2016新歓ブログリレー4・佳枝の「英語ディベートをやっていてよかったこと」

こんにちは!ブログリレーも4日目に突入してまいりました。今日は、大会のジャッジ探しに日々奔走しつつ、ディベートも遊びもいつも全力な夏目佳枝に、「英語ディベートをやっていてよかったこと」を書いてもらいました!


こんにちは、KDS2年の夏目佳枝です。

Seoul 2015

Seoul 2015

突然ですがみなさんは呼吸をすることの利益を考えたことはあるでしょうか。

呼吸をすると生存することができるし、酸素の強力な酸化力を利用してエネルギーを生産することで体を動かしたり、ものを考えたりすることができます。

さて呼吸することに少なくとも3つの利益があることが明らかになりましたが、自分が今回紹介するディベートをすることの利益はなんと7つ。みんながやっている呼吸ですらも3つなのに7つ~!?これはディベートやるしかない、やらねばならない、やる選択しかない!ってことで、

ディベートをやるとこんなにいいことがあるゾ~!!!!?

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ちなみにここにおける英語ディベートとは、英語パーラメンタリーディベートすなわち英語即興ディベート競技のことを指し世界中で広く行われている知的なアクティビティーの一つである。

政治、経済、環境、司法などの様々な議題に対し肯定と否定に分かれ、数十分で準備し、即興で討論をするものである。

即興であるという点で特に自分の知識、戦略、英語力の限界に挑む知の総合格闘技ともいえる競技である。

APスタイル photo credit Ken Kuroki

APスタイル photo credit Ken Kuroki

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1. 英語が上達する

英語ディベートをやると英語が上達します。はい。
英語を聞く、話すという高校までの学習ではあまりカバーされなかった能力を使わざるを得ない状況に置かれるので、おのずと英語は上達します。
また、ディベートはあくまで競技なので勝ち負け強者弱者上手下手があり、勝利を求めるようになると自ら意識して英語を上達させようという意識がうまれ、それにより更なる技能の向上が期待されます。英語のニュースアプリを入れて日常的に読み始めたり、単語を積極的に調べるようになったり、うまい人の音源を聞くなどなどのような生活の変化が起こります。
日本において英語技能を向上させるのは本当に意識してやらないとほぼ不可能です。日本では日本人が日本語をしゃべり日本語で会話をし日本語で本を読み日本語で学び日本語で働きます。英語ディベートはその意識の変革をあたえてくれる最上の存在なのです。

2. 批判的思考力が生まれる

自分の信じていること、周りの人の当たり前のように信じていること、それを疑わずにいられるのはある種幸せなことかもしれません。しかし時代は変化し続けています。社会をさらに前に進める力は、今ある社会の在り方を批判的に見つめることなのかもしれません。
また日常においても「それは本当に正しいのか」を問うことは、後悔しない選択をする手助けになります。
ディベートは肯定と否定、反対の立場からそれぞれの主張を考える競技です。相手がどう正しくてどう間違っているか、よく吟味して指摘する。その過程で自然と批判のまなざしと有意義な批判をする力が生まれます。
またディベートの論題は自分たちが当たり前だと思っていることに挑戦するものが多くあります。大麻を合法化する、臓器売買を合法化する、司法取引、移民の受け入れ、軍事介入などなど、普段あまり触れたことのない考えに触れ、多面的な見方を得ることができます。

3. 教養が増える

 様々な議題に対してその背景知識やケーススタディを知っていると、ディベートで圧倒的に勝ちやすくなります。ディベートの議題は実際の世界で起こっている問題をもとにしているので、リサーチをしたり、ほかの人の議論を聞くことで実際にどんな問題が世界では起こっているのか、どんな議論が巻き起こっているのか、また今日の社会のシステムの支柱になっているのはどんな思想なのか、といったことに対しての知識あるいは教養が増え、より広い視野と考え方を持つことができます。

4. 海外に行ける

海外に行きたい。だけどなんかお金かかるし、授業とかもあるし、予定調整とかしなきゃだし飛行機の便とらなきゃいけないし英語あんま得意じゃないし現地で観光の予定立てなきゃいけないし…とかなんとかいって、あんまり行かないと思います。

それはそもそもあんまりいきたくなかったんじゃないか、本当に行く気があればディベートが無くても行くんじゃないか。そんなことは問題ではありません。問題は、たくさんのディベート大会が世界中で開催され、それに行くとすごく有意義な時間が過ごせるということです。ディベートは国境を越えて世界中に競技人口がいます。また、日本からも多くの人が海外大会に参加します。海外大会ではディベートのみならず現地の人と交流したり、現地の食事を食べたりしてさまざまな文化的経験ができるし、日本人の友達もできて非常に楽しいです。観光したりもします。

マレーシアにて

マレーシアにて

5. 友達が増える

KDS内のみならず、他大学さらには世界中に友達ができます。
大会、練習会、ワークショップなどを通じて密接な交流が図れ、切磋琢磨できる素敵な友達ができます。いまもわたしのブログを読んでくれてると信じてます。ありがとうみんな大好き。

 6. コネクションができる

多くのディベーターたちがそのディベートで高めた能力を生かし、一流企業に就職します。また多くの優秀な人が集うコミュニティーなので仲良くしておくと将来なんかのときに役に立つコネクションができるかも!?(誤解が無いように言っておきますが、自分は決してコネクションや金のためにみなさんと仲良くしたいと思っているわけではありませんからね!友情とか絆とかそういうやつっすから、ほんとほんと。)失礼しました。なんでもありません。

7. 恋人ができる

ディベートは男女混合の団体競技。それも2人か3人という少人数チーム競技なので一緒にペアを組むと親密になりやすいです。一緒に練習して、助け合い、励ましあううちに恋愛感情を抱くことも少なくありません。みなさんはAsianスタイルとBPスタイル、どっちでオトす~~~!?
(必ずしも恋人ができることを保証するもではありません。必ずしも恋人ができることを保証するものではありません。必ずしも恋人ができることを保証するものでは)
以上でした!

それでは、たくさんのみなさんがディベーターになり、英語ペラッペラで批判的な博識で海外志向の友達いっぱいコネいっぱいのモテモテ人間になってくれることを祈ります。


ありがとうございました!ディベートそのものや、ディベートコミュニティーのよさがひしひしと伝わってくるブログでした!

第五回目となる明日は、今年度のキャプテンを務める浅野皓太郎が担当し、「KDSのいいところ」を書いてくれます。お楽しみに!


では、明日の新歓イベントについてご紹介します!

モデルディベート:4月5日(火) 16:00-17:00 @第4校舎独立館D407

Motion: THBT monarchies should have no place in modern democracies. (現代民主主義国家において君主制は存在すべきではない)
Debaters
Gov.: Shunki Nakamura, Kentaro Hoshiba /Opp: Masahiro Michigami, Nanami Hara
日本語解説:Rena Kitsui

食事会:4月5日(火) 18:00-19:30 @ドマーレ

参加される方は17:45に諭吉像前に集合してください!お気軽にどうぞ(^^♪

皆さんのご参加、入部を心よりお待ちしています。わからないことなどあれば、SNS、メール等で何でも質問してください!!