Umeko Cup 2023

今回の担当は、KDS代表として梅子杯2023に出場した、26期の吉村泰丞さん、久保田奈々子さん、園田悠太さん、舘直毅さんです。

梅子杯は大学におけるディベート経験が1年未満のディベーター同士が繰り広げる、NA最強決定戦です。スーツがドレスコードとなっており、いつもとは違った雰囲気の本大会の様子を執筆していただきました。


Table Of Contents

1. 他己紹介

2. 梅子杯とは

3. 練習期間

4. 大会1日目

5. 大会2日目

6. 大会を終えて

 


 

1.他己紹介

【吉村泰丞】(他己紹介者:久保田奈々子)

彼は圧倒的笑いのセンスがあります。26期は変人で溢れ返っている中で、その変人1人1人に鋭く一言放つのですが、その一言がおもしろい。かと思えば、ボケキャラに回ってるときもあって、弟みたいなかわいい顔を見せる時もあります。ディベートにおいては、彼は勝ち筋を見つけるのがめちゃくちゃ上手いです。頭がキレキレです。背水の陣のような場面で相手の前提をボロボロに崩したり、アーギュメントをframingして、わたしがかろうじて立てた一見弱そうなアーギュメントでも、まさかの逆転で勝ててしまったといったような場面がたくさんありました。そういう劇的な反論が1番強い&1番難しいのですが、彼は難なくやってしまいます。そんな彼の意外な一面は、スヌーピーが好きなところです。もし彼に会ったときには、彼の持ち物に目をやってみてください。意外とスヌーピーがちらほらいます。

【久保田奈々子】(他己紹介者:吉村泰丞)

ななこの第一印象はとにかく明るい!新しく入った人にもとにかく話しかけて輪に入れてあげる、そんなコミュ力の塊のような人です。そして何よりも、直前にあった海外の大会でEFLカテゴリーでGFまで進出しているつよつよディベーターです!

練習では、率先してスパーの対戦相手を探してくれたり、プレパ練の予定を立ててくれたり頼もしい限りでした。練習期間や、大会当日も色々と悩んだりした時も彼女の持ち前の前向きさと直向きさに自分自身とても助けられました。

【園田悠太】(他己紹介者:舘直毅)

そのゆうは、高校からディベートをやっている強強ディベーターです。ペアのメンタルケアも上手いです。いつもディベートに真摯に向き合っていて、そんな姿に私ももっと頑張らねばと思わされています。例えば、梅子で決勝ラウンドで敗退してしまった後、私は飽きてしまい机で本を読んでいたのですが、そのゆうはジャッジにアドバイスを貰いに行ったりしてました。そんなディベート強強のそのゆうですが梅子の練習で仲良くなるに連れ自分と同じ趣味(RADWIMPSが好き)と言うことが明らかになりました!練習の後通話でradの曲をピアノで弾いたりして雑談していたのが懐かしいです。(これを書いてるのはせいぜい梅子の1ヶ月後ですが…)

【舘直毅】(他己紹介者:園田悠太)

なおきはいつも思いもよらない事を毎回言ってて、本当におもろいです。しかし、なおきは思った事をなんでも言いますが、ちゃんと周りを見ながら他の人が傷つかないように発言を気をつけてるのがわかります。だからKDSでは愛されキャラなんだと思います。ディベートに関しては、細かい議論が上手で、自分がメカが下手なのでめちゃくちゃ助けられています。特にR1ではban meatのところでbanした世界がどうなるのか複数のReasonで上手く立ててくれました。(梅子はR1で勝てたのがメンタル的にもでかいです)

2. 梅子杯とは

梅子杯とは津田塾大学で開催される日本で最も歴史あるNA形式の一年生大会です。各大学が最大2チーム/4名の代表者を選出し、大学対抗で新入生最強の称号を競います。

そのため、KDS内でトライアウトがありました。応募者がPM/LOスピーチをzoom上でそれぞれ行い、その録音を他インステの先輩方が審査する形式で行われました。KDS夏合宿後の8月上旬から中旬にかけてトライアウトが行われ、約2か月後に大会に出場する4人が発表されました。

3.練習期間

a. トライアウト後から大会本番までの練習期間

泰丞:僕は大学に入ってからディベートを始め、特に大会で実績も残していなかったので他に選ばれている3人と比べて実力が全然足りていない状況からのスタートでした。なので、「とりあえず死ぬ気でディベートに真剣に取り組もう」と心に誓って練習をしていました。先輩方にスピ練を手伝っていただいたり、ペアとプレパ練をしたり、なおきとそのゆうのスピ練にお邪魔したり、、、本当にKDSの先輩、同期には感謝しかないです!!そして、学校に行くまでの時間や、隙間時間はほぼ全て自分の知識を伸ばすために使いました(先輩からおすすめしていただいた音源を聞いたり、ネットのマターファイルを読んだり、苦手な分野についての文献を読むなど)

奈々子:トライアウトが発表されるまでずっとそわそわして気を揉んでいたので、発表されたときはその分すごく嬉しかったです。こっからスタートだ、という気分になりました。そこからはとにかく練習しました。ペアが決まった翌日から泰丞とスパーをしていたと思います。私自身、取っ付きづらいテーマになると上手くアーギュメントに落とし込めないのが悩みなので、論題ごとに言えることを整理してそれを別の似た論題のときにアウトプットできるようにすることを第一の目標に思っていました。わたしは梅子杯の2日前までMalaysia ABPに出場していたので、それに向けた練習を太一さんとすることで必然と梅子に向けた練習にもなっていましたし、泰丞とのプレパ練を日本でもマレーシアでもしきりに見て頂いて、滞在中には、わたしたち相手に太一さんとえみさんでスパーでボコボコにしてもらって、ジャッジをみなみさんにしていただいたり、現地のすきま時間にずっと古典モーションのおさらいをしていただいたり、日頃からKDSの先輩方にはラウンドのスピーチだけでなく、プレパから見ていただいて、その時間配分や思考方法を細かく指摘して頂いたりと、個人でも、ペアとしても、どう改善できるのかめちゃくちゃアドバイスをして頂きました。また、梅子メンバー決定後、夏休みのほぼ毎日、先輩方はzoomでプレパ練とスピ練をやってくださって、なんてお礼の気持ちを言葉にしたらよいのかわからないぐらい一緒に練習してくださいました。そうやって、「次のときはimpactを言語化してプレパを終わろう」「10分以内に勝ち筋は絶対決めよう」という、ペアとして2人が苦手で初歩的なところから、ラウンド中の連携まで、具体的に目標を定めて練習に毎回臨めていたと思います。

悠太: なおきとはプレパ練、ラウンド練を中心に1ヶ月間空いてる日は毎日練習してました。プレパ練では終わった後反省会をし、docsにまとめて改善し続けました。(ちなみに反省会後は雑談とかして、夢燈籠好きと言う意外な共通点があったり個人的に1番好きな時間でした笑)

ここからは3つの事件にまとめて大会をまとめていきます。

事件1:ラウンド練5連敗でなおきも自分もメンブレ

まず、大会直前に事件は起きました。なおきとラウンド練を3日前くらいからしましたが、5連敗してしまいました。大会に向けて1ヶ月前から準備してきたものが一気に崩れていった感覚に陥りました。自分ももちろん落ち込みましたが、なおきがめちゃ落ち込んでしまいました。チームとしては最悪な状態に陥り、なおきとはお互いに励まし合うことしかできませんでした。(後日談ですが、たいすけもこの状況見てられなかったみたいです)

そこで、たいちさん、りゅうきさん、ようへいさんから励ましの言葉をいただき、とてもチームの体制を立て直すのに助かりました。特に、ようへいさんにはプレパ練を最後にみっちり見てもらい、そこがチームのプレパの質を上げる鍵となりました。同期にもなおきと僕の5連敗を励ましてもらい、なんとかメンタルを改善することができました。今でも先輩方や同期には感謝しかないです。

直毅:大会までは本当にたくさん練習をしました。ラウンド練に加えほぼ毎日スピーチ練習などもしました。付き合ってくれた三人ありがとう!(って多分他の三人も同じこと書いてるんでしょうが) 特にそのゆうには、ディベートにおいてインパクトを深めると言うことが重要であると教えてくれたことを感謝しています。

b. 大会前日

泰丞:正直死ぬほど緊張してました。僕のペアが前日まで海外にいたこともあって久しぶりに対面でラウンド練をしたのですが、もちろん上手く行った所もあったのですが、改善点がいくつか見つかり、それが前日になって見えてしまったことに死ぬほど焦ってました。(多分ペアにも気づかれていないくらい静かに焦ってました)

奈々子:朝は美容室に行きました笑 マレーシアで髪がバっサバサになることを覚悟していたので、以前から朝イチの美容室を予約して、そのまま練習に向かっちゃおうと計画していました。日吉練では、なんかそのゆうなおきペアに勝てちゃったし、なんかみんなに上手くなったってちょっと褒められたし、気分は良かったです笑 が、当時そのゆうなおきペアがメンブレしているらしいという話だけを聞いていて、私の前ではわりといつも通りだった二人を今想うと胸が苦しくなります。「味方だけど敵」という存在は心強くもあったけど、心苦しくもありました。そのあと、21時からUTの人とスパーをするという鬼畜スケジュールの中無事すべて戦い終わり、泰丞とは解散しました。夜も全然めっちゃ寝れました。(翌日、地獄を見るとは露知らず。)

悠太:大会前日めちゃくちゃ緊張していて、練習5連敗ということもあり、とりあえずブレイクする事を目標にしていました。なおきとも前日はコンディション整えようと話していましたが、正直寝れなかったです笑

直毅:山あり谷あり 以上。

4. 大会1日目

R1 TH Supports a worldwide ban on the production of animal meat product.

R2 TH Regrets the rise of cosmetic surgery treatments targeting minors.

R3 THBT the LGBTQ movement should actively portray “coming out” stories in a positive way.

R4 TH Prefers an “anonymous candidate system” of voting.

泰丞: 鷹の台駅で待ち合わせをして会場へ向かいました。

スーツに身を包んだ人が大量にいるORは異様な雰囲気で緊張したのですが、KDSの先輩、ペア、同期といつも通りくだらない会話ができたのが自分にとっては本当に救いでした、、、(マジでありがとう)

R1は無事勝てたのですがここから悪夢が始まります、、

結果から言うと、R2、R3をどちらも落としました。どちらの試合もジャッジの方々が長時間ディスカッションを行うくらいクロースな試合だったのですがどちらも負けてしまい、オープンブレイクが確実になる3勝のボーダーに乗れないことがここで確定してしまいました。オープンブレイクを目指してここまで練習して来た僕にとっては、その確率がほぼ無くなったのは本当にしんどかったです。R3が終わってORに帰ってしばらく無言で座っていたのですがマジでいつ泣いてもおかしくないくらい辛かったです、、笑

史上最悪のコンディションで迎えたR4は一度見たことがあるモーション(出してくれた同期に本気で感謝してます)だったので勝ち筋はすぐ思い浮かび、ディベート自体もかなり有利に進められている感触はあったのですが、R2とR3のことがあったため終わった後は完全に放心状態でした。

オープン7位で自分たちのチームが呼ばれた時は本当に感無量でした。(大会で優勝するよりも感動したんじゃないかって言うくらい本当に感動しました笑)

ブレイクを知った後に食べた焼肉は人生で一番美味しかったです!!

奈々子: 私と泰丞にとっては地獄(天国?)の1日目ですね。1番記憶に残っているのはR4です。このときのチームの成績は、R1勝ち、R2負け、R3負け。スピーカースコアもそれほど良くないだろうという感覚だったので、ベストケースでRookie Break、ワーストケースでブレイク落ち。これを悟った瞬間、お世話になった人たち全員の顔がフラッシュバックしました。未熟なディベーターの私の練習に本当に多大な時間と労力を割いてくださった先輩方、トライアウトに惜しくも選ばれなかった同期たち、それでも「応援しているよ!頑張ってね!」と言ってくれた同期たちや先輩に、いつも悔しくてきゃんきゃんわめきながら帰ってくる私の話をだまって聞いてくれて、励まし続けてくれた家族。R4の待ち時間には、悔しさと申し訳なさと無力さとやるせなさで、涙がサーーっと頬を伝って、一向に止まらず落ちていくのがわかりました。R4のプレパが始まり、oppの方針を決め、ラウンド部屋に移動しました。始まるほんとに30秒前くらいに泰丞が、真っ赤な目をしている私に向かって、「ちなみにincentivize しておくと、おれらpull upだよ」って言ってくれました。1勝のチームの中では1番スピーカースコアがいいよ、だから勝ったらRookie BreakあわよくばOpen Breakできるかもよっていうことです。ラウンドが始まってからは、私の感覚ではこっちの方がcomparative な気がしていたものの、govの一番強いアーギュメントが上手く私のLOの段階から潰しきれていないのもたしかだと思いました。ラウンドが終わったあとは、KDS全員で焼肉に行こうという予定でした。そのゆうなおきペアはR3までに既に2勝しているためカテゴリーに拘わらずブレイク確実。もしわたしたちの名前が呼ばれなかったら、応援に徹しよう、2人を気持ちよく明日に向けて送ってあげよう、と試合後のお手洗いで一人で自分に言い聞かせていました。でもやっぱりどうしても諦めきれなくて、ORに戻って、ペアの泰丞がいて、そのゆうなおきがいて、そのあと夏の間ずっとお世話になった太一さんの顔を見た瞬間には肩が上がってしまうほど涙が溢れ出ました。会場から移動して、焼肉屋さんでBAが始まりました。R4で当たった相手が変わらず2勝のままでRookie Break1位、、、「Rookie Reseveredか、、、」と思っても名前がでてこない、、ということは私たちOpen Breakでは、、?となるものの、既にわたしはそんな冷静な判断を持ち合わせていないですし、スピスコが地の底をいくほどのゴミだと思っていたので、Open Break 7位で呼ばれたときには、literally 号泣しました。(あの動画持っている人たち今すぐ消去してください非常に恥ずかしいです)

悠太:

事件2:大会当日POIきもい

周りのサポートもあり、大会当日はお陰様で2位ブレイクをすることができました。ななこたいすけチームもブレイクをすることができ、最高の1日目を迎えることができました。

しかし、大会1日目のラウンド3では盛大なやらかしをしてしまいました。LGBTQ +のモーションで自分の混乱から“If I’m LGBTQ+in that context, are u going to discriminate me?”というクソPOIをしでかしました。それには流石のなおきにも注意され、これで負けたら自分のせいだと内心めっちゃ焦ってました。(相手は“I’m clever so I won’t discriminate you”というPOIの返しで、ラウンドルームが湧きました)

結果的にそのラウンド3でスライトで勝ち、2位ブレイクすることができました。

事件3:ななこ号泣、たいすけ落胆

両チームブレイクした裏では、練習で調子が良かったななこたいすけチームが不調でブレイクできないか怪しい状況でした。(詳しくは2人の文を参照)ブレイクナイトでは雰囲気が落ち込んでいて、顔も疲れ果てていました。そこで、なおきがいつも通り話を振ってくれ、たいすけがいつも通りツッコミ、ななこと俺もその話に乗るというクスッと笑える流れがあったおかげでなんとか雰囲気がこれ以上落ち込まずに耐えました。

直毅:大会本番は、意外とすぐに時間が過ぎていきました。大会までに練習では、負けが続き自信がボロボロでしたが、大会前日に大先輩陽平先輩にプレパ練をみてもらい最終調整ができたので、負けを引きずることなく予選ラウンドに臨むことができました。(陽平先輩ありがとうございました!!!!)そこからは、まあ語るほどのことは起きてません。

1日目夕食

梅子メンバーと観戦やジャッジに来てくださっていた先輩方と、近くの焼肉屋に行きました。ななこ、たいすけのチームは私たちのチームは決勝ラウンドに進むと思ってたようですが、本当は進めるか緊張してたんですよ?

けど結局、2チームとも決勝ラウンドに進めることになってめちゃくちゃ嬉しかったです。(ご飯を奢ってくれた先輩方ありがとうございました!(タンが一番美味しかったです)(これを書くことで私たちの来年のburdenが増えるわけですが…))

5. 大会2日目

Open QF: TH, as Aboriginal Australians, Prefer significant government support for accessing mainstream higher education as opposed to support for indigenous school.

Open SF: TH Supports government in developing world selling Western corporations the rights to privatize cities.

Open GF: TH, as environmentalists, Prefers to adopt a “corporative approach” toward corporations as opposed to an “antagonistic approach”.

 

泰丞:2日目ももちろん緊張したのですが、僕個人としては正直1日目に天国と地獄を経験して感情が上下しすぎてもうどうにでもなれ!みたいな感じでした、、笑 ブレイクした順位で事前に分かってはいたのですが、QFはKDSの同士討ちでした。もうここまで来たらお互い全力で潰し合おうと約束して試合に臨みました。結果は超スライトで僕たちが勝ちました。ペアが一度触れたことのあるモーションだったそうで、ペアのファーストスピーチを聞きながらめちゃくちゃ上手くね?って思ってました笑 SFも緊張せず、リラックスしていつも通りやろう!と思っていたのですが、オーディエンスがめちゃめちゃ多かった!ラウンド部屋に入った感想は圧やばい、、でした。対戦相手も有名なチーム+オーディエンスの多さでかなり緊張してかなりスピーチの質が下がってしまい、終わった後はほぼ確実に負けたなと思っていました。しかし、結果は超スライトで勝ち、GF進出!!!もう嬉しいとかじゃなくて信じられませんでした。GFはORでやるのですが、もう雰囲気が違いすぎてプレパの段階からかなり緊張しました。そのせいか、あまりプレパが上手くいかず、焦り、不安、緊張全てを抱えたままラウンドを迎えてしまいました。自分のスピーチはというと、壇上に立った瞬間に頭が真っ白になり、本当に何を話したか覚えていないくらい緊張していました。結果は負け。負けだと分かった時にはうわー、負けた、、くらいにしか思っていなかったのですが、帰路に着いた時にはかなり悔しさが込み上げてきました。勝ちたかった、、

奈々子:早速のQFはKDS対決でした。レジを終えて、そのゆうなおきが作戦会議を始めたので、「わたしたちもなんかする?」と泰丞に聞くと、「いや、おれらはいつも通りやろう」と言われたのを強く覚えています。というのも、そう思えるほどわたしたち練習できていたのかとそこで思えたのもそうですし、何よりその言葉がペアから出てきたこと自体がすごく嬉しかったです。実はぐっと胸に来ていました。

KDS同士ここで当たるか、、、と思って臨みました。モーションはAboriginal people。「えっ、太一さんとの練習でAboriginal ppl見たことある、、、」とまずなり、「あっここのreason、ちがうモーションのときの太一さんのanalysis使える、、!」というように、点と点が繋がるようにしてスクリプトを書いていました。ほとんどのreasoningはABP練習またはABP本番で得たものを組み合わせていたと思います。ラウンドが始まって、PMなおきがなかなかに仕上げてきたので、わあって思ってました。LOのわたしの番になり、前に立つと、オーディエンスに陽平さんと太一さんの姿が😭 そこで怖さが吹き飛んで、「もう、この状況に、このモーションに、このアナリシスなら、やるしかないじゃん!!」って思いました。やる気スイッチオンにして、全部言いたいことを言い切って席に戻ると、「めっちゃいい!めっちゃいい!!」って泰丞が言ってくれて、心の中で、「あーーもうペアに褒めてもらったし、大好きな先輩たちの前で言いたいこと全部言ったし、わたしこれ負けてもなんの文句もないわ。あとは泰丞任せた!!」って勝手に思ってました。(ごめん笑)(リプライにはちゃんと元気を取り戻してました)

(余談:後々話していると、泰丞あんまりわたしのスピーチ聞いていなかったらしくて、なんやねんあんたって思いました。)

ラウンド後のResult Announcementまでの間は、仲良く4人でキャンパスをお散歩して、謎ポーズで集合写真も撮りました(後ろの銅像の真似)。

 

結果はまさかの勝利で、びっくりしつつもSFに進みました。SFでは、泰丞お得意の相手をまるっと潰すコンテクストひっくり返しをやってくれて、さすがやわって思い、GFに進みました。

GFでは、プレパを失敗しました。笑 環境系モーションをこれから叩き込みます。でも楽しかったです。このラウンドに限ったことではないのですが、すごいジャッジの方々にスピーチを聞いてもらえていることで既にドキドキでしたし、たくさんの人に見られていましたし、このGFのおかげで絶対年内チャンピオンになるって誓いました。(p.s. 夢のセカンドポジで10月末にチャンピオンになれました!!笑)(でもオンライン大会ゆえにトロフィーもらえてないのでもうちょっと頑張り続けます)

悠太:大会の結果は2日目でななこたいすけチームに敗れました。(いつかリベンジして潰します🔥)

 

直毅:大会二日目は、色々と面白かったです。まず第一に、前日の時点で一試合目から部内試合が確定してしまっていた点です。ディベートは予選ラウンド1位vs最下位みたいな感じで決勝の相手が決まるので、梅子代表チームが二日目のquarter finalで当たることになっていたのです。しかし!第二に、二日目に決勝ラウンドに遅刻するチームが続出したのです。(三チームくらい?) それで部内試合になるかどうかがわからなくなってしまったのですが、結局、正規に決勝に進出したチームが、遅れたチームの中では一番最初に揃ったので結局部内試合になってしまいました。そして、部内試合で我々のチームが敗れてしまったのです…(あ、これは全然面白くないですよ)。けれども勝ったもう片方のチームはsemi finalで強豪チームを討ち破り見事grand final まで進出してくれました!

6. 大会を終えて

 a. 大会の感想

泰丞:まずは、組んでくれたななこ、もはや修行なんじゃないかと思うぐらいスピ練、プレパ練をしてくれたなおき、そのゆう、KDS練で試合をしてくれた同期、スピ練、ラウンドを通して丁寧にアドバイスしてくださった先輩方本当にありがとうございました!!

練習期間は楽しくもあり、辛くもあったな〜というのが感想です。同期や先輩とディベートの話をするのは楽しかったのですが、一生上手くならない自分のスピーチを録音して研究したり、ちゃんと増えているのかもよくわからない苦手分野の知識を調べるのがなかなか辛かったです。

大会の感想に移ると、1日の間でこんなにはっきり天国と地獄を見たのは初めてでした。本当にメンブレするかと思っていたらその2、3時間後に超おいしい焼肉を食べていたんですからね、、、(人生何があるかわかんない!)

総じてめちゃめちゃ良い経験をさせていただけました!

奈々子:終始、感情のジェットコースターだったのと、海外の空気&飛行機の空気で喉がカスカスだったので、大会過去一の疲労を経験したのですが、総じてすごく楽しかったです。そして、何よりKDSコミュニティのあたたかさを感じました。梅子への練習では、私たちがしつこい質問攻撃を何度しても全部答えてくれる先輩がいて、ディベートだけじゃない相談にものってくれる仲間がいて、大会中にメンブレしているときに連絡をくれて、勝ったときには一緒に喜んでくれる同期や先輩がそばにいて、幸せってこういうことなんだろうなって思っていました。そして、ペアの泰丞には本当に感謝してます。彼とはGeminiでも組ませてもらっていたものの、今回の梅子では、お互いにそれぞれができる限りの練習をしてこれて、ラウンドでは遺憾無く持ち前の実力を発揮してくれて、わたしがどうしたらいいかわからなくなって頼りなくなる瞬間には瞬時に補ってくれて、最高のペアだと思ってます。いつも照れくさくてなかなか言えなかったんだけど、ほんとにありがとう!!(public spaceで言っちゃえばちゃらになるなんて思ってないよ!ぜんぜん!!まったく!!)(最後まで素直になれなくてごめんなさい)

悠太:今回の反省としては耳にタコができるくらい言われましたが、コンパリ不足です。しかし、冗談抜きで本当に最高なメンバーでした。波瀾万丈の大会でしたが、このメンバーだからこそ乗り越えられたのだと感じています。また、ここまで支えてくださった同期や先輩方には本当に感謝しています。何かと未熟な僕ですが、これからもよろしくお願いします🙇‍♂️

直毅:なんだか味気ない文章ですが、感想を書くのが苦手なので許してください。これを読む人にとってなんの参考にもならなさそうだけど、まあこの文章はそのゆうやななこ、たいすけに感謝を伝える場だと勝手に定義したのでよしとしましょう。三人ともありがとう!!

b. これからどのようにディベートと関わっていきたいですか。

泰丞:ディベート楽しい!!もっとやりたい!!って感じではなくて、、、、この大会を通じてディベート(に限らず勝負事は全てかも知れないですが)の難しさや、いくら練習してもうまくいかない側面を痛感させられました。そのせいか、今はモチベが溢れ出てくる!って感じでは正直ないです笑なので、今後は秋T、もみじ杯に向けてゆっくり練習していきたいなと思ってます!

奈々子:変わらずこのままでいると思います。どちらかといえば余裕で悪化するかなって思っています。ディベート人生の学生生活の最後に「やり切った!!」と思える終え方ができるようになるまで頑張りたいと思っています。とりあえず目下の目標はチャンピオントロフィーを現物でもらうことです。それまでどんな事故に巻き込まれようと死ねないです。

悠太:これからディベートでは大会優勝、スピーカースコア79点を目指していきたいです。また、大会の成績だけでなく、ディベートの人ともっと仲良くなりたいと感じた大会でした。

直毅:ぼちぼちいこか。


Results

Open Grand Finalist
KDS THS the dress code of Umeko Cup. (Nanako Kubota, Taisuke Yoshimura)

Open Quarterfinalist
KDS THR the dress code of Umeko cup. (Yuta Sonoda, Naoki Tachi)

Open Best Speakers
4th Yuta Sonoda
6th Naoki Tachi
9th Taisuke Yoshimura

Rookie Best Speakers
1st Naoki Tachi
4th Taisuke Yoshimura
8th Nanako Kubota

Reply Best Speakers
2nd Naoki Tachi
5th Nanako Kubota

Best Adjudicators
5th Taichi Fukami
5th Yohei Horiguchi

DCA
Rea Okamoto