1年ぶりにKDSブログに帰ってきたー!!!(紅葉以来)

衝撃的なブログ、来ました。秋T2017のセミファイナリスト、順爾に秋Tの感想を書いてもらいましたー!
話めっちゃ飛ぶし、長いし、すごく読みにくいのですが、順爾らしい熱いめちゃくちゃ良い文章なので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。このページを開いたからには、皆さん最後まで読んでくださいね(・ω・)ノ
最後に後輩への感動のメッセージもあります(笑)


KDS Aが優勝したんだからどう考えても、彼らに華々しくブログを書いてもらうのが妥当だと思うのですが、「今後順爾がブレイクするのはいつになるかわからないから、この貴重な機会に書いてもらおう」というブログ担当のmalicious intentionを察知しました。(被害妄想)

1)大会前

2)大会

1)大会前

今回、KDSの長老塩田と組みました。ディベートの色んなマターについて今までに彼とはいろいろ話したことがあったので「まぁうまくいくだろう」と思って僕から彼を誘いました(苦難の始まり)。

夏休みの日吉練で、僕たちは基本的に他のチームにボッコボコにされ続けました。上手い人たちが日吉に来てくださったからなかなか簡単に勝てるような状況ではなかったということもありますし、昨年、BP大会には、BP Noviceしかでていなくて、そもそもBPのストラテジーを全く理解できていなかったとか諸々の理由があります。練習では、1年生チームに抜かれたとかいうのもなんどもありました。

そんなこんなで、夏休み前半期(8月末くらい)までに僕が見つけた僕たちの問題(僕が思ってるだけで、パートナーは違うことを考えてたかもしれませんが、)は、

⑴Openingの1st speakerがとりあえず糞。内容ない。←古典からやり直せ。classicなアーギュメントをある程度理解できるlevelでスピーチしろ。事象をきちんと説明しろってかんじですね、、、、

⑵Closing halfの時に、extensionがまず分からない。

⑶新しいmaterial/phenomenonを話していても、それの重要性を説く、いわゆる”framing”、metric/standardがない。

⑴に関しては確実に個人の問題です。他人から何かを言われて伸びるところじゃないということはわかっていたつもりですので、ちょっとだけ対策しました。自分でプレパして、ちょっとスピ練するくらいです。でも明らかに何もしていない時よりもずっと良くなったと思ってます。。。

⑵、⑶に関しては、自分がそもそもextensionとは何か、どうすればextensionとして見られるかなど根本的なところを何一つ理解していませんでした(今理解しているかどうかは置いときます。ただ少なくともextensionがそもそもなんなのかにおける理解は深まったはずです、、、)

だから、僕がやらなければならないことは、そもそもを理解することでした。だから色んな人extensionとかframingについて聞きまくりました。日吉練で、田村にもキヨにも馬場にも塩田にもみつしさんにもちょっと聞きました。夏セミでアンドレーとジャスミンが来ると聞いたので、今自分がわからないことを聞く千載一遇のチャンスだと思って、一寸の迷いもなく申し込んでextensionとframingについて聞きまくりました。僕が質問をした人たちは、幸運にも本当にみんながみんな心優しく丁寧に答えてくれて、僕のextensionについての理解がかなり進みました。(本当に理解できたのかはわからないですが、、、、)

大会が終わって特に思うのは、日吉練の時に秋T出場する人同士で、率直に各チームに対する意見を言い合えた環境、雰囲気はかなり良かったと思います。思っていることを上手く言語化して、意見を言う人もいれば、言語化はうまくできないけど僕たちのスピーチを聞いて「extension なくね?」とか「よくわからん」みたいな率直な感想を伝えてくれた人たちなどですね。うまく言語化して伝えてくれたことはダイレクトに改善策につながりますし、なんとなくの感想であったとしても、自分達がしようとしていることが不明瞭であるということを指し示していることなので、スピーチのストラクチャーをきれいにしようとか、スタンスをもっと明確にしようとか、他チームとアーギュメントの差別化をもっと明確に話さないといけないんだ!とか基本of基本に戻るきっかになりました。

こういうディベーター同士において、他チームに対する、率直な意見を言い合うというのは、みんな勝ち負けを意識してやってるので時に相手への僻みとかが混ざり合って強い口調とかになったり、ものすごいバイアスが入ったものになってしまうことも多いので、真摯にそれを受け止めるというのは難しいことではあるのですが、練習においてそういうことをやっていかないと、persuasiveになることを目指してやっているはずなのに寧ろその真逆の自体を招きかねないと思いました。

Nagoya Debate Openのセミファイのlovesexyの試合を見た時に、早川さんの1st speechをみてこういう1st speakerになりたいってまじで思いました。スピーチのスピードは心地よく、ストラクチャーめっちゃ綺麗で、exampleの出し方もうまい。その時はなんでこんなにうまいのか、どうして直感的に理解できるのかというようなことは全く分かっていませんでしたが、只々インスパイアーされて、うおおおおおおー(言語化不可能)ってなってました。

8月中頃に、「みつしさんとさやかが、僕たちが出した論題をプレパしてさやかがファーストスピーチをしてくれる」のを見る機会がありました。やばかったです。スピードはちょうどいいのに、タイマネがきちんとできてる。1stの神です。絶対に誰でも分かる。ストラクチャー綺麗。海外の一流大会のブレイクラウンドの音源でちょー早く大量のロジックを投げて勝ちまくっている人達を見て、すごいとは思うけど、こういうスピーチをできるようになりたいと僕はあんまり思いせん。でもこの時の練習でさやかのスピーチを見た時はまじでこういうのをできるようになりたいと心底思いました。僕は、英語力も頭も弱いんで、ダンプ系スピーチされると、本能的というか潜在的に拒否反応を示してしまうみたいです。。。

頑張る順爾その1

頑張る順爾 その1@秋t

<夏セミ>

夏セミに行って来ました。レクチャラーがアンドレイとジャスミンというかまじで世界のtop of topがわざわざ日本に来てレクチャーをすると聞いて、即刻行くことにしました。レクチャーの内容は凄まじかったです。マターの話とかどうストラテジーを取るかとかそういう話が多かったです。それはそれでもちろんとてつもなくためになったのですが、僕がそれ以上に「すげぇ、ディベートスキルが桁違いだ!」と思ったのが、wordingのベストチョイスな感じ、wordingの細やかさ、言葉の中に含まれている印象操作的な要素が本当に桁違いだと思いました。彼らは、レクチャーの時に決して難しい単語も使いませんし、長い日本の入試の長文で出てくるような難解な構造を持った文章も決して話ませんし、決して速く喋ることもありませんでした。彼らがレクチャー中にやっていたのは、短い文章で一つの事象/主張を何回も言い方を変えたり、例を変えたりして説明するというのに尽きていたと思います。繰り返して表現を変えていく中に、印象操作的な要素も含まれていたし、物事が単純明快に聞こえました。レクチャーを聞いていて分からないと言うことが本当にありませんでした。

アーギュメントのロジックももちろん大事だとジャスミンとアンドレイともに言っていましたが、スピーチの中でロジックとともに最も重要な事の1つは、「clarity」だと言っていました。僕は頭の中がしっかりできていないので、単純な事をめっちゃきれいに話しているスピーカーが好きだし、そうなりたいともずっと思っていました。(上述)誰にでも分かる単純で分かりやすいスピーチを目指そうと、薄々と思い始めていた時に、アンドレーとジャスミンがclarityが大事って言っていたので、最高にシンパシーを感じました。笑笑(スピーカーの次元が違うことはわかっているので、ここの部分に関する「失礼だろ!」みたいな批判は一切受け付けません。)

こんな風に、いろんなところからインスピレーションを貰って、大会の直前(本当に1週間くらい前から)からかなりclarityっていう部分を意識しました。

夏休みの練習は、こんな感じでかなり実りがあったと思ってます。いろんな先輩に質問する機会も得れたし、日吉練でも特に田村、キヨ、馬場あたりからかなりコメントを貰って、今までよりは貰ったコメントを活用できたと思います。

 2)大会
感想(僕の主観的な感想なので、批判は受け付けられません)

1)今回の大会のmotionは全部The BPモーションって感じでまじで楽しかったです。(僕が思うThe BPですね(^^))全く考えたこともないようなことがどんどん出てきて、まじでプレパ中に頭を振り絞ってまず何が起こっているのか(phenomenon)を1から必死で考えました。

またモーション全体的に、見たことあるからとかやったことあるからできるっていう要素がかなり少ないと思ったので、学年に関わらずみんな1から考えないといけないという点でかなり公平性が高いとも思いました。

1年生で古典をやっていた時にもずっと思っていたのですが自分の頭で、新しいことを考えることを要求してくる、さらに自分では到底思いもしないような視点に触れさせてくれるのがDEBATEなんだと本当に再認識しました。GFのCGとか特にその典型ですよね!!!OpeningとClosingであんなに議論が急展開するとは思ってもいませんでした。

2)今までよりもジャッジの僕への評価が高かった気がします。もちろんKDS Dのファーストスピーカー終わってるぞとの旨をRFDで組み混んでた方ももちろんいたんですが(本当にスピーチ終わってたんです)、全体としては良くなった気がします。(気がするだけです。)やっぱりclarityだったのか….!?

3)パートナー(塩田)とあんまりうまくいってませんでした。(人間関係上ではなくて、どういうストラテジー取るかとかそういう系です)僕はプレパの思考法が明らかにbottom upなんですが、塩田は真逆でtop-downでした。スピーチを作る時に僕は事象から説明しようとするのですが、塩田からマターを受ける時に、事象の説明から入られないので、塩田の話を最後まで聞かないと、どういうことを言おうとしているか分からず、スピーチを書き始めれなかったので、結構時間のロスがありました。似た思考法を持っている人同士だと、「これこういうことだよね。これ起こるよね。だからこういう風に見せよう。〜のdebateに見せよう」(僕が思ってるbottom up)とか「これ〜のdebateだよね。だからこれ説明しないといけなくて、これを説明しよう」っていう風な感じで簡単に伝わると思うんですが、今回悲劇だったのがお互いが片一方の方法でしかargumentの共有ができていなかったので、余計な時間が結構あったと思います。大会前に、余計なconfusion in prep timeを避けるために、チーム内での統一的なマターの伝え方、つまりどういう順番で内容を伝えるかを大会前にパートナーときちんと決めとかなければならないと思いました。

頑張る順爾 その2@秋t

頑張る順爾 その2@秋t

4)大会が終わってから強く思ったのが、GFに行っていたチームとSFで負けてしまった僕たちとの壁です。僕が今やっているのは、ただアナロジーを投げて「悪そうに聞こえさせてる/なんか高尚なニュアンスを含ませようとしている」っていうだけです。GFにいたチームもやっていることは本質的に同じことだと思うのですが、高尚なニュアンスを含ませる部分だったり、論理的に良い/悪いを説明しているように見せる力が全然足りませんでした。この部分の密度において何枚もの壁を感じました。いつも、全てのdebateにおいてゴリゴリっにこの力を発揮しなければならないとも思わないのですが、相手がそういうことをやってきた時に対処できる高い力を持って、アナロジーなどを使えるようになっとかなければならないと思いました。

5)どんな大会に行ってもいつも思うのですが、English fluencyとpronunciationは本当にとても大事だなと改めて思いました。正しい発音、正しいブレス、正しい抑揚のつけ方、この辺りのことをもっと練習、反復しないといけないと本当に思います。

6)脳の体力ないということを痛感しました。Semiの段階でプレパ中に本当に思考停止して、頭がぼーっとしてました。ただせさえ英語力、コンスト/フレーミングの精度で劣っているのに、思考停止して勝てるわけないなと思いました。

 

思ったことをひたすら書いただけなので、全くまとまりのある文章じゃないですね、、、、、、

秋T、全体としては、楽しかったです!

KDS!!!!!

KDS!!!!!この写真めっちゃいい!

〜To dear 後輩ちゃん〜

I strongly hope you never quit debate just because you feel disadvantages such as English skills. I’m so happy if you think “I may be able to overcome some difficulties” by looking at me(^^)

 

 

最後に、I hope I can crack down the widely spreading  norm that よっしゃ!順爾と当たった!ラッキー!by this tournament.     因むと塩田よりもスピーカースコア高かったです( ´∀`)

 

ウェイ!

 

Semi-Finalist

Semi-Finalist


秋T後すぐに慌ただしくブログを書かせてしまいごめんね、本当にありがとー!
そしてmalicious intentionでは断じてないです(・ω・)ノ
ちなみに執行部内で指摘された秋Tセミファイナリスト順爾さんのスペルミスの一例を最後に紹介させていただくと、openning, flaming, extentionなどがありました(・ω・)ノ

以下がKDSの実績となります!

Champion: KDS A (Atsushi Sumida, Hikari Tamura)
Grand final best speaker: Hikari Tamura

 Semi finalists: KDS C (Momoka Shibata, Hirokazu Matsuda), KDS D (Junji Yamamoto, Ryohei Shioda)

 3rd Best speaker: Hikari Tamura
10th Best speaker: Atsushi Sumida

KDS Aの優勝、KDS2チームセミファイ進出、本当におめでとうございます!!!

これから、(大沢)、ABP、ESUJ、紅葉、梅子、BP Novice、冬T…と大会ラッシュの季節が始まりますが、どの大会でも良い報告ができたらいいなあと思います!