1年生ペアで出たBP Novice
長らくブログ更新を怠っていてごめんなさい。。。もう一ヶ月くらい前になりますが、BP Npviceのブログを20期の嶋本に書いてもらいました!度重なる私の催促にも負けず、文豪か!ってくらい綿密にブログ執筆を拘ってくれてありがとう!どうぞ皆さんお読みください!!!
こんにちは、KDS20期の嶋本です。優勝したKDS Bやベストスピーカーのババではなく、なぜか僕にKDSブログの担当が回ってきたため執筆させて頂いております。
今回は11/11(予選),11/12(決勝)に行われたBP noviceについての話になります(提出が遅れて大変申し訳ございませんでした)。
「ナンバリングがクソ過ぎてスピーチが理解できない」とババに200回ほど怒られているので以下サインポスト
1.大会まで
2.予選ラウンド
3.ブレイクラウンド
4.感想など
1.大会まで
1.1. 紅葉杯
大沢杯までの自分は基本的に自分の英語力のなさを言い訳にしてパートナーに頼りまくるクソディベーターだったと思います。しかし大沢杯の前後から当時のパートナーとのプレパが上手くいかなくなり、やっと自分の力で勝ちに行く必要性を痛感し始めました。遅いですね。その結果として始めた“一人での古典プレパ”や“過去にラウンド練で触れたモーションのスピ練”によって、トライアウトでまずまずの結果を出し先輩と組める枠に滑りこめたのは怪我の功名と言ったところでしょうか。ちなみに同期なのに一人僕らとはレベルの違うところで戦っていたババには以前から憧れており、彼が先輩枠に回ると言った時からトライアウトで上手くいけば彼を選ぼうと決めていました。
しかし肝心の紅葉杯では、前述のプレパ問題に加え自分のスピーチ力のなさも相まって2敗ブレイク落ちに終わりました。スピーカースコアも低く言い訳の余地のない惨敗で、凄まじい屈辱感や惨めさに苛まれ死にそうになったのを強烈に覚えています。その節に励まして下さった先輩方には本当に感謝が尽きません。ブレイクラウンドの日曜日も観光に行く気にはならず勝手にいろいろなラウンドをジャッジをしてみながらずっと観戦していましたが、最後に見たグランドファイナルは京都に行って得たもののなかで最も意味のあるものだったと思います。ORの大教室の教壇で、盛大な拍手と応援の中で相手を蹴散らすババと海人は本当に輝いていました。それまで考えたこともなかった「グラファイ」という物を初めて意識するようになったのはこの時からでしょうか。
1.2.~ノービス
紅葉杯は終わったものの、ノービスのパートナーであるババはHKDOでキヨ先輩と、梅子杯ではカイトと組むことになっていたため実際にラウンド練ができたのは一週間前からでした。そのため、それまではディベーターとしての自分の力を高めようと古典プレパやジャッジに励んでいましたが、自分より遥かにハイレベルな相手と組む際に大切な「パートナーが最大限暴れられる下地を作るスピーチ力」が圧倒的に欠如したままババとの練習を迎えました。
初めて組んで練習した日にはメンバーとして出し切らなければならないエクステンションを全く言えずに燦燦たる有様に終わり、本番まで残り少ない中暗雲が垂れ込めました。その後の3度の日吉練でも、ウィップとしては(メンバーとしての失敗を受けてウィップ就任が決まっていた)ある程度ババのエクステンションを推すことはできたものの、PMではDPMに再度のコンストを強いるようなクソスピーチを繰り返しており、僕としては割と悲惨な心境で本番を迎えることになりました。
※ババに至ってはダメなパートナーを背負って優勝を狙うにあたって更に絶望的な心境だったと思います。反省してます。
2.予選
前述のような状態だったため、不安とプレッシャーでろくに眠れずに当日の朝を迎えました。
2.1.ラウンド1 CO
THW ban sacrilegious expression
最初はCOを引きましたが、PMへの恐怖よりもウィップへの不安の方がはるかに小さかったため、比較的落ち着いてプレパできたと思います。
オープニングハーフが「宗教ダイジ」「freedom of expression」などの一般論に終始した上でメカニズムが欠けていたため、ババがメンバーとしてそれらを埋めた上で文化のオーナーシップなどのエクステンションを出しました。その上CGへのエンゲージまで済ませるスピーチをしてくれたため、ウィップの僕はババが言い切れなかった「sacrilegiousによって初めて認識の齟齬がわかり、ディスカッションが生まれる」という話を一つした上でそれらのエクステンションを推すだけで無事に1位を取ることができました。
ちなみにこのラウンド後にババに言われた「俺をもっと信じて安心して臨んで欲しい」という言葉によって前日までのお葬式ムードから脱却しR2以降に進むことができました。この時のババは最高にかっこよかったです。いえ、いつもカッコイイです。
2.2.ラウンド2 CG
THBT the media should anonymize the identity of convicted criminals (incl. but not limited to their age, face, and race/nationality)
CGの僕たち以外全員ICUという凄まじくアウェイなラウンドでしたが、今回もクロージングということで、あまり焦ることなくプレパを終えました。俯瞰力とマターに満ち溢れたパートナーと挑むクロージングほど安心感のあるラウンドは無いですね。
OGはスティグマができる、OOは再犯の可能性や企業の知る権利などを推していましたが、それぞれへのエンゲージはそこまで多くなく、デッドロックが多かったように思います。MGからはCJSのプリンシプルとしてWパニッシュを認めるべきではないというアーギュメントを立てOOを攻撃した上で、プラクティカルでの具体的な問題を示しました。CGということでCOへエンゲージできるのはウィップだけになり多少のプレッシャーを感じてはいましたが、COが展開していた「メディアは正しい報道をするインセンティブがある」というエクステンションに対してリバッタルを二つほど飛ばして削ることができました。その結果無事に1位を頂き、次のラウンドで2位以上を取ればブレイク確定となりました。この油断が命取りとなります。
2.3.ラウンド3 OO
THBT economic development organization(incl. but not limited to IMF and the World Bank) should not make aid conditional upon trade liberalization.
R2で僕がウィップとして割とCOのエクステンションを削り切れていたことを受け、「LOババDLO嶋本」というロールに変更しました。今思えば何を血迷ったのでしょうか。
このラウンドではババが経済系モーションを比較的苦手としていたこともありプレパはあまりスムーズではなかったと思います。
嫌なことは忘れる心理なのか、執筆時(12月上旬現在)にはこのラウンドのことをあまり覚えていなかったため、罪滅ぼしにこのラウンドから学んだ反省点を挙げようと思います。
・DLOをやる際に相手のスピーチを聞きながらエンゲージ用のクラッシュをまとめようとすると共倒れするので
・クラッシュは自分のLOスピーチが終わった段階で把握しているようにする
・相手のスピーチ中は聞くことに専念する
・オープニングは焦りがちだがリバッタルやコンパリなどをどういう順番で話すかのストラクチャーは絶対にしっかり決める
・ブログは忘れないうちに書く
結果はOGに負けた上でCOにすべて持っていかれた形で3位でした。こうして「R3でブレイクを決めよう、優勝できると思ってる」と言ってくれていたババをバブルラウンドに送ることになりました。控えめに言って死にたかったです。
2.4.ラウンド4 OG
THR the western feminist narrative that regards victims revealing their marks of domestic violence as a form of female empowerment
上記の経緯で4位を取ればブレイク落ちに終わるという恐怖のバブルラウンド(7点ラウンド,CGのICUのみ8点プルダウン)を迎えてしまいました。しかも同じラウンドにKDS C,KDS D,KDS Eが集い、全員でCGのICUを4位に追い込むことに成功しない限りどこかがブレイク落ちするという陰鬱な状況でした。
この時点で割と危機的な状況でしたが、更にこのラウンドのモーションがフェミニズム系だったことによりOGなのにババが13分間黙るという非常事態が発生しました。死ぬかと思いました。最後の2分間で怒涛のマターダンプを受け、セカンドが暴れられる最低限の下地を作るためにとりあえず「男女格差が問題なのであってDVそのものの解消は最終的なゴールではない」「DVでも離婚したくない女性のチョイスがフェミニストによって制限される」などの各アーギュメントの表面を浚うようなPMスピーチを行いました。その後僕が生贄スピーチで時間を稼いでる間に深めたアーギュメントをババがセカンドで出し切り、憔悴しきった気分でラウンドを終えました。クロージングに関してですが、CGが割とナイフを向けてきていた気がしたのでそっちをメインに取られたら死ぬなと感じていました。
※ラウンド後にCOにいた近藤サトミに「あんなに焦ってるババくん初めて見た~」と言われました。僕もです。
2.5.ブレイク発表
夜9時半にFacebookでブレイク発表とのことでした。心臓に悪かったです。帰路が同じ方面ということで一緒に帰っていた同期のユウスケと「死にたくなっても安心なところで一緒に見よう、ホームで見たら線路に飛び込むからダメだ」ということでマックに入って結果を見ることになりました。祈るような気持ちでスマホの機内モードをオフにしたところ二人ともブレイクしており、僕たちに関しては2位ブレイクでした。バブルラウンドに入ってしまった罪悪感から解放されたと同時に、明日のブレイクラウンドに向けて多少の自信がわいてきました。
持ち点からR4の結果が読み取れましたが、僕たちは1位を取れており、更にKDS3チームで見事1位2位3位を独占し全員でブレイクできていまし。ラウンドでは4位のICUも8点プルダウンだったため無事にブレイクしていました。ハッピーエンドですね。
※ちなみに後からTabを確認したところ生贄スピーチに78点が付いていました。意味がわかりませんが、ババの2分マターダンプのクオリティが彼が思っていた以上に高かったんだと思います。
3.ブレイクラウンド
2位ブレイクということでsemi QFは免除でQFからの参加となりました。なので朝は比較的落ち着いて見学に回ることができました。
3.1. QF OO
THW ban private ownership of land
オープニングなので比較的プレパが慌ただしくはありましたが、ババが割と得意としていたモーションらしく、殆ど考える時間を取ることなくマターダンプが始まりました。
OGからのアーギュメントは、土地の保有の問題点というよりも財産の相続が如何に格差を助長しているかに関するものでした。なのでLOからはそこを指摘しつつ「問題があるならオポとしては相続を禁止しても構わない」というスタンスを取り、土地の保有によって個人の生活が保障されているといったアーギュメントを立てました。しかしこの「相続を否定する」スタンスが「保有を否定している」と取られてしまい、2位となりました。とは言えこれで無事にSF進出を決めたことになります。リフレクでマークさんがLOスピーチを評価して下さったのでファーストに自信を持ってその後のラウンドに臨めました。
3.2. SF OG
THW allow unconditional euthanasia
OGを引きましたが、ババが最も得意とするモーションだったようです。そのままスピーチになるようなマターダンプを12分で終え、自分の中で整理する時間を十分に取った上でPMスピーチを迎えられました。このラウンドはCOのWADを除いて他3チームがKDSという日吉練で、うち最低でも1チームはSF落ちとなる骨肉の争いが発生することになりました。
OGからは「自分の人生を決める権利があり、自殺をしたい人にとっての必要性がある」,「オポのパラダイムでも絶対に死にたい人はどの道死を選ぶ以上、電車に飛び込むよりは安楽死のほうが本人も苦痛が少ないし他者への害も無いこと」「生きる権利を保有している以上、それを放棄する権利も同時に持ち合わせている」といったアーギュメントを比較的PMの段階で出し切れたと思います。
※観客席にいた先輩が「嶋本くんくそうまくね…」とツイートしてくださっていて非常に嬉しかったのですが、ごめんなさいあのアーギュメントは全てババです。
CGから出たエクステンションとして「オープニングはrationalとかirrationalとか言ってるけど、人間のチョイスなんて基本irrationalでしょ、こんな素敵な週末にディベートしてるのだってirrationalじゃないか」というものがあり、なぜか感動したのを覚えています。今度機会があったら使わせていただきます。ちなみに開口一番J先輩を煽り始めるMGのスピーチは滅茶苦茶面白かったです。もう一度聞きたいので誰か音源ください。
結果は1位でした。と同時に紅葉の観客席で眺めていた「グラファイ」に自分が立てることが決まったわけです。感無量でした。このグラファイへの私情が要らない緊張を生み、生き恥をさらすこととなります。
3.3. グラファイ OG
TH prefers technocracy to democracy as a system of governance
なぜ3戦あるブレイクラウンド全てでオープニングを引くのかとても疑問ですが、OGになりました。ORでのプレパは新鮮でした。
OGからは裁判官や日銀総裁が民主主義で選ばれていないことを指摘しテクノクラシーの有効性を示しましたが、オポの責任は「全て民主主義の国家を推すことではなく民主主義とテクノクラシーを併用する国家を推すこと」であり、逆にガバの責任が「政治の決定すらもテクノクラシーで行う国家を推す事」だったため、キックアウトされて無事死亡しました。ちなみに僕のPMスピーチはしどろもどろでORの大教室で生き恥を晒しました。つらかったです。
4.感想など
4.1.ババつよい
今まで書いてきた分を読み返しましたが、なぜ僕がこの文章を書いているのかわからなくなる程ババしか勝ちに貢献してないですね。オープニング時のマターの出る勢い、クロージング時のラウンド俯瞰力とそれによる的確なエクステンション、更に一言で相手のケースを削りきるキラーPOIなど、日本一の一年生を隣で見るのはとても貴重な経験でした。
4.2.自分何もしてなさすぎ
この大会において自分のダメなところをハッキリと自覚できたので挙げてみます。
4.2.1.マターがない
上手くいったラウンドはババからマターがスラスラ出てきた時で、負けたラウンドではババが苦戦していた時でした。マターダンプを受けている際には勝敗に自分の頭が何の影響も与えられていないことを強く自覚させられとても不甲斐なく感じたのは強烈に覚えています。
4.2.2.スピーチのストラクチャーがない
これは大会前のスピ練で痛感させられたことです。イラストをどう入れていくかなどのストラクチャーが全くなっておらず、ババからの指摘の量に絶望していました。今回はババからのマターダンプがそのままスピーチになるようなわかりやすいものだったため何とかなりましたが、自力でできたとは思いません。ジェミニで彼と組んだ先輩たちは彼の話がわかりにくいとおっしゃいましたが、僕はとてもわかりやすいと思います。とてもわかりやすいと思います(2回目)。
4.2.3.英語力がない
相手のアーギュメントをしっかり取りきるリスニング力、自分のアーギュメントをしっかり立て切るスピーキング力が欠如していたと痛感しました。部員が次々と辞めていった結果海外経験やディベート経験のない同期が減ってはいますが、そのようなディスアドバンテージは一刻も早く払拭したいと思っています。
4.3.精進します
今回自分が憧れていたグラファイという場所に立つことはできましたが、そこでのスピーチは自分が目指していたものとは程遠いものでした。更にそこへの過程に自分は何も貢献しておらず、不甲斐ない気持ちが強く残りました。
ノービスを経て、今後の大会で今度は自分の力でもう一度ORの一番前でスピーチしたいと強く思いました。冬T後はしばらく大会がないので、自分の弱さと向き合い努力していこうと思います。
個人練習に付き合ってくださった先輩方、そして何より今回グラファイまで連れて行ってくれたババ、本当にありがとうございました。
嶋本ありがとうううう!サインポストよかったと思う()(個人的には「ババつよい」、「精進します」がツボです)夏の間とかもすごい頑張っていて、いつも真面目に努力していて凄いなと思う。これからの活躍も期待しています!
以下がKDSの成績となります!
Champion: KDS B (Kiyonobu Tamai, Kaito Suzuki)
Grand Final Best speaker: Kiyonobu Tamai
Grand Finalist: KDS D (Takua Baba, Hiroki Shimamoto)
Semi Finalist: KDS F (Junji Yamamoto, Yusuke Fuse)
Quarter Finalists: KDS A (Momoka Shibata, Ribong Kang), KDS E (Mio Wadano, Miku Iemura)
Pre-Quarter Finalists: KDS C (Ryohei Shioda, Satomi Kondo), KDS G (Hirokazu Matsuda, Aki Yamamoto)
Main Best speakers
1st Takua Baba
2nd Momoka Shibata, Ribong Kang
Rookie Best speakers
1st Takua Baba
2nd Ribong Kang
7th Hiroki Shimamoto, Kaito Suzuki
Breaking Adjudicators:
Hikari Tamura (AC)
Rena Kitsui
Ryo Hayakawa
10th Best Adjudicator: Ryo Hayakawa