2022 ブログリレー #2

ブログリレー2日目は、昨年度をもって慶應大学を卒業し、社会人として新たに歩みを進めている21期の新井美代(あらい・みよ)さんです。

ディベートは、スピーチをするディベーターだけでなく、議論の審判であるジャッジ、そしてディベート大会を運営する運営陣など、様々な関係者の力により成り立っています。そんなジャッジや大会運営は、他とは違う側面からディベートと関わることができる立場であり、今回はその貴重な体験について綴っていただきました。


KDS21期、あと数週間で社会人(というかこのブログが掲載されているときにはもう社会人になっているはず)の新井と申します。生後2ヶ月から18歳までずっと海外で育ったので完全に帰国子女です。高校ではパーラメンタリーディベート経験がなく、大学から始めました。

高校まではサッカー部で、13年間ずっとやり続け膝や足首を何度も怪我してしまい、もういいかなと思い、大学に入って新しいものに挑戦しようと思いました。高校では模擬国連を少しやっていたのですが、一つの国をひたすら研究してひたすらその国について語るのは個人的には退屈すぎて、しかも飽き性な私には向いていないと思い、いろんなトピックについてスピーチができるものがいいなと思いました。

ディベートの、幅広いトピックについて考えアンテナを常に張っていることや、人前でプレゼンする力や論理的に物事を考える力をつけられるKDSに対して魅力を感じ、よし!ここに全てを捧げようと思いました。実際4年間続けて、自大の同期や他大の方々、多くの人と仲良くなることもでき本当に入ってよかったなと心から思います。

今回はディベート、ジャッジ、大会運営などディベートをさまざまな面で関わっている、ディベート界では割と珍しい人なのでそれについてちょっと話したいと思います。


Table of Contents

  1. ディベート

  2. ジャッジ・審判

  3. 大会運営

  4. 最後に

ディベート

4年間ディベートサークルに入っていて自分は1番やらなかったものではないかと思います。笑笑

でもやっぱりディベート、スピーチをするのは楽しいです!

15分や30分という短い準備時間の間に自分の持っている全ての知識を7分間のスピーチを注ぎ込んで、それを人前で喋り続けて「私の言ってること全て聞けーーー!!」ってやる気持ちよさ、4年生になっても感じ続けます笑笑

あとは、チームメイトとうまく行っていないと、「どうやってもっとコミュニケーション取れたり、連携取れるかな?」って悩んだり、試合とかで負け続け、自分のせいで負けたじゃないかって悩んでいる時にチームメートから肩を㌧㌧ってされて慰めてもらったり、やっぱディベートって青春だなーって思います。

スピーチする人もほんと全員カッコいいです、人によって喋り方とかスタイルとかも違うところも魅力的です。是非モデルディベートに行って違うスピーチスタイルを持っている方を見てください!

ジャッジ・審判

ディベートをする中でスピーチをする人と、それを評価してどっちが勝ったか負けたかを決める人が必要です。ジャッジはその勝ち負けを決める人のことを言います。

私はひたすら人々に勝ち負けを言い続けてきた人です笑笑 元々「この大きな海外大会に向けて練習しよう!」と思って色々な大会出続けていたら、気づいたら「あれ?ジャッジしかしてなくね?」ってなりました。

でもジャッジも楽しいです!「いやここ言っているとことマジ筋通ってなかったよ、だから勝ちにできないよ〜」をどうやって人の機嫌を悪くせずに言えるのかを考えるところや、どうやって上手く自分のこの試合に対する見解が1番正しいのかを説明することができるのかを考えるのも楽しいです笑 あんま楽しそうには思えないですねこう書くと笑

もうちょっといい面を言いますと、第三者としてスピーチを聞くので一人一人に対してしっかりとアドバイスをあげることができ、その人のスピーチが上手になっているのをみると「お???もしかして私のアドバイスのおかげで…!」って感じることができます。それぐらいしかないですかね?笑笑 でも私はすごく好きです。ぜひ入ってからもジャッジをする先輩方にアドバイスを聞きいっぱい質問をしてください!

大会運営

最後に大会運営です。

ディベートの大会はほとんど2日大会で、1日目に予選2日目に本戦を行います。その大会が全て上手く進行するように裏で大会運営の方々が仕事をしています。スピーチやジャッジは得意じゃないけどディベートの人と一緒にいたいなーって思う人や、ディベートのコミュニティーに対して恩返しをしたいなーと思う人、ただただ大会運営が楽しいと思うからやるっていう人色々います!

大会運営も楽しいです!私は対面大会(Pre-Covid)やオンライン大会(Post-Covid)合計6回やりました!正直対面大会の方が楽しいので早く対面大会ができる日々が戻ってくることを待ってます!

大会運営の楽しいところは、自分の好きなように大会の趣旨を決めることができるので、もっと下級生を表彰したいからこういうカテゴリーを作ろうーとか、賞状でお祝いを送るとき何を送るのかを決めたり、対面大会だとその大会の思い出のためにステッカー作って色々な人に配ったり、その大会の雰囲気を作り上げていく人たちだと思います。

大会が終わった後「大会運営してくれてありがとう!」って言われたり、「〇〇大会楽しかった〜」ってSNSで言っている人をみたりすると、「お?頑張って運営した理由もしかしてあったのかも…?!」って思います。あんまり目立たないものだからこそみんなに忘れられがちですが、大会運営もほんとにディベートをする上で必要不可欠なものです!

ディベートあんま得意じゃないしそこまでやりたくない…でもディベートの人たちともっと関わりたいな!と思う方々はぜひ一回大会運営をやってみてください!すごく楽しいと思います!

最後に

私は4年間ずっと自分はこのサークルに入って正しい選択肢を選んだなと思い続けています。こんな下手な文章を最後まで読み続けている方は少しでもディベートに興味あるかと思いますので、ぜひ説明会かモデルディベートに寄ってみてください!そこで雰囲気が合っているか合ってないかを決めることもできますし!新入生の皆様が自分にとって1番合っているサークルや課外活動に出会えることを心からお祈りいたします!

 

卒業式でみんな仲良くグループショット