まみ太のADIレポート

こんにちは、KDSブログを読んでくださりありがとうございます。広報の道上雅大です。毎年ソウルで開催されているディベートワークショップADIに参加したまみ太が記事を書いてくれましたー!ぱちぱちぱち


今回のADIが初めての海外経験となった堀川真未です。韓国のチュンアン大でディベートのワークショップ+国際大会を経験しました。ディベートのレクチャーを受けたり、練習したり、みんなで食事したりで充実した国際活動でした!トレイナーは世界トップのディベーターで素晴らしかったです!イスラム教徒の人にISISのことを教わるという貴重な体験もできました。
i1

海外へ行くということは困難のオンパレードで、ADI申し込みのときからハプニングがありました笑
MERSの影響で親や友人等から韓国への渡航を控えるよう言われましたが、私なりに考え抜いて参加を決めました。そもそも海外で起こっている事件(感染症や放射能など)は大げさに報道されがちであり、かつ、実際に感染度が低かったり、チュンアン大が危ないかもという情報の発信源が一つであったりとのことを考えたのです。決心したあとにもMERSの不安は少なからず残っていましたが、自分の判断は正しかったと思っていますね。というのは、リスクを負う以上の価値がありましたから。なので、どれだけ素晴らしい経験ができたかを皆さんに伝えたいと思います。

ディベートの経験について

まず、国際大会ならではの発見がありました。「未成年celebrityがタバコを吸ったら、」ということを言おうとしたときに、”If celebrities who are under twen…”と言ってしまいました。タバコを吸える年齢が20歳以上というのは必ずしも外国人に通じないと気づき、これが国際大会なんだなーと実感しました笑
i4

今回の私の目標は「外国人と交流をする」でした。すごく達成基準が曖昧ですね。そこで、「最後の大会で外国人と組む」を目指しました。これは大会では不利になりますが、それでもやる価値はありました。日本人同士だと英語でpreparationしても、相手が説明し終わる前になんとなく言いたいことが伝わってくるんですよね。それが、外国人相手だと「?」しかなくて、じっくりと話し合ってようやく理解できるようになります。英語の意味を言い換えたり、理由を詳しく説明したりする能力がついた、までは言えませんが、重要性を実感できました。

友達について

KDS内の深い交流はもちろん、他大(海外の大学も含めた)との交流密度も濃いものとなりました。連絡先を交換したり、ごはんを食べに行ったり。私は簡単な英語しかできませんでしたが、それでも話が盛り上がって楽しかったです!日本語を話せる外国人がけっこういて驚きました。「オツカレサマデシタ」「ヨロシクオネガイシマス」他にも文章で日本語を話せる人もいたんですよ!「カムサハムニダ」しか韓国語は話せず、かつ第二外国語の中国語が再テストに引っかかった私は何なんでしょう( ̄▽ ̄)

また、宿ではKDSの仲間と毎日議論をして、気がつくと夜中の1時を過ぎているなんてことはしょっちゅうありましたね。一緒にいられる時間が長い分、議論も深まり、ディベーターとしては幸せな時間を過ごせました。普段、家族と「女性の権利」や「宗教」について夜中まで語ることなんてありませんから(そんな家族は怪しいですもんね)、みんなでADIに参加して本当に良かったです。

i3

理系についてw

私は理工学部の学門3(化学専攻)で、ディベートには不利なのかな?と長い間感じていました。というのも、脳みそが数字や数式でできている理系ヲタの私は、法律とか政治とか宗教なんか勉強する機会はほぼ勉強せずに生きてきましたし、英語が苦手で理系科目で慶應に入ったやつなので、英語ディベートは辛いものだったんです。しかし、理系で良かったと思う出来事がありました!
それは、最後のラウンドでのことです。”THW ban religious leaders from running for office.”というmotionで私たちはOG(最初にスピーチするチーム)でした。第三ラウンド目で私が大きなミスをおかしたので、話し合いの結果、このラウンドは完全にパートナーに任せることになりました。しかし、今回はパートナーがミス!!始まる直前にミスに気づいて、プレパは無意味に。本当に即興でやることになりました。とりあえず、「票が割れる」と言いたかったのですが、焦った私にThe votes will be splitなんて思いつくわけもなく、とっさに出たのが以下の文。
“In county X, there are three candidates, Mr.A, Mr.B, Ms.C, do you understand? Got it? Mr.A has a religion,but Mr.B and Ms.C have no religion. OK?OK?And 40% of the citizens have the religion which A has, while 60% of citizen have no religion. Any question? As a result, A get 40% ,B 30% and C 30% of all votes, right? Thus, A, who has minor religion will be chosen as a politician.”
ボロボロになるくらいなら、笑いを取ろうと思っていたので大成功です(笑)時間も稼げましたし、わかりやすい(具体的な)説明をできたので良かったです笑
言葉を上手く使いこなすよりも数字を導入するのは、私らしいなと我ながら感心し、なんだかとても嬉しかったです。専門分野がディベートに活かされなくても楽しくディベートをやれたので、本当に良かったです。勝つことも大事ですが、私のモットーは「楽しむ」なので。

このラウンドは他にもネタにはしり、今までで1番気に入っているスピーチディベートになりましたね。DPM(チームの2番目にスピーチする人)でしたがディベートの前提となる定義(PM、最初の人がいうのが望ましい)を深めたかったので、”My partner was so nervous that she forgot to tell you where we set this motion.”と言ってみたり、motion をど忘れして、”we should take this motion, that is to say, this house should ban … Ah…What’s the motion.”(お前が提案した議題だろと突っ込まれますね)と言ってしまったり…笑
ミスに落ち込んでいたパートナーも笑顔になってくれて、私なりのディベートができたと思います。

i7


ADIの素晴らしさが20%くらいは伝わったでしょうか。他にもADIについて色々と言いたいのですが、あまりネタバレすると来年に参加する人が減るので、ここまでにしておきます。もっと知りたい人は来年ぜひ参加してみてください\(^o^)/

i5

i2