はじめてのじゃっじ

Japan BPブログの第2弾は、1年生にして見事Japan BPのジャッジブレイクを果たした村松花によるブログです!(*’ ω ‘*)♡どうぞお読みください!!!


きっかけ

冬Tジャッジをやろうと思ったきっかけはれなさんみおさんペアに提供ジャッジをやってくれない?と頼まれたことです。正直、冬Tの前に連続する大会たちを想像するだけで頭痛がしていた私は、冬Tって社会人まで出られる大会だからボッコボコにされるだろうしあんまり出たくないな~でもみんな出るらしいしどうしようかな~と思っていて、パネルは間違えてもチェアに先輩がいるし気楽でいいかも!とかいう短絡的かつテキトーな理由でジャッジ参加を決めました。

 

ジャッジテスト

ご存知の通り、ジャッジテストはジャッジ戦歴の足りない人の実力をはかるために大会前に提出しなければならないテストです。私はこのテストの存在を知らずにNEAOに行く2日前に塩田さんに教えてもらって慌てふためきました。そして、締め切りがNEAOの翌日にもかかわらず、NEAOの前にジャッジテストとかやってらんないと思い知らんぷりを決めることにしました。NEAOの予選ラウンドで心がズタボロになり、ブレイクラウンドで先輩方や海外ディベーターの素晴らしいスピーチを聞き心が洗われ、怒涛の三日間が過ぎあとは観光だけとなった最終日。ジャッジテスト今日までだ…と気づいた私は眠い目をこすりながらなんとか皆の寝静まるベッドから抜け出し、NEAOによって少しだけリスニング力が向上したことに感動しながらなんとかRFDを書き終えました。その晩、日付が変わってから皆でジャッジテスト鑑賞会をして、1位と4位はあっていそうなことに安心して爆睡しました。(後日、テスト結果をみて1位が違うことが判明しました。あの場にいたKDSイラj…(ry )

 

冬T直前

冬T前の練習に偉大なるKDSのGOD、しょうさんが練習に来てくださりパネルに入らせてもらいました。順位はかなり違いましたが、私の拙いRFDを最後までちゃんと聞いてほめてくださり(誰にでもいい部分を見つけてくれるという噂は本当だった!)最近ディベートに行き詰りまくって自信喪失の深さがマリアナ海溝くらいだった単純村松花は、浮かれまくって、ヒロさんとざんまさんが去年ジャッジブレイクして一年生大会のジャッジテスト受けなくていいんだ~と自慢()していたのを思い出し、おこがましくもジャッジブレイクしたいな~と思ったのでした。

 

冬T当日

朝、ディベーターとして出る友達が皆緊張しているのを横目に、ディベーターのときは食欲が微塵も出ないのに、ひたすらリラックスして購入した食料をバクバク食べていました。しかしリラックスしていたのも束の間、アロケが発表され自分の名前の横にcの文字があり動揺しまくり、とりあえず先輩たちのところへ行って最初の”Welcome to JPDU Winter Tournament…” みたいなあれを教わって、タイムキーピングはもうパネルの人に任せることにして極度の緊張の中ラウンドが始まりました。1年生だとばれるとなめられるかなと思ったので二年生の風格を醸し出せるように動きをいちいち大胆にするよう心がけました。”Thank you for your speech, now I’d like to call…”っていうやつで嚙みまくり萎えまくりましたが、パネルの人と順位が一緒で心底ほっとしました。ただ、パネルの人とRFDが嚙み合わないし、ジェネコメとか言ったことないからわかんないしかなり焦りましたが、しょうさんに教えてもらったRFDは丁寧に!という言葉を思い出し頑張りました。

やっとR1が終わってフィードバックも終わり疲れた…と思ってR2のアロケを見ると単チェア…。泣きそうでした。タイムキーピング自分でやらなきゃ…。しかし英語が聞き取りにくい人もいなかったので助かりました。フィードバックでextensionの出し方を聞かれ、私が聞きたいわ!と思いつつ当たり障りのないことしか言えずに悲しくなりました。

R3でやっとパネルに入れたと思ってよく見たらもう一人のパネルが藤Tさんでまさかのトップラウンドのパネルになっていました。ここで私は地獄を見ます。非常にハイレベルなディベートが展開され聞き取るのが精一杯でした。結果、オープニングハーフが終わってもOGとOOの比較すらも出来ていない状況で、本気で涙が出ました。全スピーチが終わり、チェアの人と順位が合い、後は藤Tさんとチェアで議論が交わされていたので、私もそうだと思ったところでひたすら強く頷いていました。とにかく藤TさんのRFDがすべてを網羅しきっていて素晴らしくて感動しました。

R4もまたチェアでしたがR3を見た後だったのでいい感じに肩の力が抜けていました。パネルの二人と順位が違いましたが、パネルの意見に納得して順位を変えました。後から考えてもそっちのほうが正しかったと思うので柔軟にパネルの意見を聞き入れることも大切だなと思いました。

家に帰り大好きなテレビドラマ「相棒」を見ながらブレイク発表をそわそわしながら待っていたら、田村さんからジャッジブレイクしてたよとラインが届き、その後もいろんな人たちからおめでとうと言ってもらい、KDSのあったかさを感じました。私は今までほとんどの大会をコバンザメしてきたので自分の力でブレイクできたことが何より嬉しかったです。

また、ゆうすけ&さとみペアが1年同士ながらオープンブレイクしていたのを見て、おばさん(私のこと)はR1で落ち込んでた2人を思い出して感極まってうるうるしてしまいました。

二日目は最初オクトのパネルで、チェアがしょうさんでした。1日目はR3以外では英語がそこまで速くなかったので二日目の段違いな英語の速さにどうしよう…とあたふたしていました。結局自分のdecisionに自信を持てないまま順位がくい違い、説得力のかけらもない説明をしてしまい本当に悔しかったです。(そんな私のひどい説明を聞いて丁寧にどこが違うか教えてくださったしょうさんへのrespectがさらに深まりまくりました。)

オクトでしくじったのでもうお役御免だと思っていたら、幸か不幸かRookie GFにKDSが誰も出なかったのでGFジャッジが全員KDSになり、まさかの私も含まれていました。愛すべき先輩方とジャッジできることを名誉だと思うと同時に、しくったら絶対ずっと覚えられちゃうじゃん…という不安もあり(笑)とても緊張しました。ただ、MotionがTHW legalize child labor in developing countriesで超古典だったので、closing何言うんだろうなとか考える余裕が生まれました。結局、順位は一致しましたがまたもや先輩方の「全部聞き取って、すべてを踏まえたうえでRFD作っている感」に圧倒されました。少し順位が違ってもここまで説得力のある説明されたら私は速攻で順位を変えますね。ということでつつがなくRookie GFがおわり、その後GFをみてこんなジャッジはできない!!と思っていました。

2週間連続で高尾でソバを食べる3人

2週間連続で高尾でソバを食べる3人

 

おわりに

今回のブレイクはたまたまジャッジテストがよかったことに加え、RFDもdiscussionも日本語でよかったことによるもので私の実力で得たものではありません。本当は英語でやるべきなんだけどきっとみんなも日本語のほうが分かりやすいしいいか~と日本語に逃げていました。しかし、今までディベーターとしてしか見たことがなかった世界と違った世界を微小ながら覗けた気もします。ディベーターのときはMotionについて考えることにいっぱいいっぱいでしたが、ディベートがそもそもジャッジを説得させる競技だったということを忘れていました。また、ジャッジ自体も競技の一部であることを再認識しました。ジャッジも必死な人間なんです、神じゃないんです。(基本的にすべて正しい神だと思っていました。)

今回このような貴重な機会をいただけたのは、ジャッジを勧めてくださったれなさんみおさんをはじめ、KDSの先輩方のおかげです。いつまでたっても上達しない私のことをいつも励ましてくださって本当にありがとうございます。ディベート辛いけど千回に一回くらいいいことあるからまだ諦めずに頑張ります!!

写真好きな20期girls♡

写真好きな20期girls♡


花ありがとおおおお!!!本当におめでとう!🎉Japan BPジャッジブレイクを機に自信をつけて、マリアナ海溝を埋めてこれからもガンガン活躍してください!!!

以下がKDSの成績となります!

Semi Finalists: KDS A (Kiyonobu Tamai, Chin Yi Chow), Love Sexy Amuro Lovers (Mitsushi Ono joint)
Quarter Finalists: Mayu Arimoto: (Hikari Tamura, Marc Kasahara), KDS B (Mio Wadano, Rena Kitsui)
Oct Finalists: Treacherous Mafia’s Wonderland (Ryo Hayakawa joint), Huffy Puffy Vanilla Bunny (Takua Baba joint), KDS D (Satomi Kondo, Yusuke Fuse)

Best Speakers:
10th Chin Yi Chow

Rookie Best Speakers:
1st Takua Baba
2nd Yusuke Fuse

Best Adjudicators:
2nd Sayaka Nakano
3rd Ryohei Shioda
7th Atsushi Sumida

Best Rookie adjudicators:
1st Ryohei Shioda
4th Momoka Shibata

Judge test Adj core award:
Hana Muramatsu

 次回もぜひお読みください!