett Cooper) has done more harm than good to democracy

R2: THR fashion and beauty as tools of gendered self-expression (i.e. wearing high heels, makeup, wearing of gendered clothes, removal of body hair)

R3: THR the emphasis on land settlements as reparation for colonial injustice

R4: In aging populations, THS government subsidized international matchmaking agencies

Doggy (卓史)

仕事中上司に、「絶対に働きすぎてはいけない!どんなに忙しくても、休息やリフレッシュを忘れないで!」 と頻繁に言われます。海外の某社で週60時間働いていたらしく、オーバーワークの怖さを身を以て体感している人の言葉は重みが違います。

僕は愚かにも、社会人になったらディベートがリフレッシングな趣味になるかなと思っていました。仕事と違うことをするとエネルギー得られるかなって。

確かにリフレッシングな効果は多少あるかもですが、体感仕事より疲れますね。4時間以上人の話をずっと聞くって、ナニコレ拷問?って感じでした。ハッツ・オフ・トゥー現役でバリバリやってる人たちや、昔の自分です。早く自宅の犬に癒やされたくなりました。



For real (夏美)

なんか全体的にモーションのバーデンが掴みずらくて苦戦しました、、

特にR4はなぜaging population?!なぜgovernment subsidized?!なぜinternationalマッチングアプリ?!っていう感じでプレパはめっちゃ混乱してました。でも結果的には2位1位3位1位でいい感じ(?)だったかもしれないです。

あまりわからないモーションでもケースを捻り出して頑張って立てる練習になったと思います。



Break Announcement

 

Doggy(陽平)

doggyチームはここから堀口が書かせていただきます!

ブレイクアナウンスメントは武蔵境駅の近くにある餃子が売りの居酒屋で見ることにしたのですが、そこの焼き餃子がとてもおいしくて1皿5個入りの餃子を何皿も注文してしまいました…またICUで大会が開催されることがあればあそこで飲み会をしたいと思います。

肝心のブレイクアナウンスメントについて、自分達のチームはR4をトップラウンドで過ごすことができたのでそこでよほどの爆死をしていない限りブレイクは出来るだろうと思っていたのでそこまで緊張は感じなかったですが、思ったよりも高い順位でブレイクすることができてうれしかったです。

ただ、それよりも夏美隆之介チームを含め一緒に飲みに行ってた多くのチームがブレイクをすることができたので、わいわいブレイクアナウンスメントを見ることができたのが良かったなと思いました。

For real (隆之介)

サイレントのR4が個人的に微妙だったし、これまで国際大会でボコられ&ブレイク落ちを度々経験してきたので、正直あまり期待はしていませんでした。半ば諦めつつ画面を眺めていると、8位にネイルの絵文字が…!しかもR4は1位だったので、夏美と思わず拳を突き合わせてしまいました。自分にとっては晴れてオープンブレイクを果たしたこともあり、とても嬉しかったです。

2日目

QF: THBT the Japanese government should restrict explicit content and themes in pornography that do not align with existing legal standards (ex. incest porn, child/underaged porn, bestiality/animal porn, rape)

SF: THS the doctrine of odious debt

GF: THBT the international community should categorize rhetoric advocating the Great East Asia Co-prosperity Sphere as hate speech

(info省略)

Doggy(陽平)

日本最高峰のBP大会というだけあってJBP本選はどの試合もヤバイ相手と試合をすることになり結構緊張しました。(予選で当たった相手も普通にやばかったけど)

初戦のQFではCGだったのですが、OGが堅いケースをちゃんと立ててくることは明らかだったので少しネタに走ったextensionを出したところ何とかとってもらえてうれしかったです。やっぱりネタextensionで勝つのがBPの一番の楽しみですね!

次のSFは因縁の夏美との対戦。夏美と隆之介はポテンシャル的には俺なんかよりも圧倒的に上だし、断然真面目なので負けてもおかしくないチームなのですが、そこはやはり先輩のプライドとして負けたくない相手です。特に夏美は大会前の練習で3連敗ぐらいしてて死ぬほど煽られていたので(自分も大人げなくバカ煽り返していたので同罪ですが)ここでも負けたらどうしようっていうプレッシャーの中での試合になりました。結果としては勝つことはできたのですが、結構カオスなラウンドになってしまい、正直勝った気がしない反省の多いラウンドとなりました。まあ勝ちは勝ちなので、煽りはするんですけど…

最後のGF、実は自分、2021年のJBPから毎回GFまでは行けるもののそこでクリアで負けるというJBPGF芸人となっていたので今年こそは勝ちたいなーって思っていたところ引いたサイドはCG。今年のJBPはclosingからのネタextensionがめっちゃ調子よかった事もあり、これは行けるかな~と思ったのですが、論題的にあんまりふざけたことを言えないこともあり、またOGのチームがとても強かったので今回も普通にGF敗退となってしまいました。来年こそはGF芸人脱出頑張ります(これが来年GFいけないフラグ建築にならないことを祈りながら。)

For real (夏美)

QFは強いチームだらけで突破できるか不安でした。特に自分はブレイクしても初戦で謎ムーブをして敗退することが多かったので、、

ただQFでは試合全体を見てクロージングからきちんとしたエクステンションが出せた気がします。あと最近、めっちゃウィップへのエクステンションの共有が雑いなって気付きました笑

隆之介優しいのとめっちゃ組んでるから伝えなくても良い感じにウィップしてくれるので気づかなかったんですけど、、

まじで伝える時間がない時は「スピーチ聞いておいて!」とか「なんかよくわからんけどこんな感じで頑張る()」とかめっちゃ曖昧な指示を出して振り回してるので、ワールズではちゃんとコミュニケーションとるようにしようと思います。SFはモーションむずいわからないってなって自爆したんですけど、後からジャッジの方に自信持ってもっとちゃんとエクステンションをメカナイズしてたら突破できたかもって言われて悔しかったです。よくない癖なんですけど、たまにラウンド中に諦めてしまって、へにょへにょうすうすスピーチをしちゃうんですけど、自信ないケースでも詰めれるようになりたいです。SFで最近バトってる陽平さんのチームに負けてしまったのがめっちゃ悔しいです。(実力的に敵わないのはわかってるのですが) 練習でたまたま勝った時に死ぬほど煽ってるので、JBP後も煽られました笑

(いつか大会で倒します)

全体感想

 

Doggy

(陽平)

ディベートを始めてはや5年、いろんなことがありましたがまだ自分がディベートを続けることができているのは多くの素晴らしい人たちと交流することができたからだと思います。(それ以外のコミュニティに所属してないってのもありますが…)今大会も様々な方々のおかげでとても楽しむことができました。

まずはゆうや、ICU周辺で大会やるときは家に泊めてくれてとても感謝してます!おかげさまで朝ゆっくり起きて十分な睡眠をとったうえでディベートをすることができました!

次に夏美、隆之介チーム、ワールズお疲れ様!毎回ディベートするたびにもうすぐ2人に抜かれるんだろうなーって感じて恐怖しているんですが、それが逆にディベート練習するモチベになってます!また練習とか大会とかでバッチバチにやり合いましょう!

最後に卓史!結構レジぎりぎりに誘うことになって、大会当日までそんなに練習できなかったけどやっぱ過去に何回も組んでるだけあってめっちゃやりやすかったです!俺のネタextentionについてきてくれてありがとう!



(卓史)

大学1年生の冬、当時WADの4年生の先輩に「将来はどんなディベーターになりたいの?」って聞かれて、「慎吾さん(KDSの先輩)みたいなディベーター」になりたい!って答えた記憶があります。今振り返ると、全くその夢に到達できず現役を終えてしまいましたが、慎吾さん目指して年1回くらいはスピ練を続けたいと思います。JBPのスピーカースコアなんか、大学2年の頃より低くて、悲しいですね。後輩の皆さんは、(僕の連絡先はほぼ見つけられないかもしれませんが、)提供ジャッジが必要でしたら僕と陽平に声かけてくださいね。またどこかの大会で会いましょう。

For real

(隆之介)

まずはペアの夏美に、いつもありがとう!ということを。僕がプレパ中に投げた完成度40%くらいのてきとーなアイデアを上手に組み立てて流暢なスピーチに載せてしまう、そんな見事な手腕を毎回発揮してもらって感謝しかありません。

今年のNDOでオープンリザーブ1位で終わって以来、憂鬱な気分で過ごしてきました(自分にとっては、チーム内で足を引っ張り続けていること、同期と比べて努力が足りないことを痛烈に自覚した大会でした)。今回ディベートを始めてからのひとつのマイルストーンにようやく到達することができて、ホッとしています。

より長期的/全体的な話は夏美が下でアツく語ってくれているので、ワールズブログに持ち越します笑

(夏美)

ワールズペアで1回もオープン大会、国際大会ブレイクしてなかった中でのJBPブレイクだったので結構テンション上がりました。この後にあったMonash Pre-WUDCでもESLブレイクすることができてとても嬉しかったです。

(JBPと関係ないんですけどブログ書くの半年以上ぶり(前回はカオスすぎるアジ橋ブログ)とかなのでなんかディベートに対する心情の変化的なことを書きます笑)

ディベート2年目になってからの1年間、ディベーターとして停滞しているというふうに感じてました。1年目の秋にNEADCでブレイクしてからオープンになり(心はルーキー)、オープンでは全く歯が立つはずがなく、ブレイク落ちスピーカープライズ落ちの連続でした(今もなお)。学年大会とかでは割と活躍できてたのが、オープン大会ではモーションわからないしみんな先輩強いしむりぽよよっていう状況になってて心はきょむきょむプリンでした。きっと知識が足りなくてメカが薄いから、知識をもっと入れないとって思って音源を聞いてまとめてみても秒で忘れるし、それに引っ張られてアーギュメントを出しても強強海外ディベーターのスピーチを再現できるはずもなくびっくりするくらい薄いアーギュメントが爆誕したり、、、

自分でもディベートの自信がなくなっていく中で新しく入ってくる一年生のエデュケ、部の運営をしていて、どんどん自己嫌悪のスパイラルに陥っていました(ぴえん)

まあそんなこんなでワールズ出るのにモチベが行方不明なのですが

そういう時にこそ、ディベートコミュニティの偉大さを感じることができて

励ましてくれたり、アドバイスをくれる人がたくさんいて、とても恵まれた環境でディベートできていると実感しました。

大会の結果よりも大会後の打ち上げが楽しみでディベートを続けることができています。

そろそろ勉強がやばくなってくるなかで、いつまでディベートできるかわからないのですが、自分もディベートコミュニティに恩返ししたいなって思います。

(JBPに戻るのですが)

隆之介、いつも私のわけわからないアーギュメントにツッコミを入れてくれてありがとう

そしてモーション知識を教えてくれてありがとう、、(無知すぎてごめん)

ワールズ頑張ろう!

陽平さん、たびたび煽る生意気な後輩ですが、面倒をみてくださりありがとうございます笑

いつか叙々苑奢ってもらえるように頑張ります(約束創出)





[Results]

Open Grand Finalist
Doggy A (Yohei Horiguchi, Takushi Kobayashi)

Open Semifinalist
三田祭とディベートはトレードオフ for real (Natsumi Sadaoka, Ryunosuke Gyotoku)

Open Best Speaker
6th Yohei Horiguchi