2016新歓ブログリレー3・ディベートのいいところbyしゅんすけ

新入生の皆さんこんにちは!4月2日の昨日は、新歓初日にもかかわらず、たくさんの方々にモデルディベート、食事会、部室に来ていただき、本当にありがとうございました!4月4日からもまたよろしくお願いいたします。

今日で3日目となるブログリレーは、ディベーターとしても資料部としても大活躍の神田駿介に、「ディベートのいいところ」をテーマに書いてもらいました!ディベートとは「ある論題に対して肯定側、否定側に分かれ、議論をぶつけ合い、ジャッジを説得する競技」ですが、それにはどんな深い意味・魅力があるのか、彼なりに書いてもらいました。


KDS2年生の神田駿介といいます。chair1
ディベートのいいところを端的に言うと

「普段何気なく考えていたこと、思ってたことがディベートで使える」

僕は昔から考えることが好きでした。人間関係とか恋愛とか美醜とか大人と子供の違いとか言葉が持つ意味とか学校っていう場所とか人の苦しみ痛みとか。他にも映画やアニメや小説を見たり読んだりして、「ああ、こういう考え方もあるんだ」と思ったりして、1人で物思いにふけったり。例えば中学生か高校生の時に見た映画で「自殺サークル」「紀子の食卓」というのがありまして。この2つの映画はつながってるんですけど、監督が伝えたいテーマがやっぱり一番衝撃的で。その、「人間というのは代替可能な存在」ということを突きつけてくるんです。
人間は単純に役割を背負ってるだけで。例えばこういうことです。僕が家族の一員でなくて他の誰かでもその家族は違う誰かを僕と同じように愛したし、もしかしたら僕以上に愛されたかもしれない。僕が誰かの友達だとして、僕は別に他の誰かでもよかったし、別に僕である必要はない。それは家族、友達、恋人、同僚、としての私は代替可能性を常に持たざるをえない。
こういうまとまった考えや自分の中に存在する考えの端切れを発展させたりすることができるのがディベートのいいところだなあと思ってます。
例えば
THW ban cosmetic surgery.
THBT people should have the right to commit suicide.
 In Instances where a child will be born into a situation of extreme suffering (i.e born into absolute poverty, or born with a debilitating disease or medican condition), THW prefer that the child not be born.
Assuming that there is a technology that allows you to live a healthy life eternally, TH as an individual would reject immortality.
などなど。ディベートはこういった普段から考えてるものを引き出してくれます。自分が内に感じてた微妙な何かはおそらく合ってるんです。ディベートはそれを言語化してくれます。
そしてその体内から出る言葉はたぶん血と肉を伴った言葉なのだと思います。

「教養と知識の増加」

英語ディベートにはかなりの論題があります。たぶん10000は優に超えるでしょう。その中で教養だったり知識を身につけることができます。テーマは多岐に渡り、民族、宗教、政治、司法、経済、軍事、メディア、フェミニズム、IR(international relationship)などなど。
例えばIRではパレスチナーイスラエル、シリア、EU、UNの知識だったり。
こういった教養や知識は普段の生活や世界がもっと違って見えるようになります。日常生活の会話やテレビでやってることがどうゆうことなのかが新しい視点で見えるようになります。

自分がどれくらい狭い世界で生きてるのかが震撼させられます。

秋T

秋T

「英語力の向上」

自分は帰国子女でもなく留学をしてたわけでもない人なので英語力は比較するとそんなにあるわけではないです。
まだ全然発展途上だし、色々必要なことがあります。
ただ、昔始めた時よりはずっと英語を話すことができるようになったと思います。
多分、継続的にディベートに関わることで、面白い言い回しとか聞き取る能力が向上したと思います。
よくディベート界でいう2,3ヶ月で7分喋れる!っていうのは多分嘘ではないんですが、その中身は単純に同じことを繰り返し2,3回言ったりして水増しできるようになったからってのが主な理由かなあと思ってます。最初のうちは中身は日本語で3行程度だと思いますが、それは必要な過程だと思っています。
喋れる人でも頭の中に入ってこなかったりする英語を使ったりするので、英語ディベートをやってる間でジャッジに伝えようと努力する過程で伝わる英語の習得ができます。

「他大や海外大との交流」

早稲田、東大、ICU、一橋、東工、京大などの学生とディベートしたりするので結構交流したりします。他大の練習とか行きます。プライベートでもその大学関係なく遊んだりできるので結構楽しいです。 バーベキューとかUSJとか京都観光とかやってました。
こっちの方が重要なんですが海外にも英語ディベート界は存在するんです。海外の方が以前レベルは日本より高いんですが。例えばマレーシア、シンガポールとか。そうゆうところのディベーター達と海外大会などで交流することができます。彼らの中の一部はめっちゃ頭良いし、すごい本質的なことを言ったりするような人達だったりします。多分、他のサークルであるような適当な交流がメインではないので、面白いかなと思います。まあそのディベートがあくまでメインなんで。
あと、いかに自分が小さい世界に閉じ込められていたかがわかる瞬間だったりします。IMG_2570

さいごに

ある程度、ディベートのいいところと言ってもそれは割と個人がどうするか、どう思うかに依存するんで、僕が思ういいところがあなたにとってのいいところではないかもしれません。僕が思ういいところが少しあなたの中の心を揺さぶることができたら幸いです。


ありがとうございました!実際にモデルディベートを見て、自分でディベートをすることで、自分なりの「ディベートの良さ」「ディベートの楽しさ」を見つけてみてくださいね!

明日の新歓ブログは夏目佳枝が担当します!お楽しみに!


それでは、次の新歓イベントの紹介をさせてください!

モデルディベート:4月4日(月)第4校舎独立館D409 16:00-17:00

Motion: Assuming feasibility, THW allow people to erase memories of their ex-boyfriends/ex-girlfriends. (もしも実現可能ならば、政府は人々が元カレ/元カノの思い出を消すことを認める。)
Debaters
Gov: Kentaro Gonaka, Masako Ishihara/ Opp: Atsushi Sumida, Masaru Urano (WAD)
日本語解説:Rena Kitsui

食事会:4月4日(月)18:00-19:30 @青蓮

参加したい方は17:45に日吉キャンパスの諭吉像前に集合してください!

皆さんのご参加を、部員一同心よりお待ちしています(^^♪