Sae Kobayashi風のJapan BP大会レポ~17期の先輩方への感謝を添えて~

こんにちは!広報の藤井です。寒さも日に日に厳しくなり、今年も終わりに近づいてきましたね☃ 少し遅くなってしまいましたが、12月の初めに行われたJapan BP (冬T)の感想を、見事チームでRookie Grand Finalist、個人でRookie 9th Bestに輝いた、KDS1年の小林沙衣に書いてもらいました!


KDS一年の小林沙衣です:) こんにちは!

このたび社会人から1年生まで師走の寒さにもめげず熱い戦いを繰り広げた国内最大規模のBP大会、Japan BPが12月5、6日に開催されました。KDSは多くの人が素晴らしい成績を残していて(みなさんおめでとうございます!!)、まだまだ未熟者の私がこの大会について書いていいのかという一抹の不安もありますが、入部当初から密かにブログを書く機会を狙っていましたので笑 ディベート界を垣間見ていただけるよう大会を通して私が感じたことを3つ書きます!!

さえのスピーチ!

1 マター集めって大切ですね
—–R3(OG) THBT EU should ban anti-EU parties from having seats in the European Parliament. —–

このラウンドでマター集めの重要性を改めて感じました。大会前練習でEUモーションがうまくいかずEUのことをリサーチしていて、それによって少し内容が豊かなスピーチができたのです!例えば今回はEuropean ParliamentはEUをどう動かすかという議論の場であり、EU自体の是非を問うことはお門違いである(各国の議会ではすべき)というスタンスをとったのですが、今EUが抱えている問題(テロ・移民・経済危機・東西格差・申請国etc)を具体的に示すことで的外れな発言による議論の遅滞が起こす悪影響を押すことができました。国民・国家議会・EU議会の階層構造とそれに基づいて国民の意見(anti-EUのものも含め)がどうEU意思決定に反映されるかまで話せればよかったのですがなにはともあれ確実な現状とスタンスに基づくスピーチができたのはうれしかったです!

2 Closing修行したい
—–R1 (CO) THW require large pharmaceutical corporations to invest in unprofitable medicines for rare disease, R4 (CG) TH celebrate commercial of disability——

今回私たちのチームはまさかのopeningは2回とも1位、closingは2回とも4位。Closingの力不足ですね。でも(closingができるようになったとはお世辞にも言えませんが)この2試合とパートナーのスピーチの見せ方を見て、自分が必要以上にnew argumentに執着していることに気づくことができました。closingはやはりopeningの呼応で、new argumentもopeningの水掛論の解消の一方法なんですよね。ということでこれからはopeningの議論をどう解消するのかという観点から修行を積みたいと思っています。

3 Realisticなディベートって、スピーチってかっこいい!!!!!!♡
—–すべてのラウンド(特にGrand Final)—–

今回の大会ではなによりも、上級生の皆さまと試合ができたこと(特にR4で、エリザベス杯で組んだしもんさんと戦えたこと)、釘づけになる魅力的なスピーチがいくつも見られたことが収穫でした!そして、いかに“ありえそう”なコンテクストに基づく事象と見せられるかの大切さを痛感しました。4年ごとの選挙だと本当に人って選挙期間外の社会問題を忘れてしまうの?とか政府が大企業に利益がでないとみられる難病の研究を強いたとしたら企業は自身の資源のどれくらいをそこに割くの?とか。ディベートのmotionって現実社会でもcontroversialな問題だから実際に決断をする立場になりきってその世界を描いてみることがディベートの根本にあるような気がしました。

冬T トムさん

 

長くなりましたが最後に…

10月はじめのコスプレディベート大会からはじまってほぼ毎週大会!というシーズンがJapan BPにて幕を閉じました。たくさんの的確なアドバイスをくださり一緒に練習してくださった先輩方、18期のみんな、紅葉杯のリベンジをかけて私をJapan BPに誘ってくれたパートナーのあつし本当にありがとう!今回はRookie Grand finalistでしたがいつかmainのgrand finalistになれたらいいなと目標は大きく、これからも精進していきたいと思います。

そして実はこの大会は17期から18期への代替わり前の最後の試合でした。練習では大会が近くても1年生のジャッジをしてくださり、大会では多忙でも1年生が大会に出られるようにジャッジとして大会に来てくださり、私たちの見えないところでKDS全員がディベートを楽しめるよう動いてくださった17期の先輩方に心からの愛と感謝をこめて!先輩方がいたからこそ18期はここまでくることができました。ありがとうございました。

(卒業みたいになっちゃいましたが笑、もちろんこれからもよろしくお願いします。)


ありがとうございました‼︎

ディベーターとしても、新しい国内渉外としてもこれからのKDSを引っ張ってくれるであろうさえちゃんに期待が高まりますね( ^ω^ )

以下、KDSの結果となります。

Champion Just a spoonful of Supercalifragilisticexpialidociousness;Now, you can say it backwards, which is dociousaliexpilisticfragicalirupus. But that’s going a bit too far, don’t you think? (Yuki Oka, Joint)
Grand Finalist Love Sexy Dynamite Libertarians (Mitsushi Ono, Joint)
Semi Finalist Keio 1 (Kasumi Nogawa, Tom Ohtsuka)
Quarter Finalist KDS A (Masako Ishihara, Ryo Hayakawa), Ah Mujou (Shunsuke Kanda, Joint)
Pre Quarter Finalist Keio Dragon Night (Kenshin Nakahara, Nanami Hara), Gijuku C (Kentaro Hoshiba, Shimon Nakayama)

Rookies Grand Finalist KDS C(Atsushi Sumida, Sae Kobayashi)
Rookie Pre Grand Finalist KDS D(Momoko Makimoto, Tatsuya Morimoto)

2nd Best Speaker Yuki Oka
7th Best Speaker Mitsushi Ono

Rookie 4th Best Speaker Shunsuke Kanda
Rookie 6th Best Speaker Atsushi Sumida
Rookie 9th Best Speaker Sae Kobayashi, Shunki Nakamura

Breaking Adjudicator Kotaro Asano,

Deputy Chief Adjudicator Sho Masuda