Gemini Cup & Tokyo Mini

今回の担当は、25期の茂木優人さんです。Gemini Cupでは見事Rookie Championに、Tokyo Mini でジャッジプライズに輝いていますが、それまでには失敗や苦労もあったそうです。ディベートへの向き合い方を熱く、赤裸々に執筆していただきました。


今回、9月にあったGemini Cup 2023と12月にあったTokyo Mini 2023に関して、まとめてブログを執筆させていただきます、KDS25期の茂木優人と申します。

Gemini Cupでは同期の久場港斗と山際啓瑞と組んでRookie Champion、Tokyo Mini では3rd Best Adjudicator&Open GFのチェアをやらせていただきました。

これだけ書くと、なんだか少しすごそうな印象を与えてしまいそうですが、むしろ今回のブログでお伝えしたいことは逆で、「内実はそんなに立派なものではない、けれど続けていると運を掴むこともある」ということ、「そのチャンスは存外万人に開けているから、今が上手くいかなくても、頑張ってほしい」ということを言いたいです。これを読んでくださる方々が、なにか日々を少しでも前向きに、でも無理はせず、自分を愛してあげながら生きられるような、そんななにかを伝えられればと願い、僭越ながら筆を執らせていただきます。

軽く自己紹介をさせていただきます。

執筆現在、僕は大学2年生で12月、もう少しで秋学期が終わりそうなところです。実はブログを書かせていただくのは2回目で、前回は2年生になりたての4月にKDO2023のコミとして1度寄稿する機会を賜りました。(KDO 2023 | K Debate Squad (keiodebate.org))このブログはその続編として、「非帰国生・高校ディベート未経験」という肩書きの人間が、この約8か月で何を思い、どういった経緯を経て今に至るのか、という点を、なるべく赤裸々に、等身大に伝えることで、どなたかの、特に同じ境遇・悩みを持つ後輩の参考になることを期しています。

広報の秋山様へ Geminiのブログ、この時期の提出となってしまい、大変申し訳ございませんでした。いつも迷惑かけてるのにこんな機会をくれて、みんなのために色々頑張ってくれて、本当にありがとう!


はじめに

ワースト、という言葉をご存じでしょうか。そう、何かにおいて悲しくも「最も悪い」ということを意味します。

僕は、4月の春T 2023にて「ワーストスピーカー」と、10月の秋T 2023にて「ワーストジャッジ」に輝いています。

春T(72位) ひたすらにWhipが分かりませんでした。

秋T(23位)パネルとして終始ディスカッションを邪魔していました。

あいにく、僕は失敗に慣れていることだけが取り柄なので、それでも平常運転を続けてのらりくらりとディベートに関わらせてもらっているのですが、名のある国内大会、実質的な全国大会において一番評価が低いという実績を、2部門で受賞してしまうというのは、客観的に見ればかなり辛いことでしょう。自分の失敗は努力・能力不足として受け入れられる僕ですが、先輩や同期、あるいは後輩がプライズを取ったり、嬉しそうにしている中、一緒にその喜びを共有できないのは、いや、共有できるような自信を持てないのは、なかなか辛いものはありました。

だからこそ、伝えられることがあると信じています。後田さんのブログ(http://keiodebate.org/blog/uadc2023/)の言葉を引用させていただきますが、「大会でのブレイクやスピーカープライズの経験などについて、あなたが思ったような成績を上げることができていないとしてもそれはあなた自身について何も否定し得ません。それはあくまでもある時点においての結果に過ぎず、あなたはその時点の自分よりも良いバージョンに変わることができるからです。」と、僕も思います。

冗長な前置きとなってしまいましたが、ディベーターとしても、ジャッジとしても、今回のブログの2つの賞を取る前に、人よりも凄惨な成績があったことを伝えたいです。

思うようにいかず、自分を認められなくなっている方へ、僕がいます。不幸自慢をする気は全くありませんが、多分僕の方が悲惨ですし、それならきっとあなたも、僕よりいい未来が待っています。


目次

1:Gemini Cup(主に振り返り)

2:Tokyo Mini(主に初級者BPジャッジについて)

3:個人的に伝えたいこと


二つの大会をまとめたこともあり、前回同様、ありえない長さになってしまいました。10000字を超えました。(追記:推敲してたら15000字を超えました。)

全部を読むにはなかなかな労力が必要だと思うので、大会内容をご覧になりたい方は1、2を、僕の考えに興味を持っていただける優しい方は3を読んでもらえればと思います。

1:Gemini Cup

同期男子3人で組んだきっかけは、けいすいが誘ってくれたことだったと記憶しています。2人のうちどちらかと組む経験はあったものの、この3人でのチーミングは初めての機会であり、わくわくしました。

しかし、その後の我々は極めて適当であった気がします。名前決めの適当さはさることながら(写真参照)、

結局「KDS E」だけどね

結局大会前にこのチームでKDS練に参加したのは2回だけであったように思います。とはいえ、LINEを見返したところ、参加した練習には真摯に取り組んでいたようです。チームワークや出せる論について、ラウンド中もラウンド後も積極的に意見を共有していました。我々はこの大会を通して終始「テキトーながらやるときはやる」感じでした。(良くも悪くも。)

その貴重な2回のKDS練のうち、大会前夜のKDS練は、1年生チームながらのちに※OpenQFに進むあつし・たいすけ・くぼななチームに敗北をしました。

内心、僕は彼らの強さや練習量を知っていたので、むしろ順当な結果だと思っていましたが、それでも僕ら3人はもっと気合いを入れなければ、という感覚を覚えました。

※すなわち、彼らはRookie Championという大層な称号を冠する我々2年生チームよりも、上位でブレイクを果たしています。すごい。

ちなみに、この「GeminiでKDS1年生がOpenブレイク、2年生がRookie Champion」という構造は奇しくも2年連続で起きているみたいです。1年生は是非、先輩を越えましょう。いけます。2年生は、1年生に負けないよう頑張ってください。

1日目

記憶がないので、Tabを見返しながらざっくり書きます。

R1(Win):初戦からUTDS(東大)のめちゃ強チームに当たったものの、まさかの勝利をして、彼らの前では爽やかに挨拶をした後、視界から外れた瞬間に「マジで?」「うぉぉぉマジか」みたいな驚きを共有した記憶があります。我々の浅はかな人格が見てとれますが、嬉しかったんです、ごめんなさい。ここで、「なんか俺らいけるんじゃね?」みたいな雰囲気になりました。

R2(Lose):QU(九州大)の方々でした。かなり論の共有が上手くいき、スピークスも全員77をもらうなど、パフォーマンスは良かったものの実力差で負けました。仕方なし。

R3(Lose):今回Open ChampionチームのNumber Kくん率いるWAD(早稲田)チームに轢き殺されました。(Motionがわりとセンシティブなもの(Porn系)だったのですが、爆速スピーチで繰り広げられる圧倒的なPornマターの物量はちょっと面白かったです。)

R4(Win):今回たくさん出ていたKDS1年生チームのうち、1つのチームに当たりました。僕らも後がなかったので、後輩相手とはいえ全力で勝ちに行きました。すまない…

結果、2勝2敗、全体9位でOpen 1st Reserved兼Rookie 1st Breaking Teamとなりました。なんと、Open8位のチームと、勝利数・スピークスの合計まで同じであったため、標準偏差によってOpen breakを逃した結果となります。僕は内心「ブレイク出来ただけでもうれしいし、“チャンピオン”になれたら響き良いしまあ良いのでは」と思っていましたが、他の2人は、先の1年生チームに順位で負けたこともあり、悔しさをにじませていました。

2日目

悲喜こもごもな胸中で迎えた翌日、朝8時半のこと。

僕は、あろうことか逆方向の電車に乗る大失態を犯し、万一Openで繰り上がった場合、試合開始までに現地到着が間に合わないことが確定しました。焦ってチームグルに謝罪の連絡をしたところ、けいすいから「そういえばOpen繰り上がったけど、もぎもぎが遅れるからやめといたよ」(原文ママ)(嘘)というLINEをもらい、本気で自害を検討していました。到着には余裕を持ちましょう…。

 

一方その頃の久場さん

そして、結局繰り上がらなかった我々は、空いた時間でも3人で一緒に頭を使うことに余念がありませんでした。よって、吉祥寺のリアル脱出ゲームに向かうことになります(ディベートは?)

僕は行ったことがなかったのですが、みんなで挑む色んな仕掛けや謎解きは非常に楽しく、大満喫しました。他の人のアイデアに感服したり、自分が天才的なひらめきをして気持ちよくなったり、ホントに面白いのでオススメです。めっちゃ楽しい。

結局最後の謎が解き終わらなかったので、お店の方に許可をいただき、Rookie GF後にまた来ることにしました。

会場の成蹊大学は徒歩だと遠いのでバスに乗ることにしたのですが、バス停でも我々は最後の謎に頭を捻らせていました。謎を解くヒントは既に与えられているのですが、それの使い方が分からない。「まだ見ていない仕掛けがあるのでは?」「いや、このヒントの読み方の問題かも…」

ディベートを忘れ、謎解きにキャッキャと興じる我々。そこに現れたのは、なんとこの後Rookie GFで当たる対戦チームの筑波大の方々でした。対戦相手がこんな体たらくで本当に申し訳ない。

Rookie GF(Win):僕にとっては初めてのGFで、ジャッジやオーディエンスの方々の多さに緊張しました。先輩や後輩に見守られる中、全力で挑んだのですが、かえって言いたいことが言い切れず、個人的には今大会最悪のスピーチをしてしまいました。3-2スプリットだったのですが、明確に勝てなかったのは僕のWhipのせいだったと今でも思います。なんだかんだこういう場ではしっかりと勝ちにつながるスピーチを繰り出すみなと(GF Best Speaker)を見て、チームメイトとしての感謝とともに、自分もまだまだ研鑽を積まねばならないと思いました。

GFでPMを務めるけいすい(カッコいい)

2人とも組んでくれてありがとう!

その後、晴れて最後の謎を解ききった我々は、同じお店の別の謎に挑戦し、楽しさのあまり周回する運びとなりました。リアル脱出ゲーム、オススメです。(2回目)

みんな行こう

2:Tokyo Mini 2023

ワーストジャッジに輝いた秋Tの次の大会。

個人的に、インターンの関係であまり大会に出ることが出来ず、月1回程度に大会を絞ろうと考えていた時期で、加えて内心「自分なんぞがジャッジを…」と考える中、陽平さんとけんたろうから提供ジャッジをやらないか?という猛攻を受け、苦慮の末、後輩を選ぶことにしました。(結果、26期のいいもりこうたろうが陽平さんの次の標的となります。アーメン。)

ここに懺悔しますが、大会の前々日まで、自分は1日目の“とうきょうみに(ルーキー大会)”のジャッジをやるのだとばかり思っていました。ディベーターは基本1年生だろうし、きっと大丈夫!と思い、2日目の“Tokyo Mini(オープン大会)”に出ることになっていたいいもりこうたろうが頑張っているのを、「マジですごい、頑張れ!!(他人事)」と応援していました。自分もそうなるとは知らずに。

金曜日のKDS練後の夜、“とうきょうみに“を翌日に控える後輩たちに対して「みんな明日がんばれ~!!俺もジャッジするよ!」と話していたら、「茂木さん、大会明後日じゃないすか?」と言われ、自分のしでかした大きな勘違いと、2日後にはOpen大会にBPジャッジとして挑まねばならない事実に気づいた時は、さすがに青ざめました。いいもりとちまちまLINEしながら(断じて不正はしてないですもちろん)なんとかジャッジテストを頑張りました。

しかしながら、結果は3rd Best Adjudicator&Open GFチェアという、プラスの意味で完全に想定外の結果になりました。まさかディベーターよりも先にジャッジとしてブログを書くことになるとは…。

誰でも可能性はあるから頑張ってほしい、という趣旨の本ブログですが、前の大会のワーストジャッジが次の大会でOpen GFチェアをやるのは、さすがに前代未聞だと思います。まだopenスピーカーにもなってないのに…

どこまで想定外だったかは、こちらの写真をご覧いただければお分かりになるかと思います。インターネットに半永久的にこの写真が載るリスクと後世の発展(と笑い)を天秤にかけた上で、載せておきます。自分がよもやGFにアロケされることはあるまい、と思い、KDSの後輩が3チームも出ることになっていたRookie GFを見に行くぞ~と談笑をしていたところ、会場のどよめきとともに、自分がOpen GFチェアにアロケされたことを知らされたシーンです。

人間がしていい表情じゃない

ちなみに、GFは当然ながらレベルが非常に高く、自分が聴き取っていたと思った論が全然ディベートで言われていなかったようで、その時点で僕の出来ることは終了したため、パネルのかじてつさんとりゅうのすけに全てを委ねる形となりました。心底力不足を痛感しました。面目ない&精進します。

感動のジャッジプライズ授与の時も、とても嬉しかったものの、このあとにGFチェアの責務として待ち受けるGFの結果発表(in English)をきちんと務められるか不安すぎて、全然うまく笑えていなかったです。りゅうのすけに1から全部文言を教えてもらっていました。ありがとう。

大会後は、心身ともにあまりに疲弊しており、うっかりパソコンを落としました。ガラスカバーを信じましたが、ちょうどガラスカバーの守備範囲外のカメラに直撃し、綺麗なヒビが入りました。Zoomなどで重宝する内カメの命が潰えてしまいました。尊い犠牲。

つらい

ここからは、自分が曲がりなりにも結果を残せた理由として環境面・技術面・努力面で考えられるものを書きます。これは全く完成型ではなく、むしろBPジャッジを始めたての方々に向けて、即席でなんとかやり遂げるためのTips&参考までの実例のようなものだと考えています。より詳しいものを、大先輩の俊哉さんが書き残しているため、こちらも参考にしていただければと思います。(Reach for the Stars | K Debate Squad (keiodebate.org)

また、田村さんの資料にお世話になりました。まだまだその神髄は吸収出来ていませんが、本当に素晴らしい資料だと思います。

https://drive.google.com/file/d/11mvRphGr2t4dGt_QEcoDAjcZMhZzHsZA/view

 

環境面

①そもそもジャッジが少ない

3rd Best Adjudicatorといっても、その本来の意味合いは当然母数にもよります。

元も子もありませんが、今大会は、秋Tなどと比べればあまり競合の枠である方の数が多くありませんでした。(KDSのオーソリのジャッジの先輩方が2人も当日来られなくなってしまったことは記しておきます。)

ACジャッジ(プライズに入らない)の方が5人いたことも大きいです。現に僕のスコアはACの方々の全員のスコアを下回っています。また、僕のスコアは7.8だったので、ブレイクするジャッジとしてはかなり低い水準であると思います。(とはいえこれでも秋Tから2.3点上がっているのですが。)

Open GFチェアになった理由としても、かじてつさんから「これちゃんとスコアでアロケしてるからね」とありがたいお言葉をいただきましたが、恐らくインステコンフリクトなどの影響もあるはずです。

時の運、というものもあると思います。

②全部チェアだった&毎回神のようなパネルがいた

ジャッジテストを真面目にやったからか、教育的配慮からか、最初のラウンドからチェアスタートでした。秋Tでは全パネルだったので、大きな違いです。一見チェアだと点数が下がりそうな気がしますが、チェアの方がパネルより優れうる点として、

A:ラウンドを仕切れる

自分、上級生の不足するKDSでジャッジを重ねる中で、最初のコール(?)の技術だけは繰り返し磨いてきました。「The preparation time has expired, now I’d like to call upon(up on?) the PM, please give your speech within 7 minutes, hear hear!」みたいなやつです。(ヒアヒアってhearなのかhereなのかどっちなんだろうと思って調べたら、もとはイギリス議会でのhear him, hear him【彼の話を聴け】という野次から来ているらしいので、厳密にはhearの方が正しそうです。発音同じみたいなので関係ないですが)

これを淀みなく、慣れてる風で、大きな声で、盛り上げて読む。それだけで、多分ディベーターの方々に「こいつ、やるのでは」という、印象操作ができるのでは…と思ってしまいます。これはパネルではチャンスがありません。

B:パネルの人の意見をOAに使える

先にディシジョンを言うのはパネルです。加えて、分からないことがあればチェアはパネルに聞けます。今回、自分があまり理解できない比較などは、パネルの方に聞いたものをそのままOAで言いました。マリアさんは神です。ちさとさんにも大感謝。サイレントですが丈さんも本当にありがとうございました。

すなわち、理論上は、神のようなパネルがいるチェアは、ディスカッションでパネルにOAを全ダンプしてもらえれば、ディベーターからは神チェアに映ると思います。これも、パネルでは出来ないことです。

C:多少グダっても最終的な完成度が重視される

パネルとチェアに求められる能力は違います。短い時間で要点をパッと説明しなければいけないパネルに対し、チェアは15分という限りの中では、多少詰まろうがグダろうが、結局ディベーターを納得させられたら許されます。

このブログの文章量が示す通り、僕は、思考量は多いかもしれませんが、それを端的に、簡潔にまとめることが下手です。パネルのような短時間高品質アウトプットよりは、チェアのような中時間中品質アウトプットの方が僕には向いていた可能性があるのでは、と考察しています。

次に、技術面です。

①時間を早め、とにかくディシジョンを出す意識を持った

BPジャッジは、ディスカッション10分、OA15分以内で終わらせないといけません。

パネルであれ、チェアであれ、試合が終わった後にすぐにディスカッションをするための結果を用意する必要があります。たたき台でもいいので、何かを出さなくては始まらないのです。秋T時点の自分はここを理解しておらず、チェアの方にディシジョンを聞かれても、「まだ決まっていません…」と毎ラウンド答えてしまっていました。

改善のため、試合中にある程度ディシジョンもRFDも用意しておくようにしました。スピーチに対して毎回コメントを頭に思い描き、それをメモに添えられるとなおよいかと思います。

②メモをパソコンに変え基本全てトラッキングした&ほぼ日本語でメモを取った

今までは紙とペンでラウンドのメモを取っていましたが、書く速度が追い付かずに全てをトラッキングできず、後から見返しても自分で理解できないことが多々ありました。

ところが、ちょうど紙が切れたタイミングで、パソコン上でのメモに変えてみたところ、これが上手くハマったように思います。

理由としては、パソコンの持つトラッキングの速さと見やすさにあります。

背景として、僕は英語が、特にリスニングが苦手です。

参考までに、僕の大学入学当初のTOEICの点数です。リーディングと比較して、リスニングがかなり低いのが分かるかと思います。

加えて、一般的な記憶保持の観点で、短期記憶が本当に弱いと自覚しています。(聞いたことを覚えておくのが本当に下手なのです。)

そのため、恐らくジャッジとしての理想形の、「聞いた英語を頭で整理し、要点を整理してメモする」ことは大の苦手です。

そこで、聞いたことをその場で瞬時にそのまま書き取ることで、これを解決しました。要は、短期記憶(必要以上の記憶保持、数秒単位の記憶の意)を要さないくらい即座に書き取ればいい、ということです。自分は、英語を英語で保持する能力は低いですが、聞いた英語を1文レベルで、日本語を通して翻訳・理解することは相対的にできたので、ほぼ全部日本語で書き取りました。(キーワードは英語でメモ。)

これによって、聞き漏らしを最小限に抑え、かつ母語の日本語のメモを見てラウンドをまとめることで、完成度と速度の向上につなげました。

細かいワーディングやニュアンスなども評価基準となりうるこの競技において、それを翻訳した言語を通して評価を行うのは、ディベーターの方にはいささか申し訳なく思いますが、苦肉の策として、有効な手段ではあったと思います。

僕は大学に入るまで、パソコンを触った経験があまりなく、タイピング技術が皆無だったので、周囲のパソコンディベーター/ジャッジを見て、自分には真似できないと思っていたのですが、なんとなくヒマな時にブラインドタッチを練習したり、課題でレポートを書いたりした経験の蓄積によって、気づいたらこれを行うための土台が揃っていた、という感じです。

実際のメモ

論題の意味で混乱しないために日本語訳も載せていました

自分が分かればいいので、誤字や飛躍は気にせず書き取っています

可能であれば、ラウンド中にチーム比較まで言語化していました(ディベーターがスピーチをするまでの準備時間などを使用)

③OAの型を決める&自信をもって話す

自分は、俊哉さんのブログでいう「Opening Half, CG (VS OG, OO), CO (VS OG, OO, CG)」という比較の順で落ち着きました。わかりやすく言えば、まずはOpeningをNAのように評価し、その後Closingを1チームずつ時系列順に足していって、それまでのチームと比較する形です。これに従えば、とりあえずチーム間比較の抜け漏れは防げるので、安心です。また、「Openingが何も言っていないのに、下のClosingが色々足して強くなったからOpeningも強いものとして評価してしまう」といった、時系列的に誤ったチーム評価を防げます。

ともかく、OAの型が決まったことで、RFDの構成が早くなった気がします。

これは何でもいいので、早めに自分のやりやすい型を探して身に着けておくのが良いと思います。

次に、OAの内容や伝え方に際してです。今回、ラウンド2でありえんレベルの高いラウンドにぶち込まれたときに、自分がパネルにrollされた(相手の意見に賛同し、当初の自身の決定を変えること)チーム比較、すなわち自分の中でディシジョンに対してそこまで明確な理由付けを持っていない点に関して、かなり噛みつかれ(ジャッジのディシジョンに対抗して質問をすることが一般にこう呼ばれているので便宜上使っていますが、全くもって正当な訴えや質問だと思います)てしまったとき、普段なら土下座して「ごめんなさい僕が悪いです」と平謝りするところですが、大会なのでそうもいかず、自分の持ちうる回答を、なるべく怯まずに(怯んでましたけど)、誠実に伝えました。これは、結果的には悪くなかったのかなと思います。ディベーターの心情としても、自分たちが負けを付けられたのに、それを付けた人間が自信がなさそう、というのが一番理不尽で、怒りの原因になります。相手が格上の先輩であろうが、一見相手に正当性がありそうだろうが、自分の出した結果には、責任をもって応えましょう。もし完全に相手が正しいならどうしようもありませんが、案外あなたの意見の方が正しい可能性も全然あります。その役割を努めようとする過程で拙いながらも意見をぶつけてくる下級生チェアに対して、そんなに意地悪に噛みつく上級生はそう多くはないと思います。ことOAに関しては、内容の問題だけではなく、伝え方や自信といったいわゆるマナーと呼ばれるものも同等に大切であると感じました。

最後に、努力面です。(頑張った、という意味ではなく、多少評価をいただけるジャッジングに繋がったかもしれない過去の経験の構成要素として挙げています。)

①これまでのディベーターとしての後半スピーカーとしての経験

僕は、ディベーターとして色んな大会に参加するにあたって、1年生の秋ごろからか、セカンドやWhipとして、チームの最後のスピーカーを担当することがほとんどでした。理由としては、

A:自分が非帰国勢で英語のスピーチを早い時間で完成させるのが不得手(1stきつい)→後半スピーカーならスピーチの時間も原稿を作れる

B:自分の思考が水平(Horizontal)に広がりやすく、逆に垂直(特にBottom up)に論を深めるのが苦手

→1stとして1からアーギュメントを構成する立論の精度は低いが、ディベートにこれまで出てきた相手の論をもとに、手広く反対論を考えるのはやや得意

など、どちらかといえば消極的なものになります。ただし、ここらへんは訓練の程度でどうとでも変わるものだと思うので(上級生にはどの能力でも敵いませんからね)、自身のロール選択に迷う1年生はあまり深く考えなくてよいと思います。

話がやや逸れましたが、結果、後半スピーカーとジャッジに共通して求められる「ディベート全体像の俯瞰、比較」の経験が積まれていたのかな、と思います。体感としても、自身のディベート観が細かな立論ベースよりも大枠の論や比較ベースで構成されているような気がします。(さっきから使っているわりにはあまり自信がありませんが、いわゆるTop down・Horizontal思考というものかと思います 良い記事を見つけたので参考までに:

ディベートで論題を分析するための3つの思考法【準備時間ではこれをやる】 – Debate図解ノート (debatezukai.com)

もっと簡単に言えば、whipとジャッジはほぼ同じです。(と先輩のどなたかがおっしゃっていました、確か)

実際、自分としてもこの2つの役割はサイドに対するバイアスがあるか/ないか という差分があるだけで、結局やることは同じな気はします。後半スピーカーとしての経験がジャッジングにも活きているのは間違いないです。

②KDS練・1年会でのジャッジ経験

今回BPジャッジで急成長を遂げられた理由として、KDS練や1年生大会でのNAジャッジ経験が大きかったような気がします。僕は一応練習担当(役職的には秋からですが)かつ1年生との交流も好きだったため、2年生の初期からNAジャッジをしばしばしていました。それによって、BPジャッジにも応用される、基礎的な論の比較のやり方、ジャッジとしてのふるまいを肌感として身につけられていたような気がします。ではなぜBPジャッジですぐに結果を出せなかったのかというと、それに必要なだけの他の要素が足りていなかったのかと思います。

よく見る図

説明のために、よくある成長曲線の画像(ネットで拾ったやつだけどhttps://tensyoku-camp.com/career-growth-curve)を持ってきました。

要は、BPジャッジにおける短期的な視点での停滞期が秋T時点で、今回のTokyo Miniがその成長期にたまたま該当したのだと思います。

仮に、BPジャッジとしての成果に必要な要素として、以下を想定しましょう。

・単なるアーギュメント間、サイド間の比較能力(NAに通ずる)

・OAやチェア・パネルとしての振るまい、慣れ(NAに通ずる)

・BP特有のOpening・Closing比較や斜めの比較の知識、能力(NAに無い)

・BP特有の要素を踏まえた上でのOAやチェア・パネルとしての振るまい、慣れ(NAに無い)

etc…

結論、これらを踏まえた時に、ある程度以上その全部の要素が揃わないと、結果にはつながらないのでは、と思います。言い換えれば、いずれかの要素単体や、全体からいずれかの要素が欠けた状態では、あまり評価につながらないと考えます。

具体的に言えば、いくらNAで養われる能力の要素を満たしていても、BPに固有の要素に慣れない限りは、BPジャッジとしてのある程度の基準には達せないのかもしれない、と思います。実際に当初の僕は、「時間をかければ論は分析できるけど、間に合わないし、縦の比較(OGとCGのような同サイド比較)のやり方が分からない、しかもディスカッションやOAにどう反映すればいいのかわからない」という状況に陥っていました。

このように、BP特有の要素に慣れるまでは、おそらく停滞期が存在します。

この期間は、いくらインプットを増やしても、要素が普遍的に満たされるまでは評価につながらないので、まるで成長がないかのように見えるのです。

ですが、一定のインプットを終え、ある程度BPジャッジとしての要素が満たされたとき、急に評価、成果としてのアウトプットに繋がります。「それなりのBPジャッジ」になる瞬間がどこかで来るはず、です。

僕は、Tokyo Mini 直前週の3回のKDS練でそれを感じました。その前週の金曜の練習で、りゅうきさんや同期のれあにアドバイスをもらったのを皮切りに、先述の田村さんのレクチャー資料を見てBP特有の評価軸を学んだり、OAが長すぎる&その中で下位チームに時間を割いていない等の自身のBP慣れしていない部分の把握が出来ました。合わせて、秋Tで感じた即ディシジョンの意識も改めて持ちました。ここで、無自覚にもBP特有の要素へのインプットが一定水準を満たしたように思います。

そこからの3回の練習はアウトプットのブラッシュアップの場として機能したかと思います。最初はそれぞれ30分に届くのでは、と思われたスーパー長すぎOAとその準備も、毎回数分ぐらいずつ早くなっていき、同時に内容面でも自分の言いたいことを言語化できている比率が上がっていき、成長を実感しました。

こうして、成果のみで測ると急成長にもみえる、しかしながらの順当な成長が達成できたのかな、と自己分析しています。無論、自分はまだまだ未熟ですし、この分析が必ずしも正しいとは限りませんが、この先、BPやジャッジに限らず、新しいスタイルや役割に挑戦して結果が出ず苦しむ後輩に、そんな状況でも研鑽を重ねることへの正当性と安心感を与えられるものであればと思います。あなたは今、単に停滞期にいるだけで、案外、成長期はすぐそこかもしれません。

つらつら書きましたが、実利的にも、精神的にも、このTokyo Miniのブログがどなたかの参考になれば幸いです。

次は何年後か分かりませんね

3:伝えたいこと

さて、勢い余って書きすぎてしまいましたが、一番伝えたい内容に移ります。ここから読んでも大丈夫なように書いてます。

①賞に喜ぶことの利点と肯定

このブログを通して、「すごそうに見える賞も、中身はそんなでもなかったりするよ」「ある時に結果を出していても、その人はそれまでは意外と大きく失敗してたりするよ」ということを伝えたかったつもりです。それは、自己否定の意味合いではなく、他の人にもこれらの賞や実績が同様にアクセシブルであることの説明を企図したものです。Geminiも所詮ルーキーで、Tokyo Miniも環境要因は大きいです。これらは、全然他の人にとっても達成できる結果だと本心から考えています。

では、その賞に価値はないのでしょうか?喜んではいけないのでしょうか?

僕はそうは思いません。僕は、チームで1人しか持って帰れないGeminiのトロフィーを喜んで持ち帰らせてもらいましたし、なんだかんだTokyo Miniの後から結構機嫌が良く、ディベートモチベも上がっています。(実はTokyo Miniのあと、ダブルディグリー留学の選考に最終段階で落ち、結構凹んでいるのですが、おかげでメンタルを保てています。)

では、それをどう肯定するか。

僕としては、「とはいえそこにたどり着くために、運を掴むために頑張った自分」を認めてあげることに秘訣があると思います。

いくら能力があろうと、取り組まない課題や宿題は進まぬように、いくら環境が整っていようと、大会に参加しなければ、挑戦しなければ、どんな賞も得られないのです。

ワーストだろうがなんだろうが、その結果を持ち帰ったのは、大会に参加した自分の努力あってのことです。参加希望を出して、チームメイトを探して、頑張って朝起きて、訳も分からぬディベートにも果敢に参加した、他でもないあなたあっての結果なのです。

ならば、たとえ失敗しても、その結果を勝ち得た自分を褒めてあげて良いでしょう。それは次の成功の糧になるかもしれません。

ならば、ちょっとでも良い成果を貰えたのであれば、それを最大限喜んでもいいでしょう。それは紛れもなく、あなたのこれまでがあっての成果です。

つまり、最低でも十分だし、より良いなら儲けもの、というわけです。

そう捉えることが、回りまわってモチベーションにつながるなら、別に積極的に喜ぶことを否定する理由もない、と僕は考えます。

決して、自分に厳しい価値観、「納得のいく成果以外は認めない」という価値観を否定する気はありません。それもまた、誠実で、向上的な素晴らしい姿勢だと思います。

ですが、中には時に、頑張った自分に厳しすぎる人も、いると思うのです。

自分に厳しすぎて、自分に絶望して、本当は好きな何かを続けることが嫌になってしまったら、それはちょっと寂しいことだと思います。僕の例が、そんな人を少しでも救えたらいいな、と思います。

ちなみに、Tokyo Miniのあと、たくさんのディベーターの方々からSNSのフォローが来て、「別にそんな僕すごくないですよ!?」と思いつつ、なんだかちょっと認めてもらえたような気がして、喜んでいます。名のある賞、貰って損はないですね。

いぇい!恥ずかしながら実はGeminiが人生初スピーカープライズです

②モチベーションの形

最近、先輩後輩同輩、性別に関係なく、色んな人と1対1、いわゆるサシで食事をして深い(と書くと浅いですね)話をすることにハマっています。人の価値観や、過去、モチベーションの源泉、そういったものに興味がある年頃です。

先日、その一環で、エリザべで組んで以来の仲の後輩、けんたろうと話した時に、「なんでディベートを続けられるのか」という話になりました。やはり、我々非帰国未経験組にとっての大学英語ディベートの道のりはなかなか多難なものですから。

正直に答えると、僕のそれは、「周囲に見合う人間になりたいから」です。

単にディベートが好きだから、という回答もあるでしょうが、本音は全然そんなカッコいいものではなく、コンプレックスから生まれるただの泥臭い向上心です。さっきあんなことを書いておきながら、野心はめちゃめちゃあります。英語上手くなりたいし強くなりたいですそりゃ。

ただ、それもこれも、そのくらい周りの人達が好きだからです。

KDSには、ディベートの世界には、自分とは比べ物にならないほど、優秀で、人格にも秀でた、素晴らしい人達がたくさんいます。僕はこのコミュニティとそこにいる人達が、大好きです。もともと英語だの論理的思考力だのを求めて飛び込んだ英語ディベートの世界でしたが、そこにいた人々に惚れてしまいました。

では、そのままのほほんと彼らと付き合っていければいいのでしょうか。

無論、自分がなんであれ、手段がなんであれ、彼らと今後も関係を続けていけるのは喜ばしいことに違いありません。それは間違いなく素晴らしいことです。

ですが、僕は欲張りなので、それだけでは満足できないのです。

もし、なるべく目線を合わせて、同じようなことを話せたら、どこまで幸せでしょうか。むしろ、彼らを何かで引っ張っていくような人間になれたら、どこまで嬉しいことでしょうか。

好きな人の前では、ちょっとくらいカッコつけたいものじゃないですか。

敬愛する彼らに向ける感情は、綺麗で単純なものばかりではありません。尊敬、羨望、嫉妬、恋慕、畏怖、劣等感、これら全てが、偽りのない感情でしょう。

でも、それでいいのだと思います。せっかく感じた自分の感情に嘘をついたら、自分が少しかわいそうです。そんな今を変えたい、それで頑張れるなら、いいんじゃないかな、と思います。実際、負のモチベって、強いと思います。僕は、基本そんな感じで生きてきましたし、それを後悔していません。周りを見ていても、意外とそういう原動力を抱えている人も多いように思います。

そういう人を見ると、ちょっと安心するとともに、応援したくなるのはここだけの内緒です。

ちょうどみつしさんがFacebookに同様のポストをしていました。直接引用は出来ませんが、当然僕のブログよりも重みのある内容だと思いますのでみつしさんをフォローしている方は是非。(なんだか先輩方の何がしかを引用しすぎていると、色々と影響を受けやすいミーハーな人間っぽくなって恥ずかしいですが、一応たまたまです。ミーハーは全然悪いことではないと思いますが…。)

何が言いたいのかと言えば、別にどんな原動力であれ、肯定していいと思う、ということです。誰かを見返したい、負けたくない、そんな心を持つ自分を否定しなくていいと思います。そんな自分を含めて、愛してあげましょう。それもまた、愛すべき人間です。

③信念や自信

普段はあまり真面目に聴けていない商学部の授業で一つ、面白いな、と思った内容があります。

比較制度分析の授業の一節なのですが、いわく、

「企業には創業者がいる。創業者はビジョンをもって起業する。」

のだそうです。

なんとなく、社会は冷たくて、企業は情より金儲け、というイメージの強かった僕は、少し驚きました。要は、夢を持て、ということです。

授業の例を引用しますが、例えば、ヘンリーフォードは「安い車をつくりたい」、ビルゲイツは「すべての家庭にパソコンを普及させたい」、イーロンマスクは「人類を火星に」というビジョンがあったからこそ、フォードやマイクロソフト、スペースXが生まれた、というわけです。

さらに驚いたことに、「ビジョンは大きい方がいい」のだとか。

これを聞いて、僕は嬉しく思いました。企業が、社会が、大きな夢を持っていいんです。世界平和とか、人類愛とか、子どもの未来とか、そんなことを願っていいんです。それが生むインパクトが、結局お金につながることもあるのです。

そこから僕の持った勝手な解釈は、「それなら、人間たる我々も、夢をもって人生を送っていいんだ!」というものです。デカいことを言うことは別に恥ずかしいことじゃないんです。

シンプルな理由ですが、何かしら夢を持っている人って、カッコいいですよね。

照れくさいですが、この時、僕は自分のビジョンはなにか、考えました。

それは、「人への愛」だと思います。僕は、結構性善説の人間で、人が好きです。人を愛したいし、願わくば愛されたいです。

そして、自分への愛も同様に大切だと思っています。自信って、自分への愛に近いと思います。結果が出なくても、自分を愛せるなら、それは素晴らしい自信になるでしょう。みんながありのままの自分を好きになってほしいと、そう本気で思います。

僕は、失敗にめげずに頑張る自分が好きです。人を愛し、人に愛を伝える自分が好きです。すなわち、このブログによって、誰かが自分を愛せるのであれば、それは僕にとっても同じくらい嬉しいことなのです。このブログによって、誰かがディベートを通して愛を得られるのであれば、これ以上ない幸せなのです。

これからも、一人でも多くの後輩を、このディベート界に引きずり込み、幸せにしてやりたいと考えています。

自分の手柄かのように言う意図はありませんが、今まで大会で組んだ後輩がみんなディベートを続けてくれていること、執行部に立候補してくれたりしていることは、僕のかけがえのない誇りです。

そんな一心で、こんな長々とした文章を書きました。これは、僕から人類への壮大なラブレターみたいなものです。

失敗しようが、成功しようが、綺麗に生きてようが、泥臭く生きてようが、全部愛しちゃいましょう。

ここまで読んでくださった方へ、本当にありがとうございます。あなたが割いてくださった時間の分、なにかを残せていれば幸いです。

最後に、青臭いですが、自分の目標を書いて締めます。

自分の使命は、こんな感じで、等身大で生きる姿を周囲に見せ続けて生きることだと思っています。これからも、失敗をたくさん重ね、不格好ながらも、何か周囲に希望を与えられるような存在となれることを祈念し、この宣言を結びの挨拶に代えさせていただきます。

 


Gemini cup 2023 Results

Open Semifinalist
KDS A (Natsumi Sadaoka, Rea Okamoto, Haruka Akiyama)

Open Quarter Finalist
KDS B (Atsushi Sugawara, Nanako Kubota, Taisuke Yoshimura)

Rookie Champion
KDS E (Yuto Mogi, Keisui Yamagiwa, Minato Kuba)

Rookie Grand Final Best Speaker
Minato Kuba

Open Best speaker
7th Natsumi Sadaoka

Rookie Best speakers
1st Minato Kuba
2nd Rea Okamoto
Taisuke Yoshimura
8th Nanako Kubota
Yuto Mogi