銀杏杯ブログ 2019

こんにちは!今回は8月に行われた銀杏杯についてのブログを22期のけいたに書いてもらいました!初めてのブレイク制の大会だと思うので貴重な経験ができたのではないでしょうか?とても綺麗にわかりやすく大会について振り返ってくれています😊

それではどうぞ!!👇👇👇


こんにちは。KDS1年生の福田恵大です。今回は8月5日、6日に東京大学駒場キャンパスで行われた銀杏杯のブログを書かせていただくことになりました。拙い文章ですが、よければ読んでいただけると幸いです。今回は大会前から大会終了までを説明したいと思います。


Table of Contents
1. 大会前
2 .大会1日目
3 .ブレイクナイト
4 .大会2日目
5 .結果
6 .感想


1 大会前

銀杏杯の告知がされ、グループラインでチームメイトを募集したところ、りくが声をかけてくれました。チーム名は成り行きで「イントロ芸人ファンクラブ」になりました。大会前はどの大学も期末試験となっていて、特に慶應は3日までテストがある人もいたので、直前は自主練習1回しかできませんでした。相手を探して自主練習をもっとやっておけばなあ、と後悔するも時すでに遅し。不安を抱えたまま大会へ。

2 大会1日目

R1 (gov): win
THW introduce a female quota in Parliament
1ラウンド目からまさかの対高校生、しかも僕の高校の後輩と戦うことに。しかし古典モーションだったこともあり、なんとか頭を回して勝利することができました。

R2 (opp): win
TH opposes peace education that uses shocking graphic images of war victims
この試合は、shocking graphic images が生徒に起こす具体的な影響をうまくジャッジに想起させることができず、戦争の発生までの過程を伝えることが大事か、それとも戦争の最終的な被害を伝えることが必要かの試合になってしまうところでしたが、DLOとReplyで戦争の過程は政策後でも伝えることができる、という方向に修正して勝つことができました。

R3 (opp): win
THW ban sacrilegious art
(sacrilegious artというのは、ある宗教の神を侮辱する芸術のことです)
この試合は、LOの段階から宗教が持つ性質、それにより発生する陰惨な事件とその隠蔽までをクリアに示すことができたので、かなりクリアに勝利することができました。個人的には銀杏杯で一番いいラウンドだったと思います。しかし、sacrilegious artの詳細をうやむやにして相手のインパクトを削った感があったので、もっと真っ向から否定する必要があるな、と感じました。

R4 (gov): win
THBT developing states should prioritize the education for the mass over the education for creating elites
混沌とした試合でした。途中でAIも出てきてもう何が何やらといった感じでしたが結果的に勝利することができました。

3 ブレイクナイト

ブレイクナイトは、大学ごとにテーブルに座り、一日の健闘をお互いに称えあい、また先輩方から激励の言葉をもらったりしながら、楽しい時間を過ごしました。

ブレイクナイトはその名の通りブレイクチーム、つまり二日目の決勝ラウンドに進めるチームが発表されるわけですが、各大学ブレイクチームが自分の大学から出ると拍手、歓声とともにそのチームを祝福していました。上級生からの激励、そして2日目に来ることができない同期からも応援の言葉をもらえるブレイクナイトは、ぜひ参加してほしいと思います。とても自分のモチベーションになるし、ブレイクナイトを通して同期同士で銀杏杯まで以上に親睦を深めることができます。

4 大会2日目

Double-oct final (opp): win 0-3
THW require individuals to pass a general knowledge test in order to gain the right to vote
サイドが味方してくれました(笑)。決勝ラウンドはじゃんけんでサイドを決めるので、パートナーのじゃんけんに感謝です。

Oct final (opp): win 0-3
TH supports the usage of violence by environmental campaign groups to achieve their goals
一見opp有利に見えるモーションだったのですが、相手の見せ方がうまく、暴力行為を革命と同視することで正当性を持たせてきたので、とても焦りながらLOのスピーチをしました。しかしDLOで正当性があることがsupportする理由にはならない、というところを突き、そこがとられて勝利することができました。またまたパートナーに感謝してもしきれない試合となりました。

Quarter final (opp): win 0-5
THW offer dictators immunity in return for leaving power
このモーションを見たとき、何を話せばいいのか全く思いつかず、内心とても焦りながら部屋へ移動していました。しかしパートナーが突然「閃いた!」といい、独裁者が権力を手放すのは、独裁者の権力が弱まっていて革命がおこりかかっている状況である、というところに着目して、独裁者に権力を手放すのを認めるのはむしろ逆効果、という論を立てることができました。これは相手が想定していなかったらしく、かなり試合展開を有利に進めて勝つことができました。この試合は(まあ全試合ですが)りくに本当に助けられました。

Semi final (gov): lose 2-3
THW abolish labor unions and labor protections during times of economic crises
今までなんだかんだクリアに勝つことができてきていただけに、この試合は本当に悔いが残るものとなってしまいました。現状分析と政策後のインパクトだけを話して、どうやってその結果を導くかの現状分析がすっぽり抜けていて、しかもその過程を証明するのがとても難しい、という状況を作り出してしまい、そもそも立論の段階で間違えた感のあった試合でした。結局ジャッジにはその部分を見られて敗北してしまいました。そして試合後にその部分を補強するイグザンプルを思いつき、ますます悔いが残る試合となってしまいました。試合中にその例を思いついていればと思うと、パートナーには本当に申し訳ない結果となってしまいました。

5 結果

KDSイントロ芸人ファンクラブは準決勝進出、そして個人としては僕が個人8位、りくが個人1位という結果でした。

6 感想

自分にとって、とても今後のためになる大会となりました。ディベートの練習を始めて5か月たっての大会、ということでレベルの高い大会であり、また先輩方からのフィードバックで自分の課題点を見つけることができ、それを次の試合へと生かすことで、この大会を通してだけでもとても成長を感じられる試合で、なおかつ大会後の練習にも生かせるいい経験となりました。また試合を通して他大のディベーターとも交流を深めることができました。銀杏杯は自分のディベーター人生をより豊かなものにするために、ぜひ参加しておきたい大会だと思います。

 


Results of Icho-cup 2019

[Semi Finalist]

イントロ芸人ファンクラブ (Keita  Fukuda, Riku Saito)

[Oct Finalist]

Strangers (Nishikawa Yuriko , Ritsu Murata), あるふぉーと (Yukina Hashimoto, Tsubasa Ito)

 

[Double-Oct Finalist]

わんこ大作戦 (Erika Ueno, Jieyin Yu),

Carbonara (Myles Hirozumi Shiotsu, Tota Shimao),

KO2 (Yohei Horiguchi, Jun Shiraishi)

[Best Speakers]

1st: Riku Saito

8th: Keita Fukuda

[Best Beginner Speakers]

1st: Yohei Horiguchi

2nd: Jieyin Yu

5th: Erika Ueno

7th: Myles Hirozumi Shiotsu

10th: Tota Shimao

[Best Adjudicator]

5th best adjudicator: Yui Kawaguchi

DCA: Toshiya Ozawa

VMD: Miyo Arai


けいた、ありがとうございました!今回の銀杏杯は試験期間終了直後だったこともあり、例年と比べて充分な事前練習ができなかった思いますが、立派な成績を残してくれました!まだまだ1年生大会はあるので、この銀杏杯の経験を活かしてこれからも頑張って欲しいと思います^^