愛しとるけえ、黙っとられんのんちゃねー
みなさんこんにちは、そしてディベすすに参加された方はお疲れ様でした!ディべすすは毎年KDSが運営する大会なので、19期の私たちは来年運営を担当します。よろしくお願いします!
さて、今回は2年の神田駿介さんに2月5日にICUで今年からの試みとして開催された、ラブモーション限定大会のIron Cupの感想文を書いてもら、、、うつもりだったのですが、そこはさすがしゅんすけさん。最近ホットなトピック(?)である「自分にとってのディベート」について語っていただきました!
アツい文章、行きますよ?
Iron cup
最近できたばかりのラブモーション限定の大会に参加しました。一年生が構想してくれたみたいで非常に有難く二年生の私としてはテスト後だし面白そうだし出るか!って思って出た大会でした。
結果は優勝でした。
パートナーが非常に頑張ってくれました。
ありがたいです。
と、感想を書き始めてたら上記の感想は本当なのですが何とも平凡な感想文になってる気がしています。
閑話休題。
もうちょっと込み入った話します。
ディベートを3年以上続けてる私にとっては何かしらのモチベーションがない限りディベートをやり続けるというのは中々難しいものかなと思います。特に何かディベートに対して求めるもの得られるものがない限り闇雲にやっても結構キツいかなと思います。結果が出ない時、同期が良い成績を残している時、自分は何をやっているんだろうって思ったりすることもあったりします。結果が出ても、そのプロセスに価値を見出せなければ良かったけど何か空虚な感覚に襲われる気がしたり、結果を残す義務を果たした的な感覚がして面白くなかったりします。
つまり、何が言いたいかと言うとディベートをやるにあたって結局のところ「自分はディベートに関わって何がしたいのか」っていうのはある程度堅実に持っておくと、モチベーションを維持しやすいし、ディベートと良い関係を結びやすいのかなと思います。それは非常に些細なことでもいいですし、大きいことでも良いと思います。
例えば
・仲良い後輩、同期、先輩と一緒に練習したり大会に出たりして楽しみたい
・英語力を身につける、レトリックとか学びたい
・色んな知識や考えを身につけたい
・考えること自体好き
・コミュニティが好き
・色んな人と交流したい
・カッコいいスピーチをしたい
・ブレイクを目指して頑張りたい
・優勝したい
・色んな大会で活躍したい
これよりもたくさんあると思うし、どれか1つのことをしたいというわけではなく複数にまたがることも全然考えられると思いますが、これを自分の中で明確化するのは非常に大事だと思います。何故これが大事かというと、自分の中に明確に何が楽しいのか、何が楽しくないことなのかが人に影響され過ぎないでハッキリと分かるからです。
おそらく自分が思ってるより周りの人々や社会的な規範は、自分に「こうでなければ幸せじゃないし、楽しくないはずだ」というものを意識はしてないとは思いますがある程度課してくるような気がしているのです。
凄い単純な話なんですが、1年生の時にブレイク落ちした時に他のブレイクしてる人が称賛されてるところ見た時に、とても悲しい思いをしたいうのは良くある話だと思います。
僕もそういう経験あるんですけど、ド鬱になるとかそんなことはなかったです。
多分僕は「ブレイクしたい」という気持ちはあったと思いますが必要以上に自分を卑下しなかった理由はおそらく、他にディベートでやりたいことが達成できていたからだと思います。つまり、僕はディベートを通して「自分が知らなかった世界を知る」というのも1つの自分がしたいことだったので、ブレイク落ちしようがしまいが、リフレクを聞いて新しい概念を知ったり全然知らないモーションを考えてみたりするのが達成できていたからです。
つまり、自分の中にしたいことが下手にそういう他人から押し付けられる価値(今回ならブレイクすることが良いことであり求めるべきもの)を取り込みすぎないことが結果的に良いんじゃないかと思います。別にそれが1番のプライオリティーだと思う人もいるので、それは否定しません。あくまで、自分のしたいことが何なのかを人に規定されすぎないようにして下さいという話です。
(逆に「こうであれば、幸せであるし、楽しいはずだし、あなたはそうであるように振る舞うべきだ」というのもあります。ぶっちゃけ、そんなことはないので、自分の意識して構築した価値観で考えてみるといいと思います)
人間は人から影響を受ける生き物なので、完全に人からの価値観を取り込まないことは不可能ですが、ある程度自分が何をしていたら、何をし続けていたら楽しいのか幸せなのかを意識的に考えることは大事なことだと思います。
後は、それ以外の価値観を自分の中でプライオリティーを付けるのが良いかな、と。
結論:自分はディベートに関わって何がしたいのかを明確にするとモチベ上がりやすいし楽しいことの方が多いと思われる。
最後に、私は今回は優勝ということですが、優勝以上に信頼できるパートナーと組んで楽しめたことが私自身にとっては価値あるものでした。(優勝と相乗効果はありますが笑)
駿介さん、あっつーい文章をありがとうございました!
ディベート人生を有意義に、価値を持って行き抜く秘策が垣間見えましたね、、、さすがです(パチパチ
[Iron Cup 2017 results]
Champion: かわいいメロス (Shunsuke Kanda joint)
3rd Best Adjudicator: Atsushi Sumida
Grand finals Judge: Momoka Shibata, Atsushi Sumida
Congratulations!!
Photo credits: Iron Cup 2017 official Facebook