2023ブログリレー#4

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

ブログリレーも第4回目を迎えました。

今回の担当は、4月から大学院に進学される、堀口陽平さんです。理系ディベーターの強みについて執筆していただきました。


 

どうも、KDS22期の堀口陽平です。4月から慶應義塾大学大学院の理工学研究科に進学する者です。今回はブログリレーということでKDSに興味を持った理系の方に向けてKDSの良さを書いていこうと思います。もちろん文系の方にも当てはまることは書いていくつもりですが、特に理系の方々に見てもらえるとうれしいです!

さて、KDSは慶應義塾大学内で唯一の英語即興ディベートのサークルですが、やはりディベートというと文系チックなイメージを思い浮かべてしまう人は多いと思います。実際ディベートでは法学、経済、哲学、ジェンダー等々の“文系”分野の論題を議論する機会が多くありますし、文系学部に所属するメンバーが多いのも事実です。このようなことを考慮すると、理工学部や医学部、薬学部等の理系学部で学ぶ方々にとってディベートサークルに入るのは多少ハードルが高いと感じてしまうかもしれません。

しかし私は理系でも、いや、理系だからこそディベートをやるべきだと思っています。理系だからこそ感じられるディベートのメリットがあるし、理系だからこそディベートで結果を出すことができると思います。なので今回は(最初にディベート自体の楽しさを軽く説明したうえで)理系がディベートをやるメリット、理系がディベートで活躍できる理由の2つを説明したいと思います!


Table of contents

ディベートの楽しさ

理系がディベートをするメリット

理系がディベートで活躍できる理由

終わりに


ディベートの楽しさ

 ディベートの楽しさについてはおそらく自分が長々と語らなくとも他のKDSメンバーがブログでよりわかりやすく説明してくれると思うので、短く収めようと思います。さらに気になる方は、他のメンバーが書くブログリレーや、過去のKDSブログをお読みくださると幸いです。(そういえば自分の同期の伊藤君が近々KDSブログを書くとか言ってたので、それも楽しみですね!)

 自分がディベートで一番面白いと思うのは他大学とのかかわりです。普通の競技系サークルだと他大の人はあくまでも“対戦相手”として関わることになることが多いと思いますが、ディベートだと他大の人とチームを組むことが頻繁にあるので、他大の人と“仲間”として関わることができ、より広く深い友人関係を育むことができます。このようにして出来た様々な友人と一緒に旅行したり遊びに行ったりできるのはディベートの特長の1つかな~と思います。ちなみにこの幅広い友人関係を築けるというメリットは、3年次から矢上キャンパスという名の監獄に幽閉されることになる理工学部の人たちにはとても大きなメリットだと思います(笑)。

 

理系がディベートをやるメリット

 では本題に入って行きましょう。個人的に理系の人間がディベートをやるメリットは広い文系の知識、自分の専門分野を説明出来る能力の2つあると思います。

1つ目の文系の知識は法学や経済、国際関係、ジェンダー等の様々なテーマの論題を英語で議論することによって得ることができます。これらの知識は就活の際や、日常的なニュースを理解する際にとても役に立つものですが、理系の授業では得ることが難しいものなので、ディベートで勉強することができるのはとても大きなメリットだと思います!(もちろん理系でも般教の授業でこれらの知識を得ることは可能ですが、ここまで幅広い知識を授業で得るのは現実的に結構難しいと思います。)

 2つ目は自分の専門知識を説明出来る能力です。理系の学問を究めていくと様々な専門知識を得ることができますが、それらの知識がなにを意味しているのかを“一般人”にもわかりやすく説明することができなければせっかくの知識が宝の持ち腐れになってしまいかねません。ディベートでは“一般人”である審判を説得するためのスピーチの作り方を学ぶことができるので、このスピーチの作り方を応用することで、皆さんが学ぶ専門分野を将来フルに活用していくことができると思います!

 これらのメリット以外にも、英語力、幅広い交友関係等のメリットもディベートをすることで得ることができるのでぜひディベートを始めてみてはいかがでしょうか?

 

理系がディベートで活躍できる理由

 ここまで、理系がディベートで得られるメリットを説明しましたが、「結局理系だったらディベートうまくなれっこないんだからメリットも意味ないよね」と思われる方もいるかもしれません。しかし自分は理系でも十分ディベートで活躍することができると思います。

 その最大の理由は、理系はディベートを長く続けられるからです。一般に文系の学生は3年生の初めのあたりから就活をしなくてはならないので、ディベートと一旦距離を置く必要性がありますが、理系の学生の多くは大学院に進むことが多いので就活はあまり気にする必要がないのです。なのでディベートを長く続けることができ、ディベートの実力を着実に上げていくことができます。(もちろん理系には院試がありますが、正直院試は普段の勉強ちゃんとしとけばそこまで苦労しないのでそんなに心配しなくて大丈夫です。)

 また、KDSには各代に理系の優秀な先輩がいるのでそれらの先輩から教えてもらうことも可能です!(今年度のチーフを務める夏美も理系ですが、彼女は大学からディベートを始めたにもかかわらず同世代のディベーターの中でトップレベルの実力を持っています!)

 もちろん、ディベートはすぐに上達できるものではないので初めは色々難しいと感じるかもしれませんが、あきらめずにKDSのみんなと練習していけば理系であったとしても絶対うまくなることができます!

最後に

 私はKDSで4年間ディベートを続けていくことでディベートをするメリットを享受するとともにかけがえのない仲間を作ることができました。もちろんディベート合うか合わないかは人それぞれだと思うので必ずディベートをするべきとは言いませんが、少なくとも“理系だから”というだけでディベートを選択詞から外すのはもったいないと思うので、ぜひ1回KDSのモデルディベートやサークル説明会に参加してみてはいかがでしょうか?