The Kansai 2017

みなさんおひさしぶりです!最後にブログを更新したのはいつでしたっけね、、、(遠い目

4月はそれぞれの大学で新歓期を経て、KDSも多くの新部員を迎え入れることになりました!!これから皆さんが長くディベートを楽しみ、KDSの一員としてたくさん活躍できるように、上級生一同指導と応援をして参ります。

さて今回は(いつぞやの)(懐かしの)The Kansaiの感想文を田村に書いてもらいました!実はその後に彼はICUT、春Tでも大活躍をしているわけなのですが、その春の大会ラッシュを経て改めて思うことを綴ってもらうことができました。あの衝撃のジェミニ優勝以来の記事ですが、相変わらずの文才ですね(KONAMI)(影響されすぎ)

追記:原稿とともに投稿用の写真を田村が送ってきてくれたのですが、ありまゆが多くてありまゆ大ファンの広報は大喜びしましたヽ(・∀・ )ノ(アホくさいコメントは私のですので無視していただいて結構です。)


 

 

前回のGemini優勝のブログ以来の登場の田村です。私の場合優勝しないとブログに記事を書かせてもらえないらしいのでプラットフォームの確保とはかくも大変なものなのであるなあと思うと同時に貴重な場を頂いた中、約2ヶ月記事を延滞したのでTSUTAYAだったら破産しているなあなどと思いつつ筆を動かしています。

久し振りに文章を書くにあたって自分のGeminiのブログを読み返してみたのですが何と言いますか、輝かしいですね。「英語喋れないクソザコ3人うち1人1年が集まって下馬評全てひっくり返して優勝する」うーん御伽噺にして語り継いで貰いたいくらいですね。純粋に優勝を喜んでいる様子が文章から滲み出てきてます。

なので今回は優勝を純粋に喜びません。

目次

1時系列的事象の記述

2教訓

3感想

1、2よりも3の方が個人的には大切。

時系列的記述

前日

太陽が人民の真上で網膜を刺激する時間帯をスルーして夕方に起床した私はシャワーを浴びて目や顔にこびりついた微睡を排水溝へと沈めながら、数時間後には自分が大会のために修学旅行以来に東西のラインを超えるという事実をうまく咀嚼できないでいた。

昨日まで一緒に過ごしていた人間が翌日死んでいたくらいには実感がわかない。自分が大会に行くというよりも「君」が大会にいくという表現のほうが自身の意識と自己の距離感を適切に表現している。別に自我が分裂したわけはないが。そんなアメーバのような単純構造で精神が構築されているのであれば全国の精神科は職を追われることになるだろう。大規模失業によりむしろ精神科の需要は増えそうだが。

アメーバと間違われるくらい単純な脳味噌の持ち主である私は気付けば前日まで大会の宿も交通手段も確保しておらずチームでの練習はメンバーの住所やスケジュールの都合によりスカイプで4回プレパをしたのみであり、圧倒的に大会への実感に欠乏していた。具体的には一人暮らしにおける緑黄色野菜の摂取量と同じくらいには欠けていた。大学ディベート生活で迎えた4回目のGFを7-2スプリットで敗退した1週間前のディベすす以降どうやらスピーチをした記憶もない。7-2スプリットって結構メッタメタだな。HPDU2015(高校生の全国大会)の決勝で23-0の大敗を喫した記憶が蘇って思わず風呂場で叫びそうになる。ここで叫んでも自分の声が鸚鵡返しをして一人暮らしの虚しさを反響とは反比例して助長するだけなので昔の自分への呪詛は噛み殺した。

というわけで私が健忘症でなければどうやら私はThe Kansaiという大会を自分の脳内語彙に入れ損ねる形で本番前日を迎えたわけである。ナポレオン並みに杜撰な辞書だ。

着替え以外に充電器財布スマホプレパ用紙筆記用具などしか持っていくものがなかったので荷物の準備は比較的すぐ終わった。観光するほど風情を楽しめない人間なので荷物は最低限である。特に名残惜しむほどの歴史を刻んでいない家を後にして最寄りへと向かう。色彩を失って全身黒で商店街を歩く姿は不審者のように見えたかもしれない。ヘッドホンから流れるBGMに合わせて頭を振りながら歩いてみた。誘拐犯だと思われたかもしれない。チョコミントアイスのような清涼感のある表情をできないので腐った林檎のような無表情を維持しながら人混みを裂く。笑顔の練習をしたほうがいいかもしれない。

太陽光に照らされ商店街のショーケースの硝子に写る自分の姿を見るとやはり、それは今から関西へと足を踏み入れるような人間の相貌には見えず近所のラーメン屋にでも行くかのような飄々さであった。世界のモブに色を使うのすら億劫であると言わんばかりに頭髪から靴まで白黒である。

WSDCでタイ、ChinaBPで中国、WUDCでオランダとどこへ行くにも体の一部のようについてくるクロックス君は4年間365日のブラック激務に耐えかねてか靴底が大根おろしにかけられたかのように消滅して私の足の裏と地面の距離を短くしている。そのうちストレスで社員の胃に空くのと大差ない所作でクロックスの底に穴が空き私の素足が目の粗いコンクリート製道路に擦り付けられ紅葉おろしとなりそうである。そういえば同期は紅葉杯に去年出てたんだよなあ、その時大岡山で練習してたなあなどと学年大会専門の引きこもりとして海馬を働かせていた最中、私はこれから同期の数人と宿を共にするという事実に気がつき「光陰矢の如し」、と何時の間にか辿り着いていた駅のホームで言葉を漏らしてみた。やっぱり不審者だと思われたかもしれない。

頑張って最近読んだ本の文体を真似したみたけど疲れたので自然体で書きます。

初日

ORというものに足を踏み入れると漸く大会の実感が湧いてくる。独特の雰囲気に五感が飲み込まれているような感覚。よくよく考えたらただの閉鎖空間人口過密による酸素濃度減少に脳がやられてるだけかもしれない。その不健康な雰囲気はディベートというものを自己から掘り起こすのに一役買っているようである。2016年に出た大会では大会会場着いた朝から緊張で内臓が口から出そうな気分であったが、流石に大会慣れしたのか、普通に吐きそうな程度で済んだ。何も良くないね。健康体でディベートしたい。

命とのトレードオフに身を包まれながら既知の顔の人間と軽く挨拶を交わしながら今大会でのパートナーの1人有元万結と合流。ありもとまゆ。MayuArimoto。ありまゆ。まゆたそ。色々な呼称があるが基本的に有元さんと呼んでいるので有元さんという表記で統一しようと思う。明治維新ですね。ディベーターの名前って日本語表記すると違和感を寧ろ感じてしまう現象。初めて有元さんと会ったのは去年の4月頃大岡山練に溝上さんに連れて来られた時だっただろうか。BPって何?石油海にぶちまけた会社?くらいの乏しすぎるフォーマットへの理解をしたまま何故かCOに入れられた時に初めて有元さんのスピーチを見た気がする。こんな上手い人が大学にはいるのかと感動した覚えがある。以降ジェミニや秋Tの練習を通して常に競争相手、というか「倒してやる」という気概で向き合っていた人間といつのまにか気付いたら一緒に組む事になっていた。BPで4位だと思ってたら1位取ったみたいな感覚である。

もう1人のパートナーは富永さん。Tokyo Mini, Japan BP, TiTechCup, ディベすすという4大会を連続で優勝するという乱数調整を疑うパフォーマンスを見せる人物であり、今まさにレジ終了数分前の時点で姿を見せていない人物である。

LINE電話を通じて安否を確認しようとしたら「相手のLINEのバージョンが最新でないため通話ができません」と表示されて技術は人の内面まで支配することはできないのだなあとユビキタス社会の敗北を感じた。有本さんと焦ってたら富永さん普通に登場した。勝者の余裕という奴か。

ジャッジブリーフィングを聴きながら改めて凄いパートナー達だなあと感慨に浸っていた私を尻目に有元さんと富永さんはそれぞれ勉強していたのでUT法学部怖いと思いながらモンスターエナジーで不安を流し込む私であった。

余談だが、チーム名の「らぶせくしーくろびかりめがねず」の命名者は有元さんである。3人の共通点が人間である事と黒縁眼鏡以外なかった結果産み出されたこのチーム名、LoveSexy派閥に著作権侵害で通報されそうである。

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いい感じに照らされる富永さん

R1 Opp THW grant doctors the right to strike

初チーム合わせだったので古典で安心しました。

R2 Gov THW grant children the right to take gender reassignment surgery without the consent of their parents.

不条理に負けずに最後のGRをする有本さんの姿に感動しました。あのスピーチが聞けて有元さんと組んでよかったと思いました。41.5くらいあったと思う。お風呂の温度としてはちょうどいいくらいですね。

R3 Opp THBT developing countries should ban members of political dynasties from standing for elected office

R2で負けて落ち込んでたらプルアップでした。秋T前の駒場練でOOで同じモーションやったなあ、対戦相手の平本さん矢ヶ崎さんその時同じラウンドでCOだったなあ、とか思ってラウンド部屋行ったら工事の音がうるさ過ぎてやむを得ず廊下でディベートしました。

TheKansaiは海外大会だったのかもしれません。

R4 Opp THR the dominance of liberalism in contemporary socio-political discourse.

2連続プルアップでした。後のICUTでも2回連続プルアップされたのでTabに嫌われてるんだと思います。私はthumb-downしたかったです。WUDCと一日大会を除いてGemini以来久しくガチなバブルラウンドに入ってなかったので心音がEDMでした。緊張に弱いフレンズでした。

予選が終わって「みすじ」に行って肉を炭化させながら富永さんに「これでブレイク落ちしてたら明日も焼肉食べに行きませんか?」と提案するなど。political correctnessとequity policyの存在しない焼肉屋で只管笑っていたのはブレイク落ちへの不安の裏返しだったのだろうか。肉を焼く煙と喧騒と人に巻かれながら、どこか自分が上の空だったのを記憶している。単に一酸化炭素中毒だったのかもしれない。

帰路及び就寝の際、「神戸まで来て富永さんと有本さんと組んでブレイク落ちかあ」という恐怖が実態を以て咽頭の下を絞めるような感覚に襲われてさっき摂取した高級焼肉を嘔吐しそうになった。勿体無いのでちゃんと飲み込んだ。こいついつも吐きそうになってんな。

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私焼肉行ったことないけど「炭化」ってすごいね

2日目

パートナー2人とORで再開。心なしか2人とも顔が死後硬直のようにぎこちない動きをしているように見えるし多分私も死体みたいな顔をしていたんだと思う。私が元々生きた人間の顔をしているかどうかは疑問だが。

ブレイクアナウンスメントでドキドキするの久しぶりだなあという感想。心臓が正常に動作している事を告げるその音は自分の胴体の中に響き渡っている。生きているかどうか不透明な存在をしている私に心音が「今生存している」という事実を暴力的に告げているような気がする。この緊張感がディベートの中毒性の一端を担っている事はほぼ明らかだがあまり健康上に良いものではないし行政の指導が入ってもおかしくない。

ふとORが暗くなり人々の雰囲気も少々厳かなものに変わる。ブレイクアナウンスメントの開始が告げられた。

結論から言うと3位ブレイクしてた。過程も書くと、ブレイクアナウンスメントで自分達のチームが呼ばれた時に2人とハイタッチした。小学生並みの行動。久しぶりのブレイク自体への喜びに童心に帰ったのかもしれないしディベートはアンチエイジングに有効なのではないだろうか。その割に老害という言葉が黴のように蔓延っているのは頂けないが。

ブレイク落ちの恐怖で枯渇して風化しかけてた精神が水を与えられたように蘇生する。まだこの2人とディベート出来るのだと、まだ戦うべき試合があ「oct final出場者の人はサイドを決めるので前に来てくださーい!」3位ブレイクだったのでOF免除出来ず朝から脳を折檻せざるを得ない事に気がついて急激に精神が枯渇していった。眠い。辛い。帰りたい。

OF Opp THBT the feminist movement should oppose “Papa Katsu”

モーション決まった瞬間から有元さんがウキウキして楽しそうでよかった(KONAMI) ラウンド始まって流暢に喋り出すまゆありもと。彼女が、富永さんが考えて詰めてた3rd argumentまで全て喋り切ってしまったので、富永さんがDLOで用意してた原稿の3rd argumentの上にシャッとバツを引いていたのがシュールだった。

QF Gov THW establish an international body that govern all distribution of oil

チンニー、君R3でもOFでも私達のことジャッジしてなかった…?

SF Gov THBT assassination of dictators can be justified

SFでGovでVSさわさんという構図、1週間前にも経験した気がする。そしてunanimousで勝つのも1週間前に経験した気がする。

富永さんのGRが上手すぎて観客席にいたみつしさんが一言。「あれはAIだね」

GF Gov TH prefers a world without religion

THS antinatalismというモーションを見た瞬間にORに響き渡る声で大爆笑してしまった。即1をつけたらOppにVetoされてしまった。無念。 Gemini, 秋T, BP novice, ディベすすに続き5回目のGF。今度こそ緊張しないようにしようと思ったが見事に爆死したので、GF終わった後も、負けたとしたら自分の責任だなあ、SFのスピーチを皆に見てもらいたかったなあと無念の感に襲われ続けていた。

クロージングセレモニー中後悔に襲われantinatalismをずっと支持していた私は、GFの結果を聞いて愕然する事となった。優勝したの……?

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取り敢えず優勝はしました。ただWUDC終わってからずっと呆けてた自分がそのタイトルに相応しいスピーチをしたかと言われれば甚だ疑問であり、チームが優勝したというより「有元さんと富永さんが優勝した」という表現の方が適切な気がする。特にGFは自分が今までしたスピーチの中でも最悪の部類に入るものだったので複雑な心境で神戸を後にする事となった。

2教訓

・強い人とは組むよりも対戦した方が楽しい

当然強い人と組めば勝率は上がるが、自分自身が成長するかといえば甚だ疑問である。ここ数ヶ月感スランプ気味で、春T終わった直後に件の有元さんに「なんか私Geminiとか秋Tの時の方が上手かった気がするんですよね」と相談してみたら「それは自分より強いパートナーと組み過ぎてるからじゃない?」という指摘を頂いた。成る程確かにTabを見てみると自分がチーム内でスピーカースコア単独一位だったのは何回か?と数えてみるとあまりない。勿論タイで同率チーム内1位があったり、チーム内1点差だったりと、際立って自分が低いという事は基本的にないが、今回のTheKansaiでは有元さん5位富永さん6位私15位という歴史的に私だけ極端に低い順位だったので、Geminiの時の私10位郷中さん46位しゅんきさん39位に比べると大きな違いが窺える。

強い人と組むと頼り過ぎてしまうし自分個人の責任感が低下してしまうし窮地に追いやられないしスピーカースコアも伸びないし成長出来ません。かつ潜在的対戦相手がチームメイトにいるというのも、対戦相手の質の低下に繋がるのでよろしくないかもしれない。

TheKansaiでは、気付いたら1stで有元さんが綺麗なイラストしてくれるし、「これ言っておいて下さい」って富永さんに言うといつのまにかアーギュメント立っていたりとさながら業者でした。アーギュメントや反論を発注したら仕様の2倍くらい良いものが商品化されてました。反してGeminiではパートナーが「これ言って下さい」と言ったマターをドロップし、「これ言わないで下さい」って言ったマターを何故か言うとかいうブチギレ事案がよく起きてたのでそういう環境の方が伸びると思いました。何より勝った時の喜びの量が違います。

・ロールは色々挑戦するべき

私はずっと自分で自分の事をWhip専門職だと思っていた上に、Asianで言ったら適性はWhip>2nd>1stだと思っていましたが、どうやら本当の適正は1st>2nd>Whipみたいです。

Asianシーズンは、TiTechCupとディベすすDeputy、The関西Whip、ICUT 1st、春TWhip

BPシーズンは秋T Deputy/Member、ChinaBP First/Member、BPNovice主にDeputy/Whip、JapanBPとWUDC主に First/Whipとほぼ全ての役職をやってきましたが、客観的にみても主観的にも前の方のロールの方がパフォーマンスが安定して良いです。(とか言ってますが1stやったICUTで1点差でスピーカープライズ逃してるからこの説に確証は持てません)

多分GeminiでWhipやってなまじ優勝してしまったから「自分はWhip向きなんだ」と思ってしまったのでしょうけど、そんなことはなかったので皆さんも新しいロールに挑戦してみてください。因みに春Tも思い込みのままWhipで参加したらスコア低くてとても萎えました。前2人が優秀な時のWhipで点数を稼ぐ方法を身につけたい。

3感想

大会本番等の事象を無駄に修飾して記述してみたり、得られた教訓らしきものを羅列してみたものの、結局自分がこの文章によって何を伝えたいのだろうか、という疑問が湧いてきてしまった。それはまさしく最近の自分のスピーチ同様で、「誰かに何かを届けたい」という強い意志に欠けているように思える。結局はディベートとは人間による行為であり、根底には感情というものが不可避的に存在する筈である。果たして私はどのような感情を誰に伝えるべく文章を書いているのだろうか?約2ヶ月前の出来事であり、鮮明な自分の感情の機微というものの記憶は薄れてしまっている。ブログ執筆依頼を受けて私用により少し放置してしまったのが失敗で、筆を取ろうとするも、「果たして自分は何の為に筆をとったのか?」と考え込んでしまい全く文章を書けず、また先延ばしにするという悪循環に陥っていた。

勿論コミやAC、ジャッジや対戦相手に対する感謝の念はあるし、優勝という事実自体が微塵も嬉しくないという訳ではないが、どうもそれらが私の腕を動かすに至っていると断言するには無理があるように思われる。正直ブログ執筆だけでなくディベート一般に関して自分の事がよく分からなくなっているというのが真実かもしれない。

ただ、そんな状態でICUTや春Tを迎えたり色々な人と話をして幸運にも漸く自分が誰に何を伝えたいのか理解出来た気がするのでこうして原稿を入稿しています。

恐らく私が伝えたい事はパートナー2人への感謝というものに尽きると思います。それは今回の大会で組んで頂いた、という一時的な行為に対するものだけではなく、富永さんと有元さんという2人のディベーターの存在というもの自体に対する感謝なのだと思います。

・富永さん

まず、お忙しい中組んでくださり有難うございます。高校生の時から何回か直接お世話になったりしていましたが、まさか高校時代からの憧れでありずっと音源で聴いていた方と組む事が出来るとは夢にも思いませんでした。そして何より長年日本ディベート界をトップとして牽引して希望を齎してくださったことに感謝します。WUDC EFL優勝やUADCメインブレイク等ディベート界の歴史に残る業績です。これからお忙しくなってディベートへのコミットが減ってしまうのが本当に悔やまれますが、本当にありがとうございました。

・まゆありもと

Geminiで優勝を奪ったりBPNoviceで優勝を奪われたり半年間ずっとライバル視してた相手と色々な経緯を経て今回組むことになり優勝できたのはなんというかこれはこれで何かの小説の番外編のようだなあとぼんやりと思います。秋T前の夏休みに「お互いのプレパを見てみたい」と意見が合致して以来、何か機会があれば組みたいなあと思いつつ時は過ぎて12月、組む事が決定した時は本当に嬉しかったです。

FBによると、どうやらこの文章を書いている2日前の去年に有元さんと大岡山練で出会ったらしいがその時はまさか自分がこの人とこんなに対戦して最終的に組む事になるとは微塵にも思わなかったなあ。

幸運にも組ませてもらう事が出来て色々な事を学んだし優勝までズルズルと引っ張っていって貰うという事をした上でこの発言をしますが、やっぱり有元さんとは一緒に組むよりも対戦している時とか対立する立場で議論している時の方が楽しいなあと思うのです。

何故Geminiや秋Tの時の方が自分のパフォーマンスが高かったり、ディベート自体が楽しいと思えてたかという疑問に関して、貴方が言うようにパートナーの違いという要因も挙げられるかもしれませんが、一番の要因はやっぱり有元さんと競争してたから、に尽きるのかもしれないと思いました。自分とは意見がかなり異なるし、お互いに頑固だから譲らないしディベート内外でもバチバチしてたきがします。

ただ、本当にあの時期は貴方を倒そうという一心で努力していたような気がします。そのおかげでとてもディベートが楽しかったし成長出来たと思います。実は2016年1番お世話になった人かもしれません。

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頑張るありまゆさん集

私と同じく負けず嫌いで、努力家でいてくれて有難うございます。あと普段から色々相談乗ってくださって有難うございます。また暫く競争して、また休戦したくなったらしましょう。それまでにはもっと強くなっておきます。

国際的にも国内的にもどんどん魅力的・感動的なスピーチをする人間が少なくなっていく中でお二人は常に私のモチベーションであったと思います。本当にありがとうございました。まとまりも取り留めもない文章でしたが最後に私の好きな言葉を引用して終わりにしたいと思います。

「幸せの背景は不幸」

この言葉をどう解釈するかは貴方次第。

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おめでとうございます!!私は田村の地道な努力と到底言葉では表せない独創的感性を本当に尊敬してます(謎の告白)。これからの躍進も期待してるよ!

 

THE KANSAI 2017 RESULTS

Champion
らぶせくしーくろびかりめがねず(Hikari Tamura joint)

Main Quarter Finalist
Love Sexy Dynamite つけまつげ (Mitsushi Ono, Ryo Hayakawa joint)

Reserved Rookie Breaking Team
三田行き”確定”しているモリタツさんが後輩たちに神戸牛奢っちゃいますわんちゃんなのでvoteしてください(パクツイする奴は何やってもだめ) (Tatsuya Morimoto, Mio Wadano, Mizuki Ikeda)

7th Best Speaker
Mitsushi Ono

Rookie Best Speaker
Hikari Tamura

Best Adjudicator
Chin Yi Chow

5th Best Adjudicator
Rena Kitsui

Breaking Adjudicators
Chin Yi Chow(GF)
Kiyonobu Tamai(SF)
Rena Kitsui(GF)
Yoko Fujii(SF)

Reserved Breaking Adjudicator
Shunki Nakamura