海外大会の洗礼 ABP2019

みなさんこんにちは!今回は8/30~9/5にインドネシアで行われたABPについてのブログを21期のゆいに書いてもらいました!ABPという大きな海外大会に挑戦したことで得た貴重な経験や、教訓、楽しい旅行記が読めます!😊

それではどうぞ!!👇👇👇


こんにちは。21期で現在2年生の川口結衣です。ABPで惨敗した私が今回ブログ記事を書くことになってしまいました。順番や寄稿回数的に私に回ってくるのは仕方がないのですが、俊哉のように高いディベートの技術や練習方法を皆さんに伝授できるわけでも、嶋本さんのように臨場感溢れる文を書く才能があるわけでもないので、どうしようかなあと頭を悩ませました。考えた結果、今回は「海外大会のキツイ洗礼を受けた初心者の反省文」みたいな感じで書こうと思います。拙い文章ですがお楽しみいただけると幸いです。ラウンドの振り返りやストーリー性はないけど、一気に楽に読める感じのぶつ切りの文章です。(あと、反省ばかりで悲しくなっちゃったので最後に旅行記を追記しました笑)

Table of Contents

1これを読んでほしい層

2海外大会という挑戦。自信が無い人への心得

3海外大会怖い。マターファイルはおともだち

4海外大会楽しい。海外勢もおともだち

5ジョグジャカルタとってもいいところ

6あとがき


1これを読んでほしい層

主に1年生。私と同じく大学からパーラメンタリーディベートを始めた方。海外大会にいつかは出たいけど自信が無い方。反面教師になれると思います。

2海外大会という挑戦。自信が無い人への心得

これを読む、特に1年生に尻込んだり誤解して欲しくないのは、高い目標に挑むことは必要だし、ガンガン積極的に大会や練習に取り組んで欲しいです。ただ、自分のキャパと良く相談しましょうと言いたいです。闇雲に高いレベルの大会に行けば上手くなるだろう、という行為だけは絶対にしては行けません。普通に潰れます。私は幸運にも、自分の目標と現状のレベルを伝えつつ、挑戦できそうなレベルの大会を勧めて、そこに至るまでの現実的な努力の方法や出るべき他の大会などを教えてくれる先輩がたくさんいました(KDS院1年の淳さんなど)。パートナーの俊哉も、私のキャパと相談しつつ、練習内容を考えてくれました。恵まれた周りに支えられて高いレベルの海外大会に出た身としては、「この人たちがいなかったら私は一体どうなってたんだろう?」という恐怖をむしろ覚えました。ディベートは、本当に何度も心を折られるし、自分のキャパなんてすぐいっぱいになるし、上達しようとのめり込むほど上手な付き合い方を続けるのが難しいです。海外大会へ行く人は、本当によく自分のキャパと相談しましょう。背伸びをするなら同じくらい覚悟もしなければなりません。得られるものは、本当に大きいです。でもそれをもう活用したくもないくらいディベートに心を折られてしまったら本末転倒です。キャパと相談して、覚悟を決めて、そして周りにたくさん支えてもらいましょう!私は一度心を完全に粉々にされかけて、ABPが終わったらディベートなんてやめてやるって本気で思っていましたが、周りにたくさん優しい言葉をかけられて、経験を活用できて自信を取り戻す機会をたくさん与えていただいて(夏セミで一緒にモデルディベートをしてくださったまさおさん、秋Tで一緒に頑張ってくれたKDS同期の中道など)、まだまだディベートを頑張ろうと思いました。海外大会で何をしたいのか、それを今後にどう活かしたいのかまで、ちゃんと考えましょう。

3海外大会怖い。マターファイルはおともだち

海外大会の空気感はとても特殊です。みんな上手そうに見えるし、ジャッジは凄んでいるし、当たり前だけど流暢な英語しか聞こえない。海外勢に友達も少ないし、基本的にずっと参加した日本人で固まっていました。空気感に飲まれてプレパはまず狂うしめちゃくちゃ焦ります。スピーチ中も口が回らないし英語は聞き取れないし、海外ジャッジのスタンダードに慣れなくて、絶対に抜けたと思ったら4位だったり3位だったりと、物凄く自信を失いました。そんな中で印象深かったのはR5 (THBT the UN should offer Brazil a large amount of money in return for them permanently ceding sovereignty over the Amazon to international stewardship)でした。ゴリゴリのIRモーションで、(全部俊哉のおかげで)1位を取ることができました。そこで思ったのは、海外大会でも唯一自分を裏切らないのは、マターファイルだということです。パートナーの俊哉は、7つくらいマターファイルをABPに持ってきていて、グーグルの共有ドライブなどで中身を見せてもらったり使わせてもらったりしたのですが、「あっ、これ私のマターファイルなんか役に立たんわ」と即悟りました。それくらい膨大な量のデータと分析を、私がぼんやりとしている間に彼は淡々と1人で集めていて、私がちょろちょろっと書き置きしていたマターなんて全て包含されきっていました。ABPのR5でも、すぐさまブラジルのマターページを開き、データから芋づる式に立論や分析を引き出し、オープニングのUT MARA、前年度マレーシアチャンピオンをも抜ける強固な立論を彼のおかげで立てることができました。
どれだけ海外大会で調子が狂っても、今までに集めたマターは裏切らない、の模範解答をパートナーが見せてくれました。当然、マターファイルを作るだけでは実力は伸びないのですが、絶対に1年生のうちからコツコツと作るべきです。マターファイルの上手な作り方や活用方法については、それこそ俊哉や神田駿介さん、干場さんのブログを読んでください。レベルの高い大会に行けば行くほど、データや例やケーススタディが無いと対等に張り合えないし勝てないのだなぁと痛感します。リサーチ頑張ります。みんなも一緒に頑張りましょう。

4海外大会楽しい。海外勢もおともだち

マレーシア、インド、インドネシア、韓国勢と結構仲良くさせていただきました。国は違えど同じディベーター、会話は「今何点?」「このモーションガバ何言うの?」「さっきオープニングがめっちゃ強くてさ〜」とディベーターらしいものばかりでした笑。オフの日に観光しない?一緒の席でお昼食べない?夜みんなで飲みに行かない?と、会場ですれ違うたびに知り合いになった海外勢が声をかけてくれてとても嬉しかったです。たくさん楽しい思い出を作らせていただきました。海外大会に行くと日本勢はとてもアウェーになりがちなので、顔を知っている人や声をかけられる人がたくさんいると、安心できると思います。海外勢とは積極的に仲良くしておくといいと思いました!

5ジョグジャカルタとってもいいところ

ここから先はただの旅行記です笑 インドネシアの食べ物は、安いし日本人の味覚にとても合います!お水に当たらないか心配だったのですが私は全然大丈夫でした。初日に速攻でローカル店に入って翻訳アプリで一文字一文字調べながら注文したり、なかなかのサバイバルを楽しんでました。旅行に行くときはどこでも結構大胆に動くのが好きで、発音もよくわからないインドネシア語で話しかけまくったり、めちゃめちゃ売店のおじさんに値段交渉してたら俊哉が軽く引いてて面白かったです。

つけ麺的な。めっちゃ美味しい。200円ぐらい。

なんて名前か忘れた。えびせんの味薄い版みたいな感じがして美味しい!毎日食べてた。

そして毎日タピオカかチーズティーをホテルの部屋までデリバリーしてもらっていました笑。超楽チン。Grabというタクシー/デリバリーのアプリがかなり主流で、1~2キロくらいだったら100円くらいで個人タクシーに乗れます。バイク版のタクシーもあるのですがこれがスリル満点で楽しくて無駄に乗り回してました笑 異文化体験という感じがしますね。思いっきり現地に染まるのが楽しくて好きです!

なんでこんな売れなさそうなロゴにしたの?と聞きたくなるタピオカミルクティー(味はめっちゃ美味しかったです)

そして何より遺跡が本当に綺麗!UTの溝上さんやとーた君にぬるっと付いて行きながら観光したら絶景ばかりでした。インドネシアはジャカルタやバリが有名なので、今回のABPが発表された時は「ジョグジャカルタ?どこやねん」となっていたのですがめちゃくちゃ綺麗だし食べ物美味しいしで観光面も大満足でした。

6あとがき

まとまりも中身もない文章になってしまいましたが、少しでも参考にしてくれる一年生がいたり、楽しい様子が伝わったりしていたらいいなと思います。私は今年のワールズには出ないことに決めて、就活も挟んでしまうので少しディベートからは距離を置いてしまうことになると思うのですが、それでも競技自体は続けて行きたいなぁと思います。そして来年の春休みに同期でのバリ旅行を悠が計画してくれているようなので、またインドネシアを満喫してきます。ここまで読んでくださってありがとうございました(^^)

Results of ABP 2019

[EFL Grand Finalist]

Keio 1: (Hikari Tamura, Mashu Kobayashi)

[Best Speaker Prize]

4th EFL Best Speaker: Hikari Tamura


ゆい、ありがとうございました!インドネシアの魅力がたっぷり伝わりました!😊💕