しゅんきのADIコーヒー日記

2月中旬に韓国の中央大学校で行われたAsian Debate Instituteは、ディベートに触れられる良い機会であるのみならず、韓国の街を楽しめるのも大きな魅力の一つです。なので、ADIブログ第二弾ではちょっといつもと趣向を変えて、中村舜生による「コーヒー日記」を読んでみましょう。ディベートから離れてほっと一息・・・???


こんにちは!ディベート界随一のコーヒー通KDS18期の中村舜生です。この度頼まれてもいないのにこのレポートを書かせていただくことになりました。ディベートに関してはごうけんが熱き思いを滾らせて記してくれていると思うので、この記事ではディベートには一切触れません。この冬ADIを語る上でもっっっと大事なことがあるからです。それは、「韓国のコーヒー事情」です。なぜコーヒーについて報告をしなければならないのかその理由を語らせて下さい。

なぜ今コーヒーについて書くのか。

東京に吹く風も冷えきってきた頃、僕は冬ADIに参加することを決めました。様々な人達との出会いやそこでの成長に思いを馳せながら、一つの不安が浮かび上がってきました。「おいしいコーヒーは飲めるのか…?」朝昼晩の珈琲摂取を欠かさないcaffeine addict の僕にはコーヒー環境は死活問題です。そしてこの時にこのコーヒーレポートを執筆する必要性を強く感じました。理由は3つあります。①生活の重大な要素であるコーヒーに関して報告することで、ADIの舞台である韓国についてADI参加を考えるディベーターに理解を深めてもらう。②未来の後輩達がソウルでのコーヒーに関する不安から夜も眠れなくなる事を防ぐ。③なんでもいいからブログを書いて僕も目立ちたい

コーヒーのスコアリング(!?)

以下、Scoring基準です。

Scoring: Awful (65~66)

・なぜ店をやっているのかわからない。コーヒーを通じてどんな思いを伝えたいのか非常に分かりづらい。すべての面において大きな問題があり、評価に困る。コーヒーを舐めるな。
・もう二度と来店しないレベル。

Scoring: Extremely Poor (67~69)

・香りが著しく伝わってこない。味に個性がほぼないなど多くの面において問題を抱えており、評価に困る。
・ほぼ確実に繁盛しない。

Scoring: Poor (70~71)

・このコーヒー大量消費社会において、思考を伴わない消費者らによって存続できている程度の味。
・店内がダサい。清潔感に欠ける。

Scoring: Below Average (72~73)

・なにか美味しくない。
・店内に余裕がない。BGMの選曲が良くない。
・カフェインに餓えているときのみ入店するレベル。

Scoring: Average (74~76)

・可もなく不可もない味。ある程度香りもあり、一応の珈琲らしさを感じさせる。
・Wi-Fi環境があれば通うレベル。

Scoring: Above Average (77~78)

・香ばしい香り、芳醇な香りなど、何らかの長所を感じさせる味。
・週に何度か通い、友人や恋人を連れてきても恥ずかしくはないレベル。

Scoring: Good (79~80)

・品種、ブレンドなどになかなかのヴァリエーションを持ち、それぞれの差別化が図れている。
・週に三回は通いたいと思わせるレベル。

Scoring: very good (81~83)

・品種、ブレンドの種類が豊富で、店員のコーヒーに関する造詣も深い。漂う香りと後味に感動を覚える。
・コーヒーを飲みたくなった時にふと思い出し恋しくなるレベル。

Scoring: Excellent (84~85)

・完璧。コーヒー界の神。飲んでいるときに溜息が零れ、荒廃した社会の喧騒を忘れてしまう。
・毎日このコーヒーの薫りを思い出し、日々の仕事に手がつかなくなってしまうレベル。

まずは、残念ながらブレイク落ちしてしまったコーヒー達を紹介します。

  1. 韓国セブンイレブン:71
    韓国に降り立って初のコーヒー。初日に一杯も飲めず、禁断症状によって震える手を抑えながら購入しました。いたって普通のコンビニコーヒー。心なしか日本の方が美味しい気がしますね。1 (2)
  2. Angel in us coffee:73
    滞在地の弘大において大通りに店を構えています。店内もなかなかおしゃれで、味自体は75~6をつけても良かったのですが、問題がありました。トイレが臭すぎたんです。あまりの臭気に泣きながら飛び出て二度と来ないことを誓いました。3
  3. 中央大学内にあったカフェ:78
    非常に濃厚でミルクの量も丁度良いカフェラテに出会えました。大学内でこのレベルのコーヒーを飲めるのは羨ましいです。
    味も接客も良かったのですが、一度行ったきり休業してしまい訪れることが出来なくなってしまったので、腹いせにブレイク落ちさせました。イラジャですね。3
  4. Paik’s coffee:76
    胡散臭いオッサンが目印のコーヒー店。ADI参加者がよく飲んでいた甘めのコーヒー飲料をいただきました。クリーム感と甘さが強く、コーヒーが苦手な人も美味しく飲めるのではないでしょうか。4
  5. NUCLEAR COFFEE :75
    インパクト大な店名のこのお店。日本で出店するのは無理そうです。HACK SIZEというなんと1Lも入ったサイズを購入しました。残念ながら味にインパクトはなかったです。5

ここからは、晴れてブレイクしたコーヒーたちです。

6. TWO SOME COFFEE:80
火曜日の朝にこのお店を訪れ、ドリップコーヒーを頼もうとしたところ、
「もう売り切れてしまったんです。すいません。」と言われ、がっかりしながらも「また明日来ますよ!」と返したのですが、なんと「週末まで豆が届かないんです…」とのこと。
(なん…だと!?コーヒー屋にコーヒーがないなんてことがあり得るのか….)そう衝撃を受けながらも土曜日まで待ち続けました。五日間待ちに待ち続け、エチオピアをいただきました。これがとても美味しい!この豆独特の香りと豊かな風味が、待ち続けた感慨と相まって僕の頬に一筋の涙を伝わせました。2

7. 弘大の二階立てカフェ:81
一階はテイクアウト専門、二階はゆったりとしたスペースが広がるお店でした。カプチーノを注文。質の高いスチームミルクと濃厚なエスプレッソが合わさってとても美味しかったです。
みんなが続々と帰国していく中、血迷って延泊の予約をしていた僕。たった一人ソウルに取り残された僕はこの一杯を味わいながら人生について様々な思索を巡らせました。思い出深き一杯です。6

8. レゴのカフェ:82
店内にレゴブロックの作品が飾られた可愛い店内。カプチーノの上にザラメを散りばめ、バーナーで焦がしたドリンクを飲みました。見た目も面白く、とても美味しかったです。78

9.キャプテンこうたろうの奢ってくれたコーヒー:85
Seoul Coffee Cup 2016のchampionです。
経緯:日本語でディベートをやってみようというかねてからの企画を、負けたものがコーヒーを奢るという条件の下、宿において敢行しました。Matchingはキャプテンこうたろうと僕の一騎討ち。二分間という非常に短い準備時間にも関わらず巧みなスピーチを披露するキャプテンこうたろう。さすがの貫禄に圧倒されましたが、キャプテンにコーヒーを奢らせるという執念のもと決死のスピーチをぶつけました。
結果は、僕の勝利。初めてキャプテンに勝った瞬間でした。この一杯にはそんな勝利の喜びが詰まっており、一口飲み進めるごとに、歓喜の声が湧き上がるような多幸感に包まれましたね。 (次は英語でも勝ちたいです。)9

まとめ

韓国はコーヒー大国です。至る所にカフェがあり、数においては日本を凌駕しています。ただ、エスプレッソ文化であり、ドリップコーヒーを提供していないお店が多いです。その点だけ注意しておけば韓国でのコーヒーライフを楽しむことが出来ると思います。

では、未来のADI participantsの充実したコーヒー生活を祈ってこの報告の結びとさせていただきます。

P.S
流石にディベートのデの字も出さないのは憚れるので、9th best speakerを獲得し、喜びに満ち溢れている僕の写真を添えさせてください。  おーらす
完全に調子こいてる顔ですね。


Thank you for an excellent coffee report written by the CA of “Shunki Coffee Cup”!
ディべキチなコーヒー日記、いかがだったでしょうか?
読んでいてちょっと「?」ってなった新入生の方もいたかもしれませんが、KDSに入って大会に参加すればその意味がきっと分かるはずです!お待ちしています!