Wakaba Cup 2023

  今回の担当は、26期の久保田奈々子さんです。昨年末からディベートをはじめ、Wakaba Cupで見事チームプライズ、ノービスベストスピーカーに輝いた彼女に、KDSに入った経緯や、当日までの練習について執筆していただきました。

 


こんにちはーーーー!!!KDS26期 理工学部 久保田奈々子です。Wakaba Cupまでの練習などについてブログを書かせて頂きました。モーション解説なんてできないよお誰得だよおって思ってしてないのですが、万が一、何を言ったのか気になる方がいれば連絡ください。送りつけます。ゆるゆるブログです(笑)


Table of Contents

1.自己紹介

2.KDSに入った経緯

3.大会までの経緯

4.   大会までの練習

5.謝辞


1.自己紹介

改めまして、26期の久保田奈々子です。学部は理工学部で2年生です。そのため、既に学科分けされており、電気情報工学科です。半導体とかソフトウェア系を中心に勉強しています。ディベートは、大学からの初心者非帰国純ジャパです。(あ、8分の1だけ韓国があるらしいですが、できる韓国語は「アニョハセヨ」くらいですし、アイデンティティはほとんどないです。でもNetflixの韓国関連大好き。チェ・ソウン、イム・ジヨンまじ神)。

そんなよちよち歩きのひよこが、今や、あの、憧れの、KDSのBlogを書いているではありませんか、、、、、(泣)。プライズももらってしまって、、、、、、、(大号泣)。このBlogが最初で最後にならないように頑張ります(白目)。KDSに頭の先から爪の先までのめりこんでいる一人の未熟な者の戯言として、どうか最後までお付き合いくださいませ。

2.KDSに入った経緯

「いま2年生ということは、サークル、2年から入ったのかな」と思いきや、そうではなく、入サーは1年生の4月からバリバリしていました。姉が英語ディベートをしていたのもあって、高校ディベートの存在を以前から知っていたものの、わたしの中高にディベート部なるものが存在せず、そこまでの情熱もなかったことから、中高はダンスに明け暮れていました(なんならいまも)。「ディベート、大学になったらやりたいなあ」なんて呑気に思っていたところ、姉(実はKDSだった)から、「慶應では、KDSが一番喋れるようになるし、一番しっかり強い」と、そういうことらしかったので、KDSに入りました。その後、「スピーチ練習」という初歩的な練習で、試合形式ではなく一人ずつ喋る形式の練習に2回ほど参加しました。そこで自分よりも全然話せる人を目の前にし、また自分が全く喋れない現実にも直面し、かなりショックでした。俗にいう挫折です。そして、大学1年間ダンスをしていました。逃げるようにして(笑)

3.大会までの経緯

 約1年後の2023年1月、再び姉が登場。色々あって(笑)、「あなたディベート一回してみなさい」と言われました。「やるかああ、、」と、重い腰をあげました。ちょうどそのころ最後の1年生大会のKK Cupのペアを探していた25期の港斗に声をかけ、右も左もわからない私と組んでくれることになり、人生の中でたった4回のラウンド練のみで大会に臨みました。即興ディベートは1人7分の持ち時間があるのですが、もちろん大会まで7分なんて喋れたことなどありません。大体1分とか、多くても3分でした。” This… situation…is…really…” みたいな感じです。毎回スピーチ前やスピーチ後、「アナガアッタラハイリタイ、、、、コノママシンデシマイタイ、、、、、」だなんて思っていました。(笑) 時期も時期だったので、同期のみんなはもうすでに強々ディベーター。「自己肯定感爆下げ。ばか萎え。」ってしばらくの期間ずっと思っていました。なんで続けられたかといえば、姉に「やる」と言った手前引けないっていうのが大きかったのですが、だんだんディベートの頭フル回転の知の格闘技的な感じが好きになったのが1つです。そして、何よりコミュニティがえぐい良いんです。負けて負けて負けて、「ディベートだっるっっ」って思っても、「あーー練習でみんなに会いにいくか。」って思えます。すてき。

その大会の結果としては、ブレイクはできなかったものの、1つのラウンドで2位になるという良い結果にペアがしてくれたので、いい思い出になりました。ほんとにありがとうです。(本当に手のかかるペアだったよねほんとごめん)

それ以降、とりあえず存在するすべての国内大会に可能な限り参加して、場数を踏んでいきました(ただの身の程知らず)。この過程の中で、個人的に連絡をくださったり、日付が変わるまで練習に付き合ってくださったり、また時差の中でもzoomから丁寧にレクチャーしてくださった先輩のみなさま、本当にうれしかったです。この場を借りて、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。(これからもしがみつかせてください)。

4.大会までの練習

 「おいおい、このBlogなんなんだ。公私混同じゃないか!!もっとWakabaのことを書け!!」と思ったそこのあなた。大正解ですね。ただ、1つ言わせていただくと、私もこの、人生に一度あるかないかの貴重な機会を最大限に堪能したい、、、!!(笑)はい。本題へ。

Wakabaへの練習についてです。ペアとしての練習と個人としての練習の二つに分けて、1つのサンプルとしてご紹介できたらと思います。

4.1 ペアとしての練習

ペアも大学始めで英語母語話者ではなかったので、基礎的なところからやっていきました。わたしは少しスタートの早かったものの人にあーだこーだ言えるほどの実力はないので、ディベートの基礎を確認するべく、KDSのレクチャーをお互いにまず確認しました。(恵まれた環境、、、)そのあとは息を合わせることを重視していたと思います。やったこととしては、時間の使い方の擦り合わせとコミュニケーションです。どんなペアと組むにしても時間の使い方は詳しく擦り合わせておくべきだと感じます。最初の何分を個人のブレインストーミングに充てるのか、勝ち筋はどの段階で決めるのか、原稿をどれくらいで書くのか。毎試合ぴったりにいくことはできないけれど、息が合うっていうのはこういうところからの積み重ねなのではと思います。次に、コミュニケーションについてですが、どんなモーションでも正しい方向性がずれたり、自分の詰めが甘くなったりするところが出てくると思います。その時に、ちゃんと声を上げること。(笑) 気を遣わず、「ここ無理!!」とか、「それ違くない?」とか言い合えると、プレパがちゃっちゃか進んだ気がします。私たちのような初心者あるあるとして、相手がどんな風に言ってくるのかを考慮せず自分のサイドに言えることしか考えなかったり、攻めたつもりが逆に自分たちのインパクトを薄めさせる「諸刃の剣ソフトスタンス」を立てたりと、プレパ時間が徒労に終わる悲劇になりかねないので、勝ち筋は確実に選び切ることを互いに意識していたと思います。

4.2 個人としての練習

個人としては、主に3つあります。

KDS練に参加する

ディベート資料を読む

スパーで先輩からのフィードバックをもらう

です。

KDS練は参加しているのは同期がほとんどで切磋琢磨できますし、毎回の練習で先輩からフィードバックをもらえるのは本当に貴重な機会だと感じています(わたしも先輩になったら後輩にしてあげたい)。

 ディベート資料については、たらたら最初から読んでいても右から左で身に付かないので、読み物というよりかは、辞書的に使う方がいいなあと、使っていて感じました。読んでいて楽しいものは、それはそれでいいんですけど、世の中すべてのものがそうではないみたいなので(笑)、そういう使い方もいいんじゃないかなって思いました。

 スパーは非通常練習ですので、精神的にも物理的にもゆっくりじっくり先輩からアドバイスを頂けて嬉しかったです。あとは、単純に場数が増えて、ペア練習としても二人でやることへの慣れに繋がっていたと感じます。

5.謝辞

本大会で運営してくださった方々、執行部の方々、練習してくれた同期、ジャッジをしてくださった先輩方、本当にありがとうございました。こんなに恵まれた環境でディベートができていることに日々感謝しています。

書きながらも、「まだまだだなあ自分」と思うばかりです。私も、強くて優しいディベータ―になりたいです。焦らず、弛まず、怠らず、頑張ります。

そして最後に、last but not least!!, ヒョン!!組んでくれてありがとうなっ!!!><

 


Wakaba cup 2023

[Results]
Open Best Teams
1st POIしちゃったんだ多分気付いてないでしょう? (Atsushi Sugawara, Naoki Tachi)

Open Silver Best Teams
2nd 出会って5秒でディベート (Chan Pok Man, Hiroaki Matsuo)

Novice Best Teams
2nd いちごみるく (Nanako Kubota, Kanghyeon Nam)
3rd チョコクッキー (Rin Miyoshi, Ayano Komatsubara)
4th No beef at new leaf (Yuri Hayakawa, Kotaro Iimori)
9th 砂糖醤油 (Gen Taniguchi, Anonymous)
10th →↓↘︎+P (Kai Norioka, Kentaro Kashiwagi)

Open Best Speakers
1st Atsushi Sugawara
4th Naoki Tachi
8th Chan Pok Man
10th Hiroaki Matsuo

Open Best Silver Speakers
5th Yuri Hayakawa
7th Diona Angelica

Open Best Novice Speakers
1st Nanako Kubota
2nd Kotaro Iimori
6th Rin Miyoshi
8th Kentaro Kashiwagi
8th Rintaro Wadami

EO Ryunosuke Gyotoku